ヘラルボニー×ことでん 香川を彩るアート電車運行
ベストカレンダー編集部
2025年12月4日 18:25
いろんな色ラッピング電車
開催期間:12月4日〜7月31日
香川の風景に色を添える「いろんな色」──走るアートラッピング電車が12月4日から運行
株式会社ヘラルボニーは、高松琴平電気鉄道(ことでん)と共創し、契約作家・山内雅人氏の作品「いろんな色」をデザインしたアートラッピング電車(2両編成)を、2025年12月4日(木)から琴平線で運行開始すると発表しました。ヘラルボニーはミッションを「異彩を、放て。」とし、障害のイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニーです。ことでんは公共交通として多様な人々の移動を支える鉄道事業者であり、両者の理念が共鳴した形で今回のプロジェクトが実現しました。
運行開始日や運行区間、対象車両などの具体的な情報は以下の通りです。記事中では作品やアーティストの経歴、プロジェクトの背景、関係者のスタッフ一覧、双方の企業概要、そして著作権表示に関する注意事項まで、プレスリリースに記載されている情報を漏れなく整理して伝えます。
プロジェクトの背景と合言葉「はみだせ、しあわせ。」
本取り組みはヘラルボニーの「異彩を、放て。」というミッションと、ことでんの「あらゆる人が自由に自分らしく暮らせる地域をつくる」という理念が重なり合った共創プロジェクトです。両者は、「こうあるべき」「こうでなければ」といった固定観念や先入観を手放すことを促す意図を共有し、乗客に対して「走るアート体験」を提供することを目指しています。
スローガンは「はみだせ、しあわせ。」。香川県に在住する山内雅人氏のアートと、それに伴う新たな景色への問いかけを車両にラッピングすることで、日常の移動に小さな驚きや気づきをもたらす狙いがあります。プレスリリースでは、乗客が「おや?」と立ち止まり「くすっと」するような体験を期待する旨が表現されていますが、具体的な演出や車内での企画内容については明記されていません。
山内雅人氏の作品と制作背景
作品名は「いろんな色」。山内雅人(Masato Yamauchi)氏は香川県さぬき市にある障害者支援施設・のぞみ園に所属する作家です。創作活動は支援員の何気ない声かけから始まり、色画用紙をちぎって貼る貼り絵や色鮮やかな塗り絵を中心に制作を進めています。
近年はエクセルで作成したマス目に色鉛筆で一マスずつ丁寧に塗る作品づくりに集中しており、毎日30分という決められた時間の中で独自の色使いや塗り方によって唯一無二の表現を生み出していると紹介されています。作品は色彩感覚に優れ、制作に集中する姿勢が評価されている点が強調されています。
のぞみ園について
のぞみ園は法人理念として「障害をもっていても もっていなくても 男も女も 『生まれておめでとう・成長しておめでとう・長生きしておめでとう』といえる社会づくりをめざす」を掲げています。多様化する福祉ニーズや制度の変化に対応しながら障害福祉サービスの維持・向上と利用者の幸せを目指す事業運営を行っています。
施設方針は「のぞみをもっていきよう」、利用者の意思および人格の尊重、利用者の立場に立った障害福祉サービスの提供の3つが柱で、施設入所・生活介護・就労継続B型事業を通じて本人なりの自立や集団参加、社会参加を促進しています。
アートラッピング電車の詳細と運行情報
アートラッピング電車は琴平線の1200形1203号車・1204号車の2両編成で運行されます。運行開始日は2025年12月4日(木)で、運行期間は2025年12月4日から2027年7月頃までの予定と発表されています。運行区間は琴平線(高松築港駅〜琴電琴平駅)です。
対象車両や運行区間の情報は、日常的に高松市内中心部を走ることでんの既存路線・車両と連動して発信されます。車両は首都圏などから譲渡されたものが活躍しており、ことでんでは来年度以降に新造車両導入を予定している点や、琴平線における複線区間の延長、新駅開業の予定があることもプレスリリースに記載されています。
運行スケジュールに関する補足
プレスリリースでは運行開始日と運行期間(〜2027年7月頃予定)が明記されていますが、具体的なダイヤや運行頻度、特定日の運行有無については記載がありません。詳細なダイヤは追ってことでんからの案内や運行情報の確認が必要です。
なお、プレスリリース内には「出発式の様子」という項目が記載されていますが、本文上はその具体的な内容や写真説明は掲載されていません。この点については、主催者側から別途写真や報告が提供される可能性があります。
関係者・スタッフ一覧と両社の会社概要
本プロジェクトに関わる主なスタッフは以下の通りです。プレスリリースに記載された表記のまま列挙します。
- プランナー:岡 志津、阿部 麗実(ヘラルボニー)
- プロジェクトマネージャー:山中 肇(ヘラルボニー)
- ビジネスプロデューサー:伊藤 琢真、鎌田 亮太朗(ヘラルボニー)
- クリエイティブディレクター:桑山知之(ヘラルボニー)
- アートディレクション/グラフィックデザイン:遠藤 光太(株式会社ハラペコ)
- コピーライティング:北野 早苗
- スチール撮影:近藤拓海
以下に、プレスリリースにある両社の要旨を整理します。記載は原文に沿っています。
- 高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん)
- 琴平線(高松築港駅〜琴電琴平駅)、長尾線(瓦町駅〜長尾駅)、志度線(瓦町駅〜琴電志度駅)の3路線を運行する鉄道会社。高松市内中心部を走り、多くの通勤通学の利用者が存在。車両は譲渡車が中心だが、来年度以降に新造車両導入予定、琴平線では複線区間の延長や新駅開業の計画がある。
- 株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co., Ltd.
- ミッションは「異彩を、放て。」。障害のある作家が描く2,000点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うビジネスモデルを構築。ブランド「HERALBONY」の運営、企業との共創、社員研修、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」主催などを行う。2024年7月にフランス・パリに「HERALBONY EUROPE」を設立。
ヘラルボニーの所在地・代表および関連リンク
会社情報はプレスリリースに記載の通りです。代表者は松田 崇弥、松田 文登。所在地は本社が〒020-0026 岩手県盛岡市開運橋通2-38、東京拠点が〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル3F受付です。
公式サイトおよびオンラインストアは以下です(プレスリリース掲載):
コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp
オンラインストア:https://store.heralbony.jp/
著作権表示とまとめ
プレスリリースでは、本文書に掲載されているアート作品の画像データはすべて著作権者の作品である旨が明記され、使用の際には必ず作品タイトルと作家名の記載をお願いする注意書きが添えられています。報道や紹介の際にはこの点に留意する必要があります。
以下の表は本記事で取り上げた本プロジェクトの主要事項を整理したものです。日付、運行区間、対象車両、アーティスト情報、関係者、会社情報などを一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プロジェクト名(呼称) | 「はみだせ、しあわせ。」共創プロジェクト(ヘラルボニー×高松琴平電気鉄道) |
| 作品名 | いろんな色 |
| アーティスト | 山内 雅人(Masato Yamauchi)/香川県さぬき市・のぞみ園所属 |
| 運行開始日 | 2025年12月4日(木) |
| 運行期間(予定) | 2025年12月4日(木)〜2027年7月頃 |
| 対象車両 | 琴平線1200形 1203号車・1204号車(2両編成) |
| 運行区間 | 琴平線(高松築港駅〜琴電琴平駅) |
| 主なスタッフ | プランナー:岡 志津、阿部 麗実/PM:山中 肇/ビジネスプロデューサー:伊藤 琢真、鎌田 亮太朗/クリエイティブディレクター:桑山知之/アートディレクション:遠藤 光太(株式会社ハラペコ)/コピー:北野 早苗/撮影:近藤拓海 |
| 発表日(プレスリリース日時) | 2025年12月4日 15時14分(株式会社ヘラルボニー発表) |
| 関係企業(概要) | 高松琴平電気鉄道株式会社(ことでん)/株式会社ヘラルボニー(HERALBONY Co., Ltd.) |
| ヘラルボニー所在地・代表 | 本社:〒020-0026 岩手県盛岡市開運橋通2-38、東京拠点:〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目5−16 銀冨ビル3F受付。代表:松田 崇弥、松田 文登 |
| 公式URL | https://www.heralbony.jp / https://store.heralbony.jp/ |
| 著作権について | 掲載されるアート作品の画像データは著作権者に属するため、使用時には作品タイトルと作家名の表記が必要 |
| 出発式の記載 | プレスリリースに「出発式の様子」との項目があるが、本文中では具体的な説明は記載されていない |
以上の内容は、プレスリリースの全情報を元に整理しています。具体的な運行ダイヤや出発式の写真・詳細、運行中のイベントなどについては、ことでんまたはヘラルボニーからの追加発表や公式案内を確認する必要があります。アート作品の扱いや掲載にあたっては、著作権表示の遵守が求められます。