12月3日開幕:玉川高島屋のボウリングピン再生アート展
ベストカレンダー編集部
2025年12月2日 17:13
ボウリングピン再生展
開催期間:12月3日〜12月9日
廃棄予定のボウリングピンが〈作品〉になる背景と意義
株式会社髙島屋が2025年12月2日13時21分に発表したプレスリリースに基づき、玉川高島屋では使用済みで廃棄予定だったボウリングピンを素材として活用し、アート作品として再生する展示『ボウリングピン 再生アート展 -クリスマス編-』が開催されます。発表は2025年12月に行われ、会期は12月3日(水)から12月9日(火)です。
今回の取り組みは単なる展示にとどまらず、廃棄物を新たな価値に変換するサステナビリティの観点と、現代アートの多様性を伝えるという二つの意図を併せ持っています。クリスマスをテーマに設定することで、季節性と贈り物としての価値も提示しています。
なぜボウリングピンなのか
ボウリングピンは一般に競技やレジャーで摩耗し、使えなくなったものが廃棄されます。今回協力するハマボールの試算では、年間約500本のボウリングピンが破棄されており、その材質である楓(カエデ)の木材が廃棄されてきました。
このプロジェクトは、その木材資源の損失を抑え、素材を生かす方法を模索する一環として、2021年から始まった「Rain-Bowling プロジェクト」と連携しています。アート化によって素材の新たな価値を引き出し、廃棄を減らす取り組みです。
- 発表元
- 株式会社髙島屋(プレスリリース発表日:2025年12月2日 13時21分)
- プロジェクト連携
- ハマボール×ウェルネスラボ(Rain-Bowling プロジェクト:2021年より活動)
展示の詳細 — 会期・会場・販売方法
展示タイトルは『ボウリングピン 再生アート展 -クリスマス編-』で、会期は2025年12月3日(水)~12月9日(火)、会場は玉川高島屋 本館4階CSケーススタディです。会期中は10本の個性ある作品が展示されます。
作品は展示後に抽選販売が行われ、1点あたりの価格は税込22,000円です。購入希望者は抽選に応募する必要があり、当選者への作品のお渡しは会期終了後となります。
- 会期:2025年12月3日(水)~12月9日(火)
- 会場:玉川高島屋 本館4階CSケーススタディ
- 販売方法:抽選販売
- 価格:各作品 税込22,000円
- 作品渡し:会期終了後
展示テーマとギフトとしての提案
今回のテーマは「クリスマス」です。季節のコンテクストを与えることで、装飾的・象徴的な解釈が作品に加わり、贈り物としての選択肢を提示しています。プレスリリースでは「クリスマスだけに『ストライク』なギフトとしてもおすすめ」と語られており、言葉遊びを通じて作品の持つユーモア性や贈答品としての可能性を示唆しています。
ただし販売方法は抽選であるため、購入希望者は会場での応募方法や抽選条件を事前に確認する必要があります。作品は一点物であり、同じものは存在しない点も購入の前提情報です。
参加アーティストと作品について
今回の展示にはアーティスト集団〈C-DEPOT〉から10名が参加し、個性豊かな10本のボウリングピンアートが展示・販売されます。各作品は「世界に一つだけ」の一点物として制作されています。
参加アーティストと作品名は以下の通りです。表記はプレスリリースの50音順に沿っています。
- 青山健一 「椿」
- 金丸悠児 「Holy Snow」
- かなやまひろき 「Xmas collar」
- たかすぎるな。 「そばにいます」
- 高橋祐次 「クリスマスツリー」
- 堤あすか 「silent night」
- 堤岳彦 「Snowy Pinfall」
- 星川あすか 「Happy Holidays!」
- 山田だり 「paper pierrot」
- 山本理子 「Advent」
C-DEPOTについての説明
C-DEPOTは絵画、立体、映像、写真、メディアアートなど多様なジャンルを専門とするアーティスト集団で、総勢約100名で構成されています。理念は「アート=多様性」であり、アーティストと社会をつなぐ活動を行っています。
今回の展示も、この多様性という理念のもとで、ジャンルや作風の異なるアーティストが同じ素材(ボウリングピン)に対して各々の解釈を行った点に特徴があります。C-DEPOTの公式情報は以下のリンクで確認できます。
- C-DEPOT ホームページ
- https://c-depot-terminal.jp
- C-DEPOT Instagram
- https://www.instagram.com/C_DEPOT
- C-DEPOT X
- https://x.com/C_DEPOT
協力団体の役割とプロジェクトの社会的意義
本展示はハマボールとウェルネスラボの協力によって実現しています。ハマボール側の説明では、年間約500本のボウリングピンが破棄されており、材質の楓(カエデ)材が廃棄されることが続いていたとあります。これを資源として活用する試みが、2021年から展開されている「Rain-Bowling プロジェクト」です。
こうした協力関係は、単に作品の提供元を示すだけでなく、廃棄物削減や素材循環の観点からの実践例としての意味合いがあります。プロジェクトは素材の有効活用方法を参加者とともに考えることを目的に継続しており、今回の展示はその具体的成果の一つと位置づけられます。
- 協力
- ハマボール×ウェルネスラボ
- プロジェクト名
- Rain-Bowling プロジェクト(2021年より活動)
- 破棄されるピン数(参考)
- 年間約500本
- 材質
- 楓(カエデ)の木材
展示により、素材の歴史や来歴、産業とアートの接点が可視化される点も重要です。来場者は作品鑑賞を通じて、素材循環や廃棄問題に関する理解を深める契機を得られます。
販売・引き渡しに関する留意点
繰り返しになりますが、作品は各税込22,000円で抽選販売され、作品のお渡しは会期終了後です。抽選の応募方法、当選後の支払い方法、受け取りのスケジュール等は会場での案内に従う必要があります。購入希望者は事前に玉川高島屋の案内ページを確認することが推奨されます。
玉川高島屋の案内ページはこちらです:
https://www.takashimaya.co.jp/tamagawa/sc/departmentstore/
展示情報の要点まとめ
以下の表は、本記事で取り上げた展示の主要情報を整理したものです。会期、会場、参加者、販売条件、協力組織、関連URLなど、来場や購入を検討する際に必要な項目を網羅しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | 株式会社髙島屋(プレスリリース日:2025年12月2日 13:21) |
| 展覧会名 | ボウリングピン 再生アート展 -クリスマス編- |
| 会期 | 2025年12月3日(水)~12月9日(火) |
| 会場 | 玉川高島屋 本館4階CSケーススタディ |
| 参加アーティスト(10名) | 青山健一、金丸悠児、かなやまひろき、たかすぎるな。、高橋祐次、堤あすか、堤岳彦、星川あすか、山田だり、山本理子 |
| 作品価格 | 各 税込22,000円(抽選販売) |
| 作品の引渡し | 会期終了後 |
| 協力 | ハマボール×ウェルネスラボ(Rain-Bowling プロジェクト、2021年より活動) |
| 注記 | 素材:楓(カエデ)材。ハマボールでは年間約500本が破棄されているとのこと。 |
| 関連リンク | 玉川高島屋 展示案内 C-DEPOT ホームページ C-DEPOT Instagram C-DEPOT X |
以上が、玉川高島屋で開催される『ボウリングピン 再生アート展 -クリスマス編-』の要点と詳細です。展示は廃棄材の再生を通じてサステナブルな視点と現代アートの多様性を提示する機会となっています。購入希望者は抽選販売の仕組みや会場での案内を確認のうえ応募してください。
参考リンク: