12/25に間に合う！60代の3人に1人がクリスマスデート予定

中高年のクリスマス像：60代はデートを「理想」とし、3人に1人が予定あり

40歳以上を対象とする恋活・婚活マッチングアプリ「ラス恋」が実施したアンケート調査により、クリスマスを前に中高年の意識と行動実態が明らかになりました。特に60代での「デート志向」が顕著で、60代の76%が『恋人か気になるお相手とクリスマスデートをしたい』と回答し、実際に3人に1人（33.1%）がデートの予定があるとしています。

調査は2025年11月7日から11月10日にかけて、ラス恋アプリ内で実施され、対象は40〜80代のユーザー1,280名です。中高年の多くがクリスマスを特別な日と捉え、ロマンティックな過ごし方を望んでいることが本調査で示されました。

調査で示された主要な数値

調査全体を通じて目立ったポイントは、理想と予定の乖離、年代や性別による過ごし方の差、そして短期間での初デート実現率の高さです。以下は代表的な数値です。

• 全体の70.2%が『恋人か気になる相手とデート』を理想と回答
• 理想のトップは『気になるお相手とデート』44.6%
• 実際の予定では『ひとりでゆっくりと過ごす』が40.3%で最多
• 全体の約4割（41.2%）が誰かと過ごす予定がある
• 60代のデート希望は76%、60代の予定ありは33.1%
• ラス恋カップルの73%がマッチングから2週間以内に初デートを実現

これらの数値は、中高年の恋愛意欲が高い一方で実際の過ごし方は多様であることを示しています。

年代別・性別の違い：40代と60代の対比と選択肢の多様性

年代別・性別の分析では、特に40代で男女の過ごし方に大きな差が見られます。40代男性は『ひとり』や『仕事』が上位に入る一方で、40代女性は『家族』で過ごす割合が突出しています。こうした違いは、生活環境や家族構成、仕事の関わり方などが反映された結果と考えられます。

一方、60代は男女ともにデート志向が高く、約8割が『クリスマスを誰かと過ごしたい』という意向を示しています。年齢を重ねた世代でもクリスマスを恋愛の契機や特別な時間として重視する傾向が強く表れています。

具体的なランキング（理想と予定）

調査では「理想」と「予定」で順位が分かれる結果になりました。理想では『デート』系が上位を占める一方、実際の予定では『ひとりで過ごす』が最多です。

実際の予定の上位は「ひとりでゆっくりと過ごす（40.3%）」「気になるお相手とデート（21.6%）」「バリバリ仕事をする（18.4%）」となっています。

40代の男女差については、40代男性の予定は『ひとり（38.5%）』『仕事（28.9%）』『家族（10.4%）』である一方、40代女性は『家族（37.5%）』『仕事（23.8%）』『ひとり（21.3%）』となり、『家族と過ごす』項目で男女に27.1ポイントの差が出ています。

ラス恋の実務的な成果と機能：短期間での初デート実現と彩りタグの効果

調査のなかで注目されるのは、ラス恋を通じて交際に至ったカップルの行動です。アンケートによれば73%がマッチングから2週間以内に初デートを実現しており、クリスマス目前の時期でも短期間で出会いの機会が創出されていることが示されています。

同サービスは40歳以上を対象にしており、会員登録から1か月以内のマッチング率は97%（関東エリア、登録から2日以内に利用を辞めた方を除く）という高い数字を保持しています。こうした数値は中高年の利用環境に配慮した設計や利用者層のマッチングニーズが反映された結果と考えられます。

彩りタグ機能とその効果

ラス恋独自の機能である「彩りタグ」は、趣味や恋愛観、人生観などを表現するタグで、総タグ登録数は約300万件を突破しています。今回のクリスマス特設として公開されたタグは『クリスマスにデートしたい！』です。

彩りタグの登録状況とマッチ率の関係は以下の通りです。タグを複数登録することで、マッチングに有利な傾向が確認されています（比較対象はタグ登録数5件未満のユーザー）。

• 彩りタグを5件以上選択しているユーザーのマッチ率は約1.7倍
• 共通のタグがある場合はマッチ率が約1.9倍
• クリスマス限定タグ『クリスマスにデートしたい！』を表示中

こうした機能は、年齢や職業といった属性に加えて、趣味や価値観の共通性を可視化することで、実際の出会いに結びつけるための工夫と位置づけられます。

利用の流れ（簡潔な手順）

1. プロフィール登録（趣味や価値観、居住地などを入力）
2. 気になる相手に「いいね」を送信
3. 両者の合意でマッチング成立、メッセージ交換が可能に
4. 実際の出会い（初デートなど）へ

加えて、独自AIを用いた顔写真撮影サポートや話題のレコメンド機能など、マッチングアプリ初心者の大人世代に配慮した機能が搭載されています。

調査背景、企業情報と調査概要の整理

本調査は、1980年代後半に青春期を過ごした世代がクリスマスをどのように捉えているかを明らかにする目的で実施されました。時代の変化とともにクリスマスの位置づけが「家族の行事」から「恋人たちのイベント」へと変化した世代背景があり、年末に向けて人恋しさが高まるなかでの実態把握が狙いです。

また2025年11月に公表された別調査では、中高年の72.1%が恋活によって出費が増加しているという結果もあり、クリスマス時期の消費活動への影響も示唆されています。

調査概要

調査名称

「ミドルシニアの仕事と恋に関する意識調査」

調査期間

2025年11月7日(金)〜11月10日(月)

調査方法

「ラス恋」アプリ内アンケート

調査対象

40〜80代のユーザー 1,280名

この調査はラス恋アプリ内でのアンケート実施に基づくもので、サンプルはアプリ利用者に限定されます。したがって、アプリ未利用者の全人口を代表するものではありませんが、同サービスの利用層に関する実態として有益な情報を提供します。

株式会社ラス恋とアイザック株式会社の概要

株式会社ラス恋は「恋する自由とときめきが、すべての人に開かれた社会をつくる。」をミッションに掲げ、40歳以上を対象としたマッチングサービス「ラス恋」を運営しています。ISMS認証取得や、2025年10月から一般社団法人恋愛・結婚マッチングアプリ協会（DMMA）に準会員として加盟するなど、安全面と業界の健全化にも取り組んでいます。

ラス恋の会社情報は以下の通りです。

アイザック株式会社はラス恋の親会社にあたり、「世の中を、実験しよう。」を掲げるラボラトリーカンパニーです。自己資本100%かつ黒字経営の基盤を持ち、グループ内にはArtX株式会社、リンク株式会社などがあります。アイザックの概要は以下の通りです。

記事の要点整理（表）と締めのまとめ

以下の表は、本記事で扱った調査結果とサービス情報をわかりやすく整理したものです。主要な数値、調査期間、対象、ラス恋の機能や企業情報をまとめています。

本調査は、クリスマスを控えた時期における中高年の意識と行動を示すものです。年齢層ごと、性別ごとに望まれる過ごし方や実際の予定に差があり、特に60代におけるデート志向の強さは事実として明確に示されています。ラス恋側の機能や実績に関する情報もあわせて整理しましたが、利用や結果は個々の状況によって異なる点に留意が必要です。