12月3日開幕 第11回 日本の食品輸出EXPOの見どころ

日本の食品輸出EXPO

開催期間:12月3日〜12月5日

日本の食品輸出EXPO
この展示会って一般の人も行けるの?
一般来場は事前登録が必要で、公式ページから来場登録を行います。プレス取材は別途申請し、取材テーマや出展者・海外バイヤーとの面談調整が可能です。
なぜホタテ輸出がこんなに増えたの?
米国のホタテ減産で日本産への需要が高まり、世界的な和食ブームと健康志向が追い風に。さらに中国の輸入停止で販路が東南アジアや米国へ転換したためです。

米国で伸びるホタテ輸出と中国規制後の販路転換の実態

RX Japan株式会社が発表したプレスリリースによれば、2025年上半期(1月~6月)におけるホタテ貝の輸出増加額は前年同期比で+109億円となりました。増加の背景には、米国市場でのホタテ減産や、世界的な日本食ブーム、さらに健康志向の高まりがあり、これが需要を更に押し上げています。

他方で、中国側の日本産水産物に対する輸入停止の影響も重要です。その結果、従来中国向けであった輸出が東南アジア(ベトナム・タイ等)や米国へ転換される動きが顕著になっています。プレスリリースはこの点を指摘し、出展企業や海外バイヤーとの対話を通じて、実際の販路拡大の事例や戦略が紹介されることを示しています。

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増加要因の詳細

ホタテ輸出増加の要因としては、需給の変動と市場トレンドが複合的に作用しています。米国側の供給不足は価格を押し上げ、日本産が選択されやすくなる環境を作りました。さらに海外での和食流行が、鮮魚や加工品の需要を引き上げています。

また、中国の輸入停止に伴う輸出先の転換という構造的な変化が生じ、輸出先の多角化が進みました。ベトナムやタイといった東南アジア諸国、そして米国市場向けの販売体制強化が進行しています。農林水産省の資料も参照されています(出典はMAFFプレス資料)。

  • 主な要因:米国のホタテ減産、和食ブーム、健康志向の高まり
  • 構造変化:中国規制による輸出先の転換(東南アジア・米国など)
  • 参考資料:農林水産省の関連プレスリリース(MAFF)
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幕張メッセに集う「日本の食品」輸出EXPOの見どころ

RX Japan株式会社は、第11回 “日本の食品” 輸出EXPO2025年12月3日(水)~5日(金)に幕張メッセで開催します。会期は各日とも10:00~17:00です。本展では水産物に加え、和牛・抹茶・調味料・酒など多数の製品群が出展し、輸出に向けた商談や情報交換の場となります。

本展の特徴は、展示と並行して海外バイヤーとの直接面談や出展者の取材が可能である点です。プレスリリースでは、出展企業の担当者だけでなく来場する海外バイヤーに対する取材アレンジも可能である旨が明示されています。取材希望者は事前申込みを行うことで、取材対象やテーマの調整が受けられます。

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会場で得られる情報と交流の機会

出展企業のブースでは製品サンプルの確認、輸出に関する課題や成功事例のヒアリング、商談の場が用意されます。海外バイヤーは地域別の需要動向や品質・規格に関する具体的な要望を提示するため、実務的な情報交換が期待できます。

また、事務局は会期前日(12月2日)の取材にも柔軟に対応する可能性があるとしています。取材スケジュールの調整は事前に相談が必要です。出展・来場に関する公式情報は下記の公式ページで確認できます。

公式情報(展示会ページ): https://www.jfex.jp/jpfood/ja-jp.html

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出展される主要な水産物と出展企業一覧

プレスリリースには水産物の出展製品が具体的に列挙されています。各製品は冷凍・加工・養殖など多様な形態で海外市場に提供される予定で、各社が輸出戦略や品質管理、規格対応をアピールします。

以下にプレスリリースで示された水産物と出展企業を漏れなく記載します。取材では各社担当者の詳細な説明や、海外バイヤーの評価を直接聞くことが可能です。

冷凍ホタテ片貝
きゅういち株式会社
殻付酒むしほたて貝
株式会社ともや
冷凍殻付き牡蠣
クニヒロ株式会社
冷凍片貝牡蠣
有限会社アラコウ水産
養殖ハマチ
成田市公設地方卸売市場
冷凍さわら刺身
浜田シーフーズ&グロサリ輸出促進協議会
さば水煮
清水食品株式会社

上記以外にも、会場には和牛、抹茶、調味料、酒など食品や飲料に関わる幅広いカテゴリーの出展が予定されています。水産物以外の出展製品も多岐に渡るため、商談や取材のテーマを事前に整理しておくことが有効です。

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取材・来場案内と展示会の基本情報

取材申込みは事前に行うことが推奨されています。プレスリリース内では取材申し込みリンクの案内があり、事務局側で取材テーマやスケジュール調整に応じる旨が記載されています。事前相談により、特定の出展者や海外バイヤーとの面談設定が可能です。

一般来場者向けの来場登録窓口も設けられており、出展内容や入場方法については公式ページで詳細を確認できます。来場の可否や取材機材の持ち込み、取材時間帯の希望などは事前に相談してください。

取材に関する具体的な申し込み方法は公式サイトの案内に従ってください。会期前日の対応(12月2日)についても、事務局側で調整が可能な場合がありますので、スケジュール調整の旨を明記して相談することが望ましいです。

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参考資料と規制に関する出典

プレスリリースは、農林水産省の関連資料を参照しています。中国による輸入停止などの措置に関する背景情報は、農林水産省の公開資料(MAFF)で確認できます。

参照URL(農林水産省): https://www.maff.go.jp/j/press/yusyutu_kokusai/kikaku/attach/pdf/250804-1.pdf

本記事のポイントまとめ

ここまでの内容を表形式で整理します。展示会の基本情報、ホタテ輸出の数値的事実、主要出展製品と企業、取材に関する案内を網羅的にまとめています。

項目 内容
プレスリリース発表者 RX Japan株式会社(発表日時:2025年11月28日 16時45分)
展示会名 第11回 “日本の食品” 輸出EXPO
会期 2025年12月3日(水)~5日(金) 10:00~17:00
会場 幕張メッセ
主催 RX Japan株式会社
ホタテ輸出の増加(数値) 2025年上半期(1月~6月):前年度同期比 +109億円
増加の主な要因 米国のホタテ減産、和食ブーム、健康志向の高まり、中国の輸入停止による輸出先転換
出展水産物(主要)
  • 冷凍ホタテ片貝(きゅういち株式会社)
  • 殻付酒むしほたて貝(株式会社ともや)
  • 冷凍殻付き牡蠣(クニヒロ株式会社)
  • 冷凍片貝牡蠣(有限会社アラコウ水産)
  • 養殖ハマチ(成田市公設地方卸売市場)
  • 冷凍さわら刺身(浜田シーフーズ&グロサリ輸出促進協議会)
  • さば水煮(清水食品株式会社)
公式情報・申込先 https://www.jfex.jp/jpfood/ja-jp.html
参照資料(政府) 農林水産省の関連資料(PDF)

上表は本プレスリリースの要点を整理したものです。展示会では数多くの企業と製品が出展し、輸出に関する具体的な取引や情報交換が行われます。出展者・海外バイヤー双方の動向を確認する場として、取材希望者は事前に取材テーマや対象を整理して申し込みを行うと、より有益な取材が行えるでしょう。

参考リンク: