朗読×生演奏×舞踊で描く『メタファー』舞台レポ&物販情報

物販追加受注

開催期間:12月3日〜12月14日

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公演パンフとチケット風カードってまだ買えるの?
はい。公演当日で完売した公演パンフレットとチケット風カードは追加製造・受注販売が決定しており、受注受付は2025年12月14日23:59まで。購入方法や発送・支払の詳細は販売ページを確認してください。
この舞台はどれくらい原作を再現してるの?
原作ゲームの序章をベースに舞台用の脚色や回想エピソードを追加。朗読を核に生演奏・舞踊・映像を同期させ、原作の世界観を立体的に再現しており、既存ファンも初見の客も楽しめる構成です。

朗読・生演奏・舞踊が重なり合う舞台表現――『メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ』の試み

2025年11月15日・16日にKAAT神奈川芸術劇場で上演された『メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ』は、RPG『メタファー:リファンタジオ』(株式会社アトラス)が原作の舞台化プロジェクトだ。株式会社HIKEが主催・制作を手がけ、朗読を中心に生演奏と舞踊、映像演出を重ね合わせることで、原作ゲームの世界を立体的に再現した公演となった。

本リリースは、11月15日(土)に行われた2nd公演の模様を中心に報告する内容である。公演は2日間にわたり各日1st/2ndの計4回上演され、制作側の演出設計と出演者の即興性が交差するライブ性の高いステージとなった。なお、本公演は『日本ゲーム大賞2025』年間作品部門 大賞を受賞した原作タイトルを基にしている点も公演の注目点である。

朗読×生演奏×舞踊で作品の世界を立体的に描く。「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」開催報告 画像 2

舞台演出の基本構成と開始前の設え

劇場に入ってまず目にしたのは、ステージ上に張られた紗幕に投影されるアカデメイアの光景だ。紗幕越しに見える映像と、頭上からのスポットライト、照射されたスモークの層が組み合わさることで、観客は物語冒頭から幻想的な空気に包まれる。

本作は「主人公が物語を朗読し、その読み物の世界へ飛び込む」というメタ的な構成を取り入れている。朗読の声と連動する生演奏、ダンサーによる身体表現、さらにSEや映像が相互に作用することで、単なる朗読劇の枠を越えた臨場感を作り上げていた。

  • 会場:KAAT神奈川芸術劇場(https://www.kaat.jp/)
  • 開催日程:2025年11月15日(土)1st/2nd、11月16日(日)1st/2nd
朗読×生演奏×舞踊で作品の世界を立体的に描く。「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」開催報告 画像 3

上演内容の詳細と場面ごとの演出効果

上演された内容は、ゲームの序章をベースにしつつ舞台ならではの視点で補完した脚色が施されている。主人公ウィルが幼馴染である王子の呪いを解くために王都へ潜入するという物語の流れは保たれ、そこにグライアスを中心に据えた新規の回想エピソードなどが重ねられた。

演目は朗読の台詞を中心に進行するが、台詞は単独で完結せず、楽器のフレーズや戦闘SE、ダンサーの身体動作と同期する形で場面の感情や緊張感を増幅させる手法が用いられた。戦闘シーンでは、実際のゲームで使用されるようなSEが舞台音響と混ざり合い、観客に“追体験”の感覚を与えている。

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印象的な場面と映像の使い方

紗幕への映像投影は場面転換のみならず、登場キャラクターの行動や攻撃エフェクトの視覚化に使われた。特に正体不明の怪物〈ニンゲン〉が出現する場面では、歪んだ造形の映像が紗幕に投影され、観客の視覚に強い残像を残した。

また、序盤から展開するウィルと妖精ガリカの軽快な掛け合いは、朗読ならではの“声のやりとり”を活かした演出で、二人の立ち位置や身体の向きを連動させる細かな振り付けが見られた。これらは声と動きの連動が生む手触り感を大きく高めている。

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出演・演奏・舞踊の布陣と各人の見せ場

本公演は主要キャスト5名と生演奏4名、舞踊関係者を含む編成で行われた。声優陣の生の掛け合いが朗読劇の核心となる一方、演奏や舞踊が場面の感情線を補強する構成で、個々の表現が互いに作用し合うことで舞台全体の統一感が生まれている。

以下に出演者と演奏・舞踊陣を一覧で示す。

出演(敬称略)
花江夏樹(主人公/ウィル役)/諸星すみれ(ガリカ役)/小野賢章(ストロール役)/早見沙織(ヒュルケンベルグ役)/稲田徹(グライアス役)
演奏
Ayasa(ヴァイオリン)/髙月 怜(チェロ)/中村有里(サックス)/紅維流星(ピアノ)
舞踊
岡本 優(振付)/岡﨑彩音(ダンサー)/垣花克輝(ダンサー)
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各出演者の場面での役割

花江夏樹は主人公ウィルの「内に秘めた熱さ」と冷静さを併せ持った声色で示し、諸星すみれは妖精ガリカの柔らかな存在感と導き手としての役割を演じ分けた。小野賢章は貴族ストロールの矜持と正義感を力強く表現し、早見沙織と稲田徹は回想シーンでのコミカルさと重厚さを両立させる演技で観客の感情を揺さぶった。

生演奏は場面ごとの音色の変化で情景を補完する役割を持ち、Ayasaのヴァイオリンや髙月のチェロ、中村のサックス、紅維のピアノが各キャラクターの感情線や戦闘の緊迫感を音で表現した。振付を担当した岡本優とダンサーの身体表現は、台詞では届かない物語の機微を視覚化している。

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物販追加製造と受注販売の詳細

公演当日の物販で完売した「公演パンフレット」と「チケット風カード」について、株式会社HIKEは追加製造と受注販売の実施を発表した。受注受付は期間限定で、販売ページ経由での注文受付となる。

受注受付期間は2025年12月14日23:59までで、販売ページのURLは以下の通りである。詳細は販売ページにて確認が必要だが、主要なスペックや価格は次の通り公表されている。

  • 受注販売ページ:https://store.kadokawa.co.jp/shop/ebtenatlus/e/eebten-b00010/
  • 受注受付期間:2025年12月14日 23:59まで
追加販売アイテムの概要
商品名 内容 価格(税込) 仕様
公演パンフレット 出演者・開発スタッフへの新規インタビュー、ステージ資料を収録。インタビュー参加者:花江夏樹、諸星すみれ、小野賢章、早見沙織、稲田徹、他。対談:アトラス開発スタッフ 3,500円 スクエア型(210mm×210mm)、44ページ。画像と実物で色合いやデザインの差異が生じる場合あり。
チケット風カード(ランダム販売) 『メタファー:リファンタジオ』キャラクタービジュアル使用。全10種、ランダムでの販売。 1枚 501円 サイズ:100mm×195mm。キャラクター種類:主人公、ガリカ、ストロール、ヒュルケンベルグ、ハイザメ、ジュナ、ユーファ、グライアス、ニューラス、バジリオ。画像と実物で色合いやデザインの差異が生じる場合あり。

販売に関する詳細、発送時期、支払方法等については販売ページの記載が優先される。問い合わせや詳細確認は販売ページの案内に従うこと。

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公演情報、主催者情報、版権表記の整理

本項では公演の基本情報、主催・協力関係、企業情報および版権表記を整理する。記事本文で触れた各種データを一目で確認できるよう以下にまとめた。

項目 内容
リリース日 2025年12月3日 18時00分(株式会社HIKEによる発表)
公演名 メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ
開催日程 2025年11月15日(土)1st/2nd、2025年11月16日(日)1st/2nd
会場 KAAT神奈川芸術劇場(https://www.kaat.jp/)
主催 株式会社HIKE
協力・監修 アトラス(株式会社アトラス)
公演公式サイト・SNS 公演特設サイト:http://metaphor-st.jp / 公演公式X:https://x.com/metaphorconcert
物販受注ページ https://store.kadokawa.co.jp/shop/ebtenatlus/e/eebten-b00010/(受注受付期間:2025年12月14日23:59まで)
主な出演者 花江夏樹、諸星すみれ、小野賢章、早見沙織、稲田徹
演奏・舞踊 Ayasa(ヴァイオリン)、髙月 怜(チェロ)、中村有里(サックス)、紅維流星(ピアノ)、岡本 優(振付)、岡﨑彩音、垣花克輝(ダンサー)
企業情報(HIKE) 株式会社HIKE 所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目2-4 JRE西新宿テラス3階・4階 公式サイト:https://hike.inc/ 代表:代表取締役 三上 政高
版権表記 ©HIKE ©ATLUS. ©SEGA.
備考 本掲載内容は予告なく変更される場合がある。画像掲載時は版権表示を行うこと。

以上が公演および追加物販に関する主要情報の整理である。舞台は朗読を核に据えつつ、多層的な表現を通じて原作の世界観を劇場空間へと立体化した点が特徴として確認できる。また、好評につき物販の追加受注が行われるなど、ライブ公演としての注目度の高さを窺わせる。

本記事は株式会社HIKEが発表したリリース情報を基に作成したものである。掲載内容の一部は変更される可能性があるため、詳細は各公式案内を参照されたい。