12/1開幕｜MONOKATARI EXPO 2025がKITTE大阪で能登支援展示

大阪・KITTEで開幕するMONOKATARI EXPO 2025——万博のソフトレガシーを継承する実装例

MONOKATARI EXPO 2025 コンソーシアム（事務局：株式会社CRENEO）は、2025年12月1日（月）から2026年1月31日（土）までの2か月間、KITTE大阪 2F（GiftPad space／@JP CAFÉ）で地域特別展示「MONOKATARI EXPO 2025」を開催します。会場の開場時間は毎日11:00〜20:00です。

本展は、2025年10月の大阪・関西万博で展開された“地域 × デジタル × 共創”の取り組みを、アフター万博のソフトレガシーとして継承し、地域のものづくりをデジタルとリアルの両面から再編集するプロジェクトです。特に石川県輪島市・七尾市を中心に据えた能登復興支援を重要テーマとしており、地域の再生や職人の再挑戦を支える展示構成になっています。

展覧の位置づけと背景

MONOKATARI EXPOは、地域の「技術・文化・物語」を国内外へ届けることを目的に誕生した取り組みで、デジタル技術を活用して展示の到達範囲を広げる点が特徴です。大阪・関西万博の会期中に始まった展示を今回のKITTE大阪開催で再編集し、都市と地域の接続を持続可能な形に整えることが狙いです。

開催地であるKITTE大阪は交通アクセスが良好で、常設のGiftPad spaceとカフェ併設の@JP CAFÉを会場に用いることで、来場者が短時間で複数の体験を行える設計になっています。会場レイアウトは常設展示と特設展を組み合わせ、デジタルとリアルを行き来するハイブリッド動線を意識しています。

体験設計：デジタルオープンファクトリーとリアルの融合

展示は大きく分けて三つの特徴を持ちます。まず、工房を360°で巡る「デジタルオープンファクトリー」、次に作り手が直接伝えるリアル特設展、そして会場と連動するEC／デジタルモールの即時購買連携です。これらを組み合わせることで「体験 → 理解 → 購買」を一連の流れにしています。

各展示は来場者が単に鑑賞するだけでなく、技術や素材、文化的背景を空間的に理解できることを重視しています。VRや大型モニターを用いた没入型の体験は、工房内部を“その場にいるように”巡ることが可能で、地域ごとの技術の差異や製造プロセスを立体的に学べます。

1. デジタルオープンファクトリー（VR・大型モニター）

VRゴーグルを用いたイマーシブな体験により、遠隔地でも工房の内部空間を360°で閲覧できます。モニター表示とVR体験を併用することで、視覚情報だけでなく解説やテキスト情報も同時に提示します。

この展示形式は、地域固有の素材・技・文化の背景を空間的・時間的に再現することを目指し、日本国内でも数少ない実装例として位置づけられます。来場者は移動の制約を受けずに各地の工房を「訪れる」ことが可能です。

2. リアル特設展：作り手が“直接伝える”体験

徳島（THE TOKUSHIMA）や輪島（THE WAJIMA）の特設展では、制作実演、商品販売、ワークショップ、そして作り手と来場者の対話をコンパクトに体験できます。デジタルだけでは伝わりづらい「作り手の想い」や技術の細部を、現場で直接確認できる構成です。

輪島特設展は能登復興支援の象徴的ブースとして位置づけられ、地域の再生に向けた取り組みを可視化します。万博会場での制作実演や対話の様子を引き継ぎ、職人たちの再挑戦をリアルに伝えます。

3. 会場と連携するEC／デジタルモール（その場で購入可能）

会場で興味を持った商品は、デジタルモールやECサイトでその場から即購入が可能です。QRコードや会場端末からデジタルモールに接続し、“体験 → 理解 → 購買”の導線をシームレスにつなげています。

展示の画面イメージには、デジタルモールのサイト画面とスマートフォン等による顔認証後のサイト画面の例が示されています。顔認証等の技術を導入することで、購入フローの利便性向上や個別化された案内が可能になりますが、利用にあたっては各サービスの案内に従った手続きが必要となる点が明記されています。

出展企業・会期スケジュール・会場案内

本展には全国から約20社が出展予定で、会期中にさらに出展企業や特設展が追加される可能性があります。特に石川県七尾・輪島を中心とした出展は能登復興支援を具体化する要素として位置づけられています。

出展企業は地域別にまとまっており、会期中の特設展（THE TOKUSHIMA、THE WAJIMA等）に参加する企業が順次追加されます。展示は常設展示をGiftPad space、特設展を@JP CAFÉにて実施します。

主な出展企業（公表分）

• 石川県 七尾市（能登復興支援）：合同会社アマイケ、有限会社大根音松商店、株式会社スギヨ、株式会社高澤商店、革仕事の店tasola
• 和歌山県 和歌山市：有限会社嶋本木工所、紀州てまり工房 さゆ紀
• 徳島県 徳島市：オージージャパン株式会社、KITA CRAFT、NCタカシマ

上記は主に公表されている出展者で、THE TOKUSHIMA、THE WAJIMAなど会期中に追加開催される特設展への参加企業が含まれ、約20社程度となる見込みです。

会期と会場の詳細

会期

2025年12月1日（月）〜2026年1月31日（土）

時間

11:00〜20:00

会場

KITTE大阪 2F（大阪市北区梅田3-2-2）
常設展示：GiftPad space / 特設展：@JP CAFÉ

会期・内容・日程は変更となる場合があります。来場前の最新情報は主催者の公式案内をご確認ください。

主催・共催・協力・後援と問合せ先

MONOKATARI EXPO 2025 はコンソーシアム形式で運営され、事務局は株式会社CRENEOが担います。共催・協力・後援の体制は地域連携や産業振興を念頭に構成されています。

出展や見学、取材などに関する問い合わせは下記の事務局連絡先を参照してください。デジタルモールやプロジェクトの詳細情報も公開されています。

主催・共催・協力・後援

• 主催：MONOKATARI EXPO 2025 コンソーシアム（事務局：株式会社CRENEO）
• 共催：一般社団法人クラウドサービス推進機構（CSPA）、一般社団法人 AI・IoT 普及推進協会、一般社団法人ロボティックス・オートメーション普及推進協会、一般社団法人Work Design Lab、NPO アジア・アパレルものづくりネットワーク、World Trade Center Tokyo 株式会社
• 協力：和歌山商工会議所、徳島商工会議所、七尾商工会議所、輪島商工会議所
• 後援：大阪商工会議所、株式会社北陸銀行

事務局・問い合わせ

コンソーシアム事務局

株式会社CRENEO

Email

info@cre-neo.com

URL（主催者サイト）

https://cre-neo.com/

デジタルモール

https://digimall-monokatari.cre-neo.com/

出展企業の追加や特設展の更新は公式サイトやコンソーシアムの案内で順次告知されます。展示内容や購入方法の具体的な操作手順についても、会場での案内に沿って提供されます。

開催情報の要点まとめ

以下の表は、本記事で紹介したMONOKATARI EXPO 2025の開催概要、展示の特徴、主な出展者、主催・共催等を整理したものです。表の後に本記事の要点を簡潔にまとめます。

本記事は、発表されたプレスリリースの内容をもとに、MONOKATARI EXPO 2025の開催概要、展示の特徴、出展企業、主催・共催・協力団体、連絡先等を整理して伝えました。会期中の出展追加や展示内容の変更が想定されるため、詳細は公式サイトや事務局の案内を参照してください。