22年ぶり復活!おねがい☆ティーチャー新作制作プロジェクト始動
ベストカレンダー編集部
2025年11月28日 21:54
おねがい☆ティーチャー新作制作
開催日:11月28日
木崎湖から再始動する「おねがい☆ティーチャー」──聖地とファンへの感謝を映像に
株式会社ジェンコは、1990年代後半から2000年代にかけて人気を博した「おねがいシリーズ」の一作品である『おねがい☆ティーチャー』について、22年振りの新作映像制作プロジェクトを発足したことを2025年11月28日16時45分に発表した。今回のプロジェクトはクラウドファンディングを同日より開始するもので、制作の中心には当時のスタッフと新たな制作体制が混在する形がとられる。
プレスリリースによれば、本プロジェクト発足の背景には2024年夏に開催された20th記念イベントでの盛り上がりと、長年ファンの交流の場となってきた聖地である木崎湖キャンプ場の閉場が影響している。イベント当日は約1,000名を超える来場者を迎え、1,400万円を超える支援が集まったことが明かされている。スタッフ側はこの反響を受けて新規映像化の検討を進め、最終的に本プロジェクトの立ち上げに至ったと説明している。
プロジェクトの狙いと収録内容──未公開部分を映像化する2つの秘蔵エピソード
発表資料では、本プロジェクトが「おねがい☆ティーチャー」の新作映像を制作し、Blu-ray化することを明確にしている。新作映像は本編で描かれなかった部分を補完する内容で、具体的にはみずほ先生と桂(圭)に関するエピソードと、小石と苺を巡るエピソードの2本の秘蔵エピソードを映像化することが示されている。
新作映像は完成後、都内および木崎湖周辺の施設での上映会も予定されている。制作進行に伴い、他の制作スタッフや声優陣については決定次第公式ページ上で順次公開していく方針だ。
制作に込める意図
文面には「ファンの皆様へのこれまでの多大なる感謝と、聖地 木崎湖キャンプ場への感謝を込めて、再びファンの皆さんと木崎湖に集まれるきっかけとなればと願っております」との表現があり、作品と土地、ファンの関係性を重視する姿勢が読み取れる。木崎湖キャンプ場閉場を契機としてシリーズを停滞させないという判断がプロジェクト発足の一因である。
なお、発表文中には「おねがい☆ティーチャーの放送から本年で23年が経過しました」との記述もあり、時間の経過を踏まえた節目でのリブート企画であることが強調されている。
制作体制とキャスト陣容──当時の面々と新たな参加者
プロジェクトの主要制作スタッフとして以下が明示されている。制作は制作会社やスタッフの連携により進められ、Blu-ray化はバンダイナムコフィルムワークスが担当する。
- 監督:中尾 幸彦
- キャラクター原案:羽音 たらく(描きおろしジャケットイラストあり)
- 演出:八谷 賢一
- 背景美術:株式会社草薙
- プロデューサー:米沢 恵美
- アニメーション制作:株式会社スタジオM2
- Blu-ray製作:株式会社バンダイナムコフィルムワークス
- プロデュース:株式会社ジェンコ
また声優陣は当時と同じキャスティングで臨むことが明記されている。出演声優の一部は以下の通りだ。
- 井上 喜久子(風見 みずほ役)
- 保志 総一朗(草薙 桂役)
- 田村 ゆかり(森野 苺役)
- 川澄 綾子(縁川 小石役)
さらに、本作の13話およびエンディング原画を担当したアニメーターの中嶋 敦子も参加し、描きおろしイラストを寄せる予定であることが発表されている。
スタッフとキャストの融合による新体制で、当時の制作側と視聴者側だったスタッフが連携し制作にあたる点も明示されている。
クラウドファンディングの詳細とスケジュール、返礼品
クラウドファンディングはMotionGallery(モーションギャラリー)をプラットフォームにして、2025年11月28日より開始される。公式のクラウドファンディングページのリンクはプレス資料で案内されている。
プロジェクトでは集まった資金が映像制作費に充当される。目標金額が未達であってもプロジェクトは進行・実施される旨が明確に示されているため、資金の到達状況に関わらず制作を前提とした計画である。
制作スケジュール
| 工程 | 予定時期 |
|---|---|
| 制作開始 | 2025年12月 |
| 完成予定 | 2026年4~5月 |
制作は2025年12月に開始し、2026年4月から5月の完成を目指すスケジュールが発表されている。完成後はBlu-rayを主軸とした返礼品の発送や上映会の実施が見込まれている。
返礼品(リワード)の内容
返礼品のメインは新規映像のBlu-rayである。その他、具体的に予定されている返礼品は次のとおりである。
- 黒井 みめい(漫画家)による苺を主役にしたアンソロジーコミック
- 特急みずほのヘッドマークキーホルダー
- アクリルボード
- ファイングラフ(高品質印刷作品)
返礼品は今後の詳細決定に伴い、追加・変更があり得ることも示されているが、現時点で提示されたラインナップは上記の通りである。
過去のイベントと今後の関連情報、権利表記
プロジェクト発足の背景となったイベントは、2024年6月8日に木崎湖キャンプ場で開催された20周年記念イベントである。会場のトークイベントの様子や、会場外の待機列の写真がプレスリリース内で紹介されており、この日の集いが新規映像化の機運を高めたことが強調されている。
また、プロジェクトは新作アニメに関連して、過去に行われた木崎湖の同窓会のようなリアルイベントの再実施を検討している点も明記されている。完成後の上映会は都内および木崎湖近隣施設を予定しており、地域との結びつきを重視している。
関連リンクと公式アカウント
- クラウドファンディング(MotionGallery)
- クラウドファンディング – MotionGallery (モーションギャラリー)(プロジェクトページはMotionGallery上に公開)
- 作品関連情報(20周年特設サイト)
- おねがいシリーズ20周年 特設サイト
- 作品公式X(旧Twitter)
- https://x.com/10please
- おねてぃ20周年木崎湖実行委員会 公式X
- https://x.com/please10kizaki
権利表記としては「©Please!/バンダイビジュアル」が明記されている。またプレスリリース末尾には「※本件を記事にしていただく場合には城」との断片的な記載が残されているため、転載・引用に関しては当該発表の全文や公式案内の更新を確認する必要がある。
まとめ:プロジェクトの要点整理
以下の表は本プレスリリースの主要項目を簡潔に整理したものだ。プロジェクトの目的、主要スタッフ、スケジュール、返礼品、関連リンクなどを一目で確認できるようにまとめている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表社 | 株式会社ジェンコ |
| 発表日時 | 2025年11月28日 16時45分 |
| 企画名 | 『おねがい☆ティーチャー』新作映像制作プロジェクト(おねがいシリーズリブート企画) |
| 背景 | 2024年夏の20th記念イベントの反響(約1,000名来場、1,400万円超の支援)と木崎湖キャンプ場の閉場 |
| 内容 | 本編未公開部分を映像化する2つの秘蔵エピソード(みずほ先生と桂、縁川小石と森野苺)を制作しBlu-ray化 |
| クラファン開始 | 2025年11月28日(MotionGallery) |
| 制作体制(主なメンバー) | 監督:中尾 幸彦/キャラ原案:羽音 たらく/演出:八谷 賢一/背景:株式会社草薙/制作:株式会社スタジオM2/プロデュース:株式会社ジェンコ/Blu-ray製作:株式会社バンダイナムコフィルムワークス |
| 主要声優 | 井上 喜久子(風見 みずほ)/保志 総一朗(草薙 桂)/田村 ゆかり(森野 苺)/川澄 綾子(縁川 小石) |
| 制作スケジュール | 制作開始:2025年12月/完成予定:2026年4〜5月 |
| 返礼品(予定) | Blu-ray(新規映像)、黒井 みめいによるアンソロジーコミック、特急みずほヘッドマークキーホルダー、アクリルボード、ファイングラフ等 |
| その他 | 目標未達でもプロジェクトは実施。完成後に都内及び木崎湖近隣施設での上映会を予定。 |
| 権利表記 | ©Please!/バンダイビジュアル(※本件を記事にしていただく場合には城) |
| 関連リンク | 20周年特設サイト(A-On Store)、MotionGallery(クラウドファンディング)、公式Xアカウント等 |
本件は長年にわたり支持を受けてきた作品を原点に立ち返りつつ、当時の制作陣と新たな体制で挑むリブート企画である。制作スケジュールや返礼品の詳細、スタッフ・キャストの追加発表は今後の公式アナウンスで随時更新されるため、最新情報は公式クラウドファンディングページや公式Xアカウント等で確認することが適切である。
参考リンク: