12月17日オープン 渋谷のカセットカフェ『CASSE』
ベストカレンダー編集部
2025年12月3日 18:58
渋谷にカセットカフェ開店
開催日:12月17日
渋谷に誕生する『CASSE(カッセ)』——カセットテープを主役に据えた体験型カフェ
2025年12月17日、東京・渋谷に日本初とされる「各席でカセットテープがヘッドホン視聴できるカセットテープ専門カフェ」、CASSE(カッセ)がグランドオープンします。運営はレコードカフェ「RECOCO」を展開する株式会社ポム(本社:東京都渋谷区、代表取締役:川浦敦也)。この発表は同社が2025年12月3日16時36分に公表したプレスリリースに基づきます。
CASSEは、カセットテープを単なる懐古メディアとしてではなく、現代の新たなカルチャーとして再解釈し、コーヒーやデザートとともにゆっくりと楽しめる空間を目指す体験型カフェです。本プレスリリースでは、店舗のコンセプト、設備、サービス、先行体験会の日程やアクセス情報、取り扱いグッズや運営体制まで詳細に明らかにされています。
RECOCOとの関係性とコンセプトの継承
CASSEは、既存のレコードカフェブランド「RECOCO」の姉妹店としてオープンします。RECOCOは渋谷と下北沢でレコードプレーヤーを各席に備え、来店客がヘッドホンでレコードを楽しめる店舗として知られており、アーティストとのタイアップや撮影場所としても利用されています。
その流れを汲み、CASSEでは「アナログを聴く時間の価値」を継承しつつ、カセットテープ特有の音質や物理的手触り、操作のプロセスそのものが生み出す没入感を提供します。カセットテープに触れたことのない世代にも体験してもらえることを重視した設計です。
利用の仕組みと店内での体験
CASSEは入場料(チャージ)+1ドリンク制を採用しており、料金を支払うとカセットテーププレーヤーとヘッドホンをお一人様につき1台ずつ貸し出します。店内の棚から国内外から厳選したカセットテープを選び、各席でヘッドホンを通して視聴しながら飲食を楽しむ形式です。
テープの貸出や視聴は店側で用意するプレーヤーとヘッドホンを使用する方式で、カセットの持ち込みは防犯上の観点から不可となっています。テイクアウト利用時にはチャージ料金は発生しないという例外規定も明記されています。
サービスと利用条件の詳細
以下のサービスおよび利用条件がプレスリリースで示されています。これらは運営上のルールとして来店前に確認が必要です。
- システム:チャージ(入場料)+1ドリンク制(テイクアウトのみはチャージ不要)
- 完全キャッシュレス制:クレジットカード、PayPay、交通系IC、QUICPay、iDに対応
- 無料Wi-Fiおよび電源を完備
- LINE会員割引&学生割引あり(LINE会員は当日無料で登録可能)
- 全席指定席・混雑時90分制
- ペット可(外のベンチ席のみ)
- 席予約不可
- 全席禁煙
- カセット持ち込み不可(防犯上の観点)
- 店舗駐車場なし(近隣に大規模コインパーキングあり)
店内には一人ずつ専用のプレーヤーとヘッドホンが用意され、利用者は棚から好きなテープを手に取って視聴できます。国内外からセレクトされたテープのラインアップにより、多様な音楽体験が可能です。
空間デザインと物販ラインナップ
CASSEは、元物流倉庫をリノベーションした空間を活用しています。無骨さを残しつつ大きなガラス窓から自然光が差し込む設計で、ミニマルな意匠を基調にカセットテープの“小さなアナログ感”を際立たせるデザインを施しています。店内には厳選したヴィンテージ家具や名作家具を配置し、時代を超えるプロダクトの共鳴を演出しています。
また、店内では飲食の提供に加え、CASSEのロゴをあしらったアパレルやトートバッグなどのオリジナルグッズを販売予定です。示されているグッズの具体例は以下の通りです。
- アパレル・グッズ
- ロゴ入りマグカップ&プレート
- レコード型コースター
- オリジナルスウェット(black)
- オリジナルスウェット(whiite)
加えてメニューとしてはコーヒーやデザート、持ち帰り可能なドリンクなどを想定しており、カセットテープを聴きながらドリンクやスイーツを楽しめる構成となっています。プレスリリース中に「カセットケーキ」という語が見られるため、店舗オリジナルのスイーツ提供も示唆されています。
なぜ今カセットテープか:市場動向と背景
プレスリリースでは、カセットテープが若年層を中心に再評価されている点を指摘しています。ストリーミングが主流となった世代が、逆に「不便さ」や「手触り」といったアナログ特有の行為に新鮮さを見出し、所有・操作・再生というプロセスそのものに没入する動きがあると説明されています。
海外のデータとして、英国レコード産業協会(BPI)によればイギリスのカセット販売は2012年の3,823本から2022年には195,000本へと増加したこと、米国のLuminate社データでは米国での販売本数が2022年に440,000本に達し、2015年と比較して約4倍に増加したことが引用されています。日本国内でも2023年にカセットテープの国内生産本数が再び増加に転じ、1999年以来24年ぶりの伸びを記録したとしています。
先行体験会、アクセス、店舗概要と運営情報
グランドオープンに先立ち、メディア報道関係者やインフルエンサー向けの先行体験会が開催されます。参加には事前申込が必要で、メールによる申し込み時に会社名や掲載予定メディア情報を明記するよう案内されています。
以下が先行体験会および店舗の基本情報です。来訪を検討する場合は、記載の連絡先へ問い合わせる必要があります。
先行体験会の実施日程(事前申込制)
- 開催日:2025年12月15日(月)、2025年12月16日(火)
- 営業時間(体験会):各日 13:00 – 19:30(最終受付 18:00)
- 参加申込・問い合わせ先:contact@casse.cafe(メールに会社名、掲載予定メディア情報等を明記)
体験会はCASSEの世界観を先行して確認できる機会であり、取材やレビューを希望するメディア関係者向けに設定されたものです。申込は必ず事前に行う必要があります。
店舗所在地・営業時間・アクセス
店舗の所在地は以下の通りです。渋谷駅から徒歩圏内とし、カルチャーエリアとしての立地が選ばれています。
- 店名
- CASSE(カッセ)
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷3-2-13 高橋ビル1階 CASSE渋谷
- アクセス
- 渋谷駅 徒歩6分(渋谷駅C1出口から徒歩4分)
- グランドオープン
- 2025年12月17日(水)
- 営業時間
- 11:00〜21:00
- 店舗HP / Instagram
- https://casse.cafe/
- https://www.instagram.com/casse.cafe/
- 運営会社
- 株式会社ポム
渋谷の駅近という立地により、国内外からの来訪者にとってもアクセスしやすい場所となっています。駐車場は店舗に併設されていないため、自動車利用の際は近隣のコインパーキングを利用する必要があります。
まとめ(重要事項の整理)
以下の表は、本記事で紹介したCASSEに関する主要な情報を整理したものです。営業時間や住所、体験会の日程、利用時の注意事項などを一覧で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店舗名 | CASSE(カッセ) |
| 運営会社 | 株式会社ポム(代表取締役:川浦敦也) |
| グランドオープン | 2025年12月17日(水) |
| 先行体験会 | 2025年12月15日(月)、12月16日(火) 各日13:00–19:30(最終受付18:00) 参加申込:contact@casse.cafe(会社名、掲載予定メディア情報等を明記) |
| 住所・アクセス | 東京都渋谷区渋谷3-2-13 高橋ビル1階 渋谷駅 徒歩6分(C1出口 徒歩4分) |
| 営業時間 | 11:00〜21:00 |
| 利用システム | チャージ(入場料)+1ドリンク制(テイクアウトのみチャージ不要) |
| 設備・サービス | 完全キャッシュレス、無料Wi‑Fi・電源、全席指定席、混雑時90分制、ヘッドホン&プレーヤー貸出 |
| 注意事項 | 席予約不可、カセット持ち込み不可(防犯上)、全席禁煙、ペット可は外ベンチのみ、店舗駐車場なし |
| 物販 | ロゴ入りマグカップ&プレート、レコード型コースター、オリジナルスウェット(black)、オリジナルスウェット(whiite) |
| 参考URL | https://casse.cafe/ 、 https://www.instagram.com/casse.cafe/ |
本稿は株式会社ポムのプレスリリース(2025年12月3日発表)に基づき、CASSEのコンセプト、提供サービス、先行体験会の実施日程、店舗の所在地・営業時間、運営体制、物販情報、市場背景などを網羅して整理したものです。カセットテープを中心とした新しい形のカフェ体験が渋谷でどのように展開されるか、公開された情報に基づいて確認できるようまとめました。
参考リンク: