御代田町で始まるAI配車の公共ライドシェア実証

御代田町公共ライドシェア実証

開催期間:12月1日〜1月31日

御代田町公共ライドシェア実証
誰が使えるの?
御代田町民が対象で、通院・買い物・通学・習い事など日常の移動に対応。利用は町内移動に限られ、学生(高校生以下)や障がい者・介助者は運賃が半額になります。
どうやって予約や支払いをするの?
予約はスマホアプリ「パブテク」またはコールセンターの電話で事前予約(電話受付は運行日の8:30〜17:00)。支払いは現金・クレジットカード・PayPayに対応します。

御代田町の“足”を変える実証運行が始まる

株式会社パブリックテクノロジーズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 CEO:青木大和)は、長野県御代田町と連携して、国土交通省の「交通空白解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」を活用した「御代田町公共ライドシェア」の実証運行を、2025年12月1日(月)から開始します。本取り組みは、同社が開発・運営する地方自治体向けスーパーアプリ「パブテク」に搭載されたAI配車機能「パブテクAI配車」を用い、御代田町全域を対象に日常の移動をドアツードアで支援することを目的としています。

対象は町民の日常的な移動で、通院、買い物、通学や習い事の送迎など多様なニーズに対応することを目指します。期間中は乗合型・ドアツードア方式で運行し、アプリとコールセンターの併用により高齢者や子どもを含む幅広い利用者層の利用を想定しています。

パブリックテクノロジーズ、長野県御代田町で「御代田町公共ライドシェア」の実証運行を開始 画像 2

地域の課題と本事業の位置づけ

御代田町では町内を巡る路線バスやコミュニティバスが存在せず、町民が町内で移動する際の手段が限られていました。特に高齢者の外出支援や、子どもの通学・習い事の送迎など、生活圏内で柔軟に使える移動手段の必要性が指摘されてきました。

こうした課題に対して、パブリックテクノロジーズ社はAI配車を含む公共ライドシェアの実証運行、システム提供だけでなく運行設計や地域での合意形成に伴走する支援の実績を活かし、本導入に至りました。導入後も継続して住民意見を収集・分析し、制度設計や運用の改善を行うことで、継続的に利用されるサービスの実現を目指します。

パブリックテクノロジーズ、長野県御代田町で「御代田町公共ライドシェア」の実証運行を開始 画像 3

地域事情を踏まえた設計の要点

本事業は、御代田町全域を対象にしつつ、生活ニーズに即した運行設計を行う点が特徴です。高齢者や児童など交通困難者を念頭に、買い物・通院・通学・習い事などの日常的な移動目的に対応します。

運行は乗合型で持続可能性と効率性を両立し、ドアツードア方式を採用することで、目的地まで柔軟に送迎します。利用者の利便性を高めるため、スマートフォンアプリだけでなくコールセンターによる電話予約にも対応します。

  • 対象エリア:御代田町全域(町内の移動に限る)
  • 対象者:御代田町民
  • 乗車方法:アプリまたは電話(事前予約。電話受付は運行日 8:30~17:00)
パブリックテクノロジーズ、長野県御代田町で「御代田町公共ライドシェア」の実証運行を開始 画像 4

「パブテクAI配車」と運用の具体像

「パブテクAI配車」は地方自治体向けスーパーアプリ「パブテク」に組み込まれたAIベースのオンデマンド配車機能です。利用者の予約情報をもとに最適な車両・経路・乗合いを自動算出し、ドアツードア運行や路線不定期便の予約まで単一のプラットフォームで運用できます。

本システムはアプリとコールセンターの双方に対応し、オペレーター向けの管理ツールやドライバーアプリも備えます。これにより配車管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を図り、自治体職員や運行事業者の業務負担軽減を目指します。

システム構成と利用プロセス

利用者はスマートフォンアプリまたは電話で事前予約を行い、AIが最適な配車プランを作成します。オペレーター用管理画面で予約や配車状況を確認でき、ドライバーは専用アプリでルートや乗降情報を受け取ります。

支払は多様な方法に対応し、現金、クレジットカード、PayPayなどが利用可能です。料金や割引制度もあらかじめ設定され、障がい者やその介助者、学生(高校生以下)は半額の取り扱いとなります。

対応チャネル
スマートフォンアプリ(パブテク)およびコールセンター(電話)
オペレーター支援
管理ツールによる予約・配車状況の一元管理
ドライバー支援
専用ドライバーアプリで経路・乗降情報を配信

実証運行のスケジュールと利用条件

本実証運行は2025年12月1日(月)から2026年1月31日(土)まで実施されます。運行日は月曜日から土曜日(ただし日曜祝日および年末年始の2025年12月27日~2026年1月4日は運休)で、運行時間は8:30~17:00の設定です。

利用料金は一律400円で、障がい者・障がい者の介助者、学生(高校生以下)は半額が適用されます。対象は御代田町民に限定され、対象エリアは御代田町全域(町内の移動に限る)となります。

  • 実証期間:2025年12月1日~2026年1月31日
  • 運行日:月~土(※日曜祝日、年末年始[12/27~1/4]を除く)
  • 運行時間:8:30~17:00
  • 利用料金:一律400円(障がい者・介助者・学生は半額)
  • 支払方法:クレジットカード、PayPay、現金

予約・支払いの流れ

乗車の予約はアプリまたは電話で行い、電話での受付は運行日の8:30~17:00に対応します。予約情報はオペレーターの管理画面と連携し、AIが最適配車を自動算出します。

支払いは乗車時または事前に選択した方法で行われ、領収や会計の処理は管理ツールで一元管理されます。これにより各種決済の導入と運行事業者側の事務負担軽減が期待されます。

事業主体と問い合わせ先、関連情報

本実証事業は、パブリックテクノロジーズと御代田町の連携によって実施されます。パブリックテクノロジーズは「Japanese Dynamism ― 地域から世界へ、日本を躍動させる ―」を掲げるGovTechスタートアップで、スーパーアプリ「パブテク」や行政支援AIツール「パブテクAI行政」などを提供しています。

本件に関する問い合わせは下記の連絡先を通じて受け付けられます。実証の結果は住民意見の収集・分析を通して運用方針に反映され、将来的な拡張や全国展開の知見として活用される予定です。

事業者
株式会社パブリックテクノロジーズ(PUBLIC Technologies, Inc.)
代表者
代表取締役社長 CEO 青木大和
所在地
東京都中央区
資本金
100,000,000円
設立
2020年5月
問い合わせ
info@pubtech.jp
関連URL
https://www.public-technologies.com/news/251201-1
プロダクト紹介
パブテク:https://explore.pubtech.jp/、パブテクAI行政:https://ai.pubtech.jp/

関連公的プロジェクト

本実証は国土交通省の「交通空白解消等リ・デザイン全面展開プロジェクト」の一環として実施されます。同プロジェクトの詳細は以下の公式ページで確認できます。

参考リンク:https://kotsu-kuhaku.jp/ および https://kotsu-kuhaku.jp/kotsu/

実施内容の要点を表で整理

以下に、御代田町公共ライドシェアの実証運行に関する主要項目を表形式で整理します。運行期間、対象、料金、予約方法、支払方法、事業者など、利用者や関係者が確認しやすい形でまとめています。

項目 内容
事業名 御代田町公共ライドシェア(実証運行)
実施主体 株式会社パブリックテクノロジーズ/長野県御代田町連携
実証期間 2025年12月1日~2026年1月31日
運行日・時間 月~土(※日曜祝日、年末年始 12/27~1/4 を除く) 8:30~17:00
対象エリア 御代田町全域(町内の移動に限る)
対象者 御代田町民
運行形態 乗合型・ドアツードア方式
利用料金 一律400円(障がい者・介助者、学生[高校生以下]は半額)
予約方法 アプリ(パブテク)または電話(コールセンター、運行日 8:30~17:00)
支払方法 クレジットカード、PayPay、現金
システム パブテクAI配車(アプリ/管理ツール/ドライバーアプリ)
問合せ先 info@pubtech.jp/関連リリース

本稿では、御代田町で開始される公共ライドシェアの実証運行について、背景と課題、サービスの特徴、システム構成、運行スケジュールや利用条件、事業主体と問い合わせ先までの情報を整理して紹介しました。住民の移動ニーズに応じた柔軟な運行設計と、AIを活用した配車管理がどのように地域の交通空白の解消に資するかが本事業のポイントです。

参考リンク: