BYDの新PHEV SUV「SEALION 6」国内発売、398.2万円から

BYDが示す新たな選択肢：スーパーハイブリッドSUV「BYD SEALION 6」発売開始

BYD Auto Japan株式会社（本社：神奈川県横浜市、代表取締役社長：東福寺 厚樹）は、2025年12月1日11時に、スーパーハイブリッドSUV「BYD SEALION 6（ビーワイディー シーライオン シックス）」の日本国内での販売を開始しました。国内導入モデルとしては第5弾にあたる本モデルは、BYD独自のハイブリッド技術である「DM-i（デュアル・モード・インテリジェンス）」を搭載したPHEV（プラグインハイブリッドEV）として市場に投入されます。

車種構成は前輪駆動（FWD）と四輪駆動（AWD）の2グレードで、全国メーカー希望小売価格はFWDが3,982,000円（税込）、AWDが4,488,000円（税込）です。先行予約はジャパンモビリティショー2025会期中の2025年11月1日から11月末時点で約300台となっています。納車開始はFWDが2026年1月末、AWDが2026年3月を予定しています。

発売に関する基本情報とスケジュール

本リリースは2025年12月1日付で公表され、同日より全国のBYD正規ディーラーで販売を開始しました。価格設定、グレード構成、納車時期、先行予約の状況など販売に関する主要な事柄は明記されています。

販売に関する要点を整理すると、以下の通りです。

• 発売日：2025年12月1日（販売開始）
• 発表日時：2025年12月1日 11時00分（リリース公表時刻）
• グレード：BYD SEALION 6（FWD）、BYD SEALION 6 AWD（AWD）
• 価格：FWD 3,982,000円（税込）、AWD 4,488,000円（税込）
• 先行予約（11月末時点）：約300台
• 納車時期：FWD 2026年1月末、AWD 2026年3月（予定）

DM-i（電気を主役にしたハイブリッド）と性能の要点

「BYD SEALION 6」に搭載されるDM-iは、BYDが17年以上にわたり進化させてきたスーパーハイブリッド技術です。構成要素は、世界最高水準の熱効率を目指した1.5L高効率エンジン、DM-i専用ブレードバッテリー、そして高効率なエレクトリックハイブリッドシステム（EHS）から成り立ちます。走行の大半をモーターが担う「電気走行が主体」の設計により、EVの静粛性と滑らかな乗り味を維持しつつ、必要に応じてエンジンが効率よく作動することで長距離走行時の安心感も確保します。

DMシリーズとしての累計実績も紹介されており、BYDは2008年に初代DMを搭載した世界初の量産型PHEVを発表して以来、プラグインハイブリッドシリーズを90以上の国と地域で展開し、累計販売台数は740万台（2025年10月時点、BYD本社調べ）を超えています。これらの実績を背景に、SEALION 6でのDM-i搭載は日本市場における重要な投入と位置付けられます。

航続距離・加速性能などの具体値

公表された性能要素は以下の通りです。FWDは航続距離を重視した設定で、AWDはより力強い加速性能を重視した設定です。数値は公表値や参照値として明示されています。

FWD（前輪駆動）

ロングレンジ性能を意識した設計で、航続距離は1,200kmに達するロングレンジ性能を有するとしています（公表値）。また、満充電時のEV走行可能距離は国土交通省届出値で100km（FWDの場合）としています。

AWD（四輪駆動）

スポーツSUV寄りの性格を持ち、加速性能は0–100km/hが豪州参考値で5.9秒です。

これらの値は試験条件や使用環境により変わる旨が注記されており、実際の走行条件（気象、渋滞、エアコン使用など）や運転方法により一充電走行距離や燃料消費率は異なることが示されています。

デザインと装備：海洋シリーズの表現と実用性の両立

外観デザインはBYDの海洋シリーズの世界観をSUVへと落とし込み、横基調のフロントに「Ocean X Face（オーシャン・エックス・フェイス）」を採用しています。サイドラインには波の流れを彷彿とさせる稜線を配し、リアは一文字のテールライトで立体感を演出しています。19インチのブラックアルミホイールや海の色彩をモチーフにしたボディカラーにより、存在感と上質さを両立しています。

インテリアはブラック基調にブラウンのアクセントとアンビエントライトを配したモダンな構成で、スポーツシートは海をイメージしたフォルムとされ、前席にはシートヒーターとベンチレーションを備えています。センターコンソールにはクリスタルを想起させる電動シフトレバーや2基のワイヤレス充電を備え、後席の居住空間確保のために2,765mmのホイールベースを確保しています。

ユーティリティと安全・利便装備

利便性装備としては、15.6インチの高精細大型ディスプレイを中心に、最新のインフォテインメントシステムを搭載。Apple CarPlay®、Android Auto™に対応し、前席で2台同時のワイヤレス充電が可能です。前後席にUSB端子を備え、進化したボイスコントロールは全席からの発話を認識します。

PHEVとしての充電性能も充実しており、普通充電は最大6kW、急速充電は最大18kWに対応します。車外への給電（V2L）や家庭への電力供給（V2H）にも対応し、アウトドアや災害時の電源としての活用が想定されています。快適装備としては、ステアリングヒーター、遮音性の高いガラス、ワンタッチ開閉式パノラミックサンルーフなどが挙げられます。

ラゲッジ容量は日常で使いやすい425Lを確保し、後席を倒すことで最大1,440Lまで拡張可能です。フラットな床と大きな荷室開口により荷物の出し入れが容易に行える設計になっています。

価格・販売窓口・技術注記と参考情報

価格、販売窓口や外部参照ページ、試験機関に関する注記など、購入検討に必要な情報を整理します。製品ページや特設ページのURL、問い合わせ窓口も公表されています。

公表されている関連リンクと問い合わせ先は以下の通りです。

• 「BYD SEALION 6」製品ページ：https://byd.co.jp/e-life/cars/sealion6/
• スーパーハイブリッド特設ページ：https://byd.co.jp/byd-auto/super-hybrid/
• BYD Japan Group お問い合わせフォーム：https://byd.co.jp/contact/

技術面の注記として、主要諸元の一部は中国の公的検査機関であるCATARC Automotive Test Center (Tianjin) CO.,Ltd.に基づく表記があり、試験値は定められた試験条件下の値であるため、実際の使用環境によって異なる可能性があることが明記されています。また、本リリース掲載内容は画像を含め2025年12月1日現在の情報であり、変更となる場合がある点も注記されています。

製品情報・価格の再整理

販売に関する主要事項を再度整理すると、グレード、価格、納車時期、先行予約の状況が確認できます。権利表記等についてはBYD Company Ltd.の著作権表記が記載されています。

著作権表記：Copyright (C)2025 BYD Company Ltd. All rights reserved.

記事の要点まとめ

本稿では、BYD Auto Japanが2025年12月1日に国内販売を開始したスーパーハイブリッドSUV「BYD SEALION 6」について、発売情報、DM-iパワートレインの特長、性能値、デザイン・装備の主要ポイント、販売窓口および技術注記を網羅的に整理しました。以下の表は本記事で触れた主要な情報を一覧化したものです。

以上がリリースに基づく「BYD SEALION 6」の主要情報の整理です。製品ページや特設ページ、問い合わせフォームで最新情報を確認することが推奨されます。