12月5日開催 JIMAフォーラム2025で医療情報の信頼を再考
ベストカレンダー編集部
2025年12月2日 05:58
JIMAフォーラム2025
開催日:12月5日
AI時代の医療情報の「信頼」を再考する場としてのJIMAフォーラム
一般社団法人日本インターネット医療協議会(JIMA)は、医療・ヘルスケア分野における情報・サービスの信頼性確保をテーマにしたオンラインフォーラム「JIMAフォーラム2025」を、2025年12月5日(金)13:00~17:00(予定)にZoomミーティング形式で開催します。本プレスリリースは、2025年12月1日 22時24分に公表された内容に基づいています。
フォーラムは参加費無料で、医師・医療機関関係者、オンライン診療や医療情報サイト、ヘルステック事業者、行政・自治体担当者、メディア・医療ジャーナリスト、そして医療情報の信頼性に関心を持つすべての方を想定したプログラムで構成されます。JIMAは従来のトラストマーク付与事業やeヘルス倫理コードの普及に取り組んできましたが、本フォーラムではその取り組みをAI時代に合わせてアップデートする議論を行います。
開催概要の要点
イベント名は「JIMAフォーラム2025」。日時、形式、参加費、対象といった基本情報は以下のとおりです。
- 日時
- 2025年12月5日(金)13:00~17:00(予定)
- 形式
- オンライン(Zoomミーティング)
- 参加費
- 無料
- 対象
-
- 医師・医療機関関係者
- オンライン診療・医療情報サイト・ヘルステック事業者
- 行政・自治体担当者
- メディア・医療ジャーナリスト
- 医療情報の信頼性に関心を持つすべての方
申し込みはメールで受け付け、接続情報は事前に案内されます。詳細は記事末の連絡先を参照ください。
再出発としての意味――JIMAの変遷とフォーラム企画の背景
JIMAはこれまで、医療情報サイトの認証事業(JIMAトラストプログラム)を中核に、eヘルス倫理コードの策定・普及などを行ってきました。しかし、2023年秋以降、事業継続の困難に直面し、活動のあり方を見直す局面を迎えました。
現在は事務所を東京から徳島へ移転し、スリムな体制で事業再構築に取り組んでいます。今回の「JIMAフォーラム2025」は、その再スタートを宣言するとともに、「AI時代に、医療情報の『信頼』をどうアップデートするか」を広く議論する場として位置づけられています。
これまでの主な取り組みと今回の位置づけ
JIMAがこれまで行ってきた主要な活動と、本フォーラムが果たす役割について整理します。組織の機能や外部環境の変化を踏まえ、実務的な対応を議論する場になります。
- トラストマーク付与事業(JIMAトラストプログラム):医療情報サイトの信頼性を可視化するための認証事業。
- eヘルス倫理コードの策定・普及:医療やヘルスケアサービスにおける倫理指針の提示。
- AI時代への適用:既存の信頼性基準をAIの導入と運用に適合させる改訂作業。
これらを踏まえ、フォーラムでは倫理面・運用面・制度面の三つを横断して議論を行い、実務者が使える知見を共有することが目標です。
注目プログラムと各講演のポイント
当日はJIMAの活動報告に加え、AI、受診行動、サイバーセキュリティ、生成AIの医療現場での評価など、多角的なテーマが扱われます。下記に各セッションの主旨と登壇者を具体的に示します。
各講演は現場での実務的な示唆を重視しており、医療機関や事業者、行政担当者が直面する課題に即した内容になる見込みです。終了後にはオンライン懇親会も予定されています。
- eヘルス倫理コード4.0(AI条項を組み込んだバージョンアップ)
- 報告者
- 三谷 博明(JIMA副理事長)
- 内容
- 医療・ヘルスケアサービスにAIを組み込む際に「どこまでを説明し、どこからをルールで縛るべきか」という論点を、倫理コードの具体的改訂内容とともに紹介する予定です。
- 「AIで“正しい受診”をデザインする」
- 講演者
- 森田 真一(株式会社eヘルスケア 取締役部長)
- 内容
- 約34万件の医療相談データと医師協働AIラボを組み合わせた事例を通じて、患者の受診行動を変えるAIの運用設計と説明責任について解説します。AI×医療相談という視点で注目度の高いセッションです。
- 「医療は国益:政府が整備する新たなサイバーセキュリティ施策の全貌と医療分野への影響」
- 講演者
- 森田 巧(JIMA特別研究員)
- 内容
- 医療機関を標的とするランサムウェア攻撃の増加など、変化するサイバーセキュリティ環境を整理し、医療情報サイトや医療情報システムが押さえるべきポイントを解説します。
- 「生活習慣病と心臓血管病 間違いだらけの予防法」
- 講演者
- 東丸 貴信(東邦大学名誉教授)
- 内容
- 一般に“常識”とされる予防法を科学的にどう評価するかを示し、患者向け情報を発信する立場での注意点を提示します。
- 「ChatGPTの小児気管支喘息保護者への回答の妥当性についてのアンケート調査」
- 講演者
- 西藤 なるを(西藤小児科こどもの呼吸器・アレルギークリニック 院長)
- 内容
- 生成AIの回答に対する医療現場の評価を、具体的なアンケート結果に基づき報告し、AIに任せるべき領域とそうでない領域を議論します。
- 「米国事情よもやま話」
- 講演者
- 辰巳 治之(JIMA理事長、札幌医科大学名誉教授)
- 内容
- 医療情報・AI・規制を取り巻くアメリカの最新トピックを現地目線で解説し、国内の議論を相対化する観点を提供します。
上記のほかにJIMAの活動状況報告や、AI活用、医療広告、サイバーセキュリティ、生活習慣病予防、生成AI評価などを含む一般口演が予定されています。
参加申込方法、問い合わせ先、そして要点の整理
参加申込はJIMA事務局宛てにメールで行ってください。件名には必ず「オンラインZoomミーティング<JIMAフォーラム2025>参加希望」と明記してください。Zoomの接続情報は、お申し込みいただいた方に事前に案内されます。
問い合わせ先および事務局の連絡情報は以下のとおりです。組織所在地や代表者名、連絡先はプレスリリースの公表情報に基づいています。
- 主催
- 一般社団法人 日本インターネット医療協議会(JIMA)
- 事務局・連絡先
-
担当:三谷博明(事務局)
所在地:〒779-3610 徳島県美馬市脇町大字脇町47番地
TEL:090-2228-1769
メール:info@jima.or.jp
- 関連リンク
- https://jima.or.jp/
フォーラムに関するJIMA代表理事のコメント(抜粋)は以下のとおりです。
「医療情報の“信頼性”は、もはやウェブサイト単体の問題ではなく、AI、サイバーセキュリティ、受診行動、広告規制などが絡み合う“生態系”の問題になっています。JIMAフォーラム2025では、その生態系全体を俯瞰しながら、現場から始まる現実的な解決策を議論したいと考えています。」(発言者:JIMA代表理事・三谷博明)
本フォーラムは、倫理規範の改訂案の提示、現場データに基づくAI運用設計の提示、サイバーセキュリティ対策の整理、生成AIの医療現場での評価といった多面的な議題を一堂に集める点に特徴があります。参加者はそれぞれの立場から実務に直結する示唆を得られることが想定されます。
以下に、本記事で扱った主要事項を分かりやすく表形式で整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | JIMAフォーラム2025 |
| 主催 | 一般社団法人 日本インターネット医療協議会(JIMA) |
| 開催日時 | 2025年12月5日(金)13:00~17:00(予定) |
| 形式 | オンライン(Zoomミーティング) |
| 参加費 | 無料 |
| 対象 | 医師・医療機関関係者、ヘルステック事業者、行政・自治体担当者、メディア、医療情報に関心のある方 |
| 主なプログラム | JIMA活動報告、eヘルス倫理コード4.0解説、AI活用事例(34万件データ)、サイバーセキュリティ解説、生活習慣病予防、生成AI評価、オンライン懇親会 |
| 主な登壇者 | 三谷博明(JIMA副理事長)、森田真一(株式会社eヘルスケア)、森田巧(JIMA特別研究員)、東丸貴信(東邦大学名誉教授)、西藤なるを(西藤小児科院長)、辰巳治之(JIMA理事長) |
| 申し込み方法 | メールで申込。件名に「オンラインZoomミーティング<JIMAフォーラム2025>参加希望」と明記し、info@jima.or.jp宛に送信 |
| 事務局連絡先 | 〒779-3610 徳島県美馬市脇町大字脇町47番地/TEL:090-2228-1769/メール:info@jima.or.jp |
| 参考URL | https://jima.or.jp/ |
本稿はJIMAが公表したプレスリリースの内容に基づき、開催趣旨、背景、プログラム、申込方法、連絡先などを整理して伝えることを目的としています。
参考リンク: