『デスノート THE MUSICAL』10周年公演が開幕
ベストカレンダー編集部
2025年11月26日 15:37
デスノート10周年公演
開催期間:11月24日〜12月14日
10周年を迎え、東京で新たに幕を開けた『デスノート THE MUSICAL』
株式会社ホリプロが発表したプレスリリース(発表日時:2025年11月26日 12時10分)によると、人気漫画『DEATH NOTE』を原作とするミュージカル版『デスノート THE MUSICAL』が、東京建物 Brillia HALLにて初日を迎え、最終舞台稽古が行われました。原作は2003年12月から2006年5月にかけて週刊少年ジャンプで連載され、映画やドラマ、アニメなど多様なメディアで展開されてきた作品です。
ミュージカル版は2015年に日本で世界初上演され、その後2017年、2020年と再演を重ね、海外でも上演されるなど高い評価を得てきました。2025年はミュージカル版の上演から10周年の年にあたり、今回の公演はその節目にあたる新たな演出・キャスティングでの上演となります。最終稽古や舞台写真の撮影は田中亜紀が担当しています。
登場人物と注目のキャスト陣
今回の上演では主要なキャラクターに新旧の実力派・注目の若手が揃い、演技面での厚みが増しています。夜神 月はダブルキャスト制を採り、加藤清史郎と渡邉 蒼がそれぞれ異なるアプローチで役を演じます。
作品の根幹を成す探偵役や死神役にも経験豊富な俳優たちが配置され、心理戦や人間ドラマの見せ方に重点を置いた舞台作りが予測されます。以下に主要キャストと役どころを整理します。
主要キャストの配置と役どころ
出演者の多くは舞台・ミュージカルで確かな実績を持つ面々です。夜神 月の内面の揺れや、Lとの対峙、死神たちの独特の存在感が舞台の軸となります。
各キャストは公演に向けたコメントも寄せており、役作りや演技に対する思い入れがうかがえます。演出は栗山民也、音楽はフランク・ワイルドホーンが担当し、オリジナルの音楽性と演出が融合した新たな上演となっています。
- 夜神 月(ダブルキャスト)
- 加藤清史郎/渡邉 蒼。加藤は子役時代からの舞台経験を経て確固たる存在感を放ち、渡邉は近年舞台主演やソロ活動でも注目を集める若手。二者それぞれの月像が上演を多層化する。
- L
- 三浦宏規。繊細な演技力と身体性を併せ持ち、静かな狂気を宿すL像で月と対峙する。
- 弥 海砂
- 鞘師里保。元アイドルとしての表現力を活かし、死神と人間の狭間に生きる複雑な感情を描く。
- 夜神粧裕
- リコ(HUNNY BEE)。音楽活動と舞台経験を持つ若手が、月の妹として物語に新しい色を添える。
- 死神レム
- 濱田めぐみ。8年ぶりの登場となるレムを成熟した表現で描く。
- 死神リューク
- 浦井健治。かつて夜神 月を演じた経験を経て、今回リュークとして物語の観察者を演じる。
- 夜神総一郎
- 今井清隆。警視庁刑事長として月との親子関係に緊張感をもたらす存在。
- そのほかキャスト
- 俵 和也、石丸椎菜、岩橋 大、大谷紗蘭、小形さくら、尾崎 豪、上條 駿、川口大地、神田恭兵、咲良、田中真由、寺町有美子、照井裕隆、藤田宏樹、増山航平、町屋美咲、松永トモカ、望月 凜、森下結音、安福 毅、德岡 明(スウィング)、森内翔大(スウィング)
稽古場の様子と写真記録
最終舞台稽古では役者同士の連携や舞台機構、音響照明の最終確認が行われ、公演スタッフとキャストが入念に上演品質を高めていました。撮影は田中亜紀が担当し、舞台の緊張感と細部の表情を収めています。
写真には、加藤清史郎と浦井健治、渡邉 蒼、三浦宏規らの場面写真が含まれており、ビジュアルからも今回の演出方針や役者の佇まいが読み取れる構成となっています。
公演スケジュール、チケット、劇場内の企画
東京公演の期間は2025年11月24日(月休)~12月14日(日)、会場は東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)です。主催・企画制作は株式会社ホリプロ、助成は公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京による支援を受けています。
チケットはホリプロステージで販売中で、席種や料金が細かく設定されています。U-25やYシートなど若年層向け割引も用意されています。
東京公演・チケット詳細
東京公演の座席と料金は以下の通りです。プレミアムシートやS席/A席/B席の日別料金、当日引換券の設定があり、複数回の観劇を想定するキャンペーンも実施されます。
チケット販売や座席表、購入方法の詳細は公式サイトで案内されています。
| 席種 | 料金(平日) | 料金(土日祝) |
|---|---|---|
| プレミアムシート | 20,000円(全日) | 20,000円(全日) |
| 1階S席 | 15,000円 | 15,500円 |
| 2階S席 | 14,000円 | 14,500円 |
| A席 | 9,500円 | 10,000円 |
| B席 | 7,000円 | 7,500円 |
| U-25(当日引換) | 7,500円 | 8,000円 |
| Yシート(20歳以下当日引換) | 2,000円(全日) | 2,000円(全日) |
公演中の企画と字幕サポート
公演期間中はいくつかの特別企画やアフタートークが予定されています。11月30日(日)12:30のホリプロステージ会員貸切公演ではアフタートーク登壇と来場者全員プレゼントが行われます。また、11月24日と11月25日には10周年記念企画が実施され、来場者プレゼントやカーテンコールの一部撮影許可などが設けられます。
アフタートークは複数回実施され、登壇者の組み合わせや開催日時は以下の通りです。さらに、東京公演の一部回(12月9日~12月14日の貸切公演を除く8公演)ではスマートグラスによる字幕提供が行われます。
- アフタートーク開催日と登壇者
- 11月29日(土)17:30:鞘師里保、リコ(HUNNY BEE)、今井清隆
- 12月6日(土)17:30:加藤清史郎、三浦宏規
- 12月9日(火)18:00:渡邉 蒼、三浦宏規
- 12月10日(水)13:00:浦井健治、濱田めぐみ
- 12月12日(金)13:00:加藤清史郎、渡邉 蒼、浦井健治
- スマートグラス字幕:提供期間は東京公演のうち12月9日(火)~12月14日(日)の貸切公演を除く指定8公演。繁体字中国語・簡体字中国語・英語・日本語に対応。
- スマートグラスシステムは Panthea Live(パンテアライブ)を利用。公式・提供元は株式会社ミレオン。問い合わせ:myamagata@milleon.jp(担当:山縣美礼)
- W夜神 月観劇コンプリートキャンペーン:加藤清史郎と渡邉 蒼それぞれの月を観劇した来場者に非売品グッズをプレゼント。
- ホリプロステージ会員貸切公演:11月30日(日)12:30。アフタートークと来場者プレゼントあり。
国内巡演、海外上演予定と制作スタッフ
本公演は東京公演に続き、国内外での上演が予定されています。大阪、愛知、福岡、岡山と巡演のスケジュールが組まれており、海外では台湾でのシンフォニーコンサート開催および韓国公演が進行中です。
制作スタッフには国内外で実績のあるメンバーが揃い、原作・音楽・演出・翻訳・音楽監督など主要なクリエイティブを担っています。ここでは国内外公演の主な日程とスタッフクレジットを示します。
国内巡演と海外上演の主な日程
国内巡演は以下のスケジュールで発表されています。各公演の主催・問い合わせ先も公表されていますので、チケットや詳細はそれぞれの窓口で確認できます。
海外上演は台湾でのシンフォニーコンサート(11月29日、11月30日)と、韓国でのロングラン上演(2025年10月14日~2026年5月10日)が予定されており、主要キャストには現地キャストが配されています。
- 台湾公演(シンフォニーコンサート):2025年11月29日(土)19:30 / 11月30日(日)14:30、台北ミュージックセンター。主催:Harmonia Productions LLC./聯合デジタル文創。公式サイト案内あり。
- 韓国公演:2025年10月14日(火)~2026年5月10日(日)、Dキューブリンクアートセンター。制作:OD COMPANY、共同制作:TBC、TJB、主催:SBS。
- 大阪公演:2025年12月20日(土)~12月23日(火)、SkyシアターMBS。主催:梅田芸術劇場/読売テレビ。問い合わせ:梅田芸術劇場 06-6377-3888(10:00~18:00)。
- 愛知公演:2026年1月10日(土)~1月12日(月祝)、愛知県芸術劇場 大ホール。主催:テレビ愛知/キョードー東海。問い合わせ:キョードー東海 (052)972-7466。
- 福岡公演:2026年1月17日(土)~1月18日(日)、福岡市民ホール 大ホール。主催:インプレサリオ/RKB毎日放送。問い合わせ:info@impresario-ent.co.jp、TEL:092-600-9238(平日11:00~15:00)。
- 岡山公演:2026年1月24日(土)~1月25日(日)、岡山芸術創造劇場 ハレノワ 大劇場。主催:公益財団法人岡山文化芸術創造。問い合わせ:086-201-2200。
制作スタッフ(主なクレジット)
スタッフ陣はミュージカル制作に精通した面々で、演出・音楽・脚本・翻訳など各領域で国際的なクレジットが並びます。音楽はフランク・ワイルドホーン、演出は栗山民也が担当しています。
下記に主要スタッフを列挙します。配役や舞台美術、音響照明などが一体となって作品の世界観を形づくります。
- 原作:『DEATH NOTE』(大場つぐみ、作画:小畑健)
- 作曲:フランク・ワイルドホーン
- 演出:栗山民也
- 歌詞:ジャック・マーフィー、脚本:アイヴァン・メンチェル、翻訳:徐賀世子、訳詞:高橋亜子
- 編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ハウランド、音楽監督・指揮:塩田明弘
- 美術:二村周作、照明:勝柴次朗、音響:山本浩一、衣裳:有村淳、ヘアメイク:鎌田直樹
- 映像:上田大樹、振付:田井中智子、歌唱指導:ちあきしん、舞台監督:加藤高
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原作 | DEATH NOTE(大場つぐみ/小畑健、集英社) |
| 公演期間(東京) | 2025年11月24日~12月14日(東京建物 Brillia HALL) |
| 主要キャスト | 夜神 月:加藤清史郎/渡邉 蒼(Wキャスト)、L:三浦宏規、弥 海砂:鞘師里保、夜神粧裕:リコ(HUNNY BEE)、レム:濱田めぐみ、リューク:浦井健治、夜神総一郎:今井清隆 |
| チケット | ホリプロステージにて販売中。料金はプレミアム20,000円、1階S席15,000円など(平日・土日祝により変動)。 |
| 字幕サポート | スマートグラスによる多言語字幕提供(繁体字・簡体字・英語・日本語)。提供回は12月9日~12月14日の貸切除く8公演。提供:Panthea Live(株式会社ミレオン) |
| 海外公演 | 台湾シンフォニーコンサート:11/29-11/30(台北)、韓国公演:2025/10/14~2026/5/10 |
| 公式サイト | https://horipro-stage.jp/stage/deathnote2025/ |
以上が本公演の主要情報の整理です。各公演の詳細やチケット購入、スマートグラスの利用に関する問い合わせは公式案内および各主催窓口を参照してください。
参考リンク: