ワンダリア横浜が「Umios」冠に 社名変更は3/1で協業
ベストカレンダー編集部
2025年12月2日 17:19
ワンダリア横浜冠名決定
開催日:3月1日
マルハニチロがトップスポンサーに参画、社名変更で“Supported by Umios”の冠を得た新施設
2025年12月2日、株式会社ディー・エヌ・エー(以下 DeNA)は、マルハニチロ株式会社とのトップスポンサー契約締結を発表した。プレスリリースは同日14時00分付で公開され、マルハニチロは2026年3月1日に社名を「Umios株式会社」へ変更する予定であることが明記されている。
これに伴い、2026年春に「BASEGATE横浜関内(ベースゲート横浜関内)」内で開業予定の没入型体験施設「ワンダリア横浜」は、正式名称を「ワンダリア横浜 Supported by Umios」とすることが決まった。契約の狙いは、DeNAが目指す“多様な生き物とのつながりや学びのきっかけ提供”と、マルハニチロ(Umios)の“海の豊かさを未来へつなぐ”というビジョンが合致したことにある。
契約に関する背景と関係者のコメント
プレスリリースは、当該パートナーシップにより来館者が海を起点とした自然の豊かさに触れる機会を検討していくと記載している。DeNA側は企画・運営を担当し、マルハニチロ側はトップスポンサーとしての名称提供とビジョンの共有を行う。
マルハニチロ(発表時点の代表取締役社長: 池見 賢)のコメントも公表されている。コメントは社名変更後の社名「Umios株式会社」への言及を含み、パーパスとして”For the ocean, for life”を掲げること、海を起点とした価値創造で「食」を通じて人と地球の健康を目指すソリューションカンパニーを目指す方針、そして「ワンダリア横浜」が提供する没入型体験が海や自然への想いと共鳴する点を強調している。
6つのゾーンが描き出す多彩な自然──没入型体験の構造と内容
ワンダリア横浜は、映像表現やデジタル技術を用いた臨場感のある没入型体験を提供する施設であり、館内はテーマごとに分かれた全6ゾーンで構成される。来館者は高原、深海、原生林、洞窟、湖と大空、都市といった舞台を巡り、普段は味わえない生き物や自然との遭遇を体験できるよう設計されている。
各ゾーンは単なる映像展示に留まらず、音響や空間演出、体感型の仕掛けによって没入感を高めることが予定されている。また、専用アプリを通じて映像に登場する生き物の情報取得や、施設内でのミッション達成などゲーム的要素も備えるとされている。
| ゾーン名 | ゾーンの舞台 |
|---|---|
| ゾーン1:うつろう四季の彩り | 高原 |
| ゾーン2:ダイブ・トゥ・ブルー | 深海 |
| ゾーン3:擬態する森 | 原生林 |
| ゾーン4:闇にふれ、光と踊る | 洞窟 |
| ゾーン5:大空に舞う | 湖と大空 |
| ゾーン6:イントゥ・ザ・ワンダー | 都市 |
ゾーン2「ダイブ・トゥ・ブルー」は深海が舞台で、来館者は海面上空からダイブしていく視点で深海のディープ・ブルーへと沈み込む体験が演出される。視覚的な深度感と音響、映像表現を組み合わせ、深海特有の空間感覚を再現する予定である。
ゾーン5「大空に舞う」では、湖に反射する空の風景から大空へと視界が拡張していく遷移が描かれ、水面と空の関係性、風や光の変化を通じて大空へ舞い上がる感覚を演出する。これらのゾーンは横組みのクリエイティブで提示されることも予定されている。
- ワンダリアアプリの機能
- 映像に登場する生き物の情報を取得できること、発見に応じたミッション機能でゲーム感覚の探索が可能になる点が記載されている。
- 来館体験の特長
- 映像表現と空間演出の統合による臨場感、多様なゾーンを巡ることで得られる学びの機会、自然や生き物への気づきを促す構成である点が強調されている。
クリスマスプレゼントキャンペーンの全容と応募方法
開業前のプロモーションとして、DeNAはワンダリア横浜のオリジナルグッズやDeNA SPORTS GROUPのマスコットグッズが当たるクリスマスプレゼントキャンペーンを実施する。キャンペーンの応募はX(旧Twitter)を利用する形式で、応募期間や景品、注意事項が明確に示されている。
応募手順は2ステップで行う。
- DeNA公式Xアカウント @DeNAPR をフォローする。
- DeNA公式Xアカウント @DeNAPR が告知する対象投稿をリポストする。
応募期間は2025年12月2日(火)〜2025年12月25日(木) 23:59まで。
賞品の内訳は以下の通りで、合計で70名以上が当選する構成になっている。
- ワンダリアエコバック:10名
- ワンダリアキャップ:10名
- ワンダリアポーチ:20名
- ねんどろいど KBTマスコット ロウル(3月発送予定):5名
- 横浜DeNAベイスターズ ブランケット/HOME:5名
- 2024-25 YDB×KBT ステッカーセット:20名
注意事項としては、非公開アカウントからの応募は無効、発送先は日本国内限定、当選権利は本人のみ有効で譲渡不可、落選通知は行わない点が明記されている。
補足説明として、DeNAはグループのスポーツ事業を「DeNA SPORTS GROUP」と呼称し、横浜DeNAベイスターズ、川崎ブレイブサンダース、SC相模原の運営やアスリート支援を行っていることが説明されている。
施設概要とBASEGATE横浜関内プロジェクトの位置づけ
ワンダリア横浜 Supported by Umiosの施設概要はプレスリリースで詳細に示されている。以下の表は発表された主要な施設情報を整理したものだ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | ワンダリア横浜 Supported by Umios |
| 企画・運営 | 株式会社ディー・エヌ・エー |
| 所在地 | 神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか(BASEGATE横浜関内 タワー 3~4階) |
| 施設面積 | 約4,200 m² |
| 開業時期 | 2026年春(BASEGATE横浜関内の開業日は2026年3月19日を予定) |
| 営業時間 | 月〜木:10:00〜19:00/金〜日・大型連休等:10:00〜21:00 |
| 公式Webサイト | https://wonderia.jp |
| 公式SNS | X:@Wonderia_info(https://x.com/Wonderia_info) Instagram:@wonderia_yokohama(https://www.instagram.com/wonderia_yokohama/) TikTok:@wonderia_yokohama(https://www.tiktok.com/@wonderia_yokohama) LINE(ワンダリア横浜):https://lin.ee/4hh77AK |
また、BASEGATE横浜関内自体は「横浜市旧市庁舎街区活用事業」としてJR関内駅前に建設中の大規模複合型施設であり、オフィス、新産業創造拠点、商業エリア、保存・活用される旧横浜市庁舎行政棟を用いたホテルなどを含むミクストユース型プロジェクトである。開業予定日は2026年3月19日としている。
ワンダリア横浜はこのBASEGATE横浜関内の3〜4階に位置し、約4,200㎡の規模で多様な没入体験を提供する施設として企画されている。来館者の体験を補完するアプリや展示設計を通じて、自然や生き物への気づきと学びを促すことが目指されている。
要点の整理(本記事で取り上げた情報の一覧)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年12月2日 14:00(DeNA 発表) |
| トップスポンサー | マルハニチロ株式会社(2026年3月1日より Umios株式会社 へ社名変更予定) |
| 施設名 | ワンダリア横浜 Supported by Umios |
| ゾーン数 | 全6ゾーン(うつろう四季の彩り/ダイブ・トゥ・ブルー/擬態する森/闇にふれ、光と踊る/大空に舞う/イントゥ・ザ・ワンダー) |
| キャンペーン期間 | 2025/12/2〜2025/12/25 23:59 |
| 主な賞品 | ワンダリアエコバック、キャップ、ポーチ、ねんどろいど等(合計70名以上) |
| 開業時期 | 2026年春(BASEGATE横浜関内 開業予定日:2026年3月19日) |
| 所在地 | 神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか(BASEGATE横浜関内 タワー 3〜4階) |
| 施設面積 | 約4,200㎡ |
| 公式サイト | https://wonderia.jp |
本記事では、DeNAの発表資料に基づき、トップスポンサー契約の内容、社名変更に伴う施設名称の決定、館内の全6ゾーンの名称と概念、クリスマスプレゼントキャンペーンの応募要項と賞品、施設の基本情報を整理してまとめた。出典はDeNA発表のプレスリリースである。
参考リンク: