『薬屋のひとりごと』累計4500万部突破　原作展は12/5開幕

シリーズ累計4,500万部到達──刊行の歩みと現状の整理

株式会社イマジカインフォス（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：前田起也）が発行する小説シリーズ『薬屋のひとりごと』（著者：日向夏／イラスト：しのとうこ、ヒーロー文庫）が、シリーズ累計発行部数4,500万部を突破しました。公式の発表日時は2025年11月26日12時02分です。

本シリーズは2014年8月末に第1巻が刊行され、現在は第1巻から第16巻まで発売中です。作品は後宮を舞台に、毒見役の少女・猫猫が薬と毒、謎解きを軸に事件を追うミステリー要素の強い物語で、現在の“後宮ブーム”の先駆けとなった作品として支持を集めています。コミカライズはスクウェア・エニックス版と小学館版の2社から刊行されており、2025年11月25日にはスクウェア・エニックス版の最新16巻と、シリーズ初の公式外伝『薬屋のひとりごと外伝 小蘭回想録』が発売されました。

累計発行部数の推移

公式発表に示された経緯を時系列に整理すると、シリーズの増刷・拡大の流れが見えてきます。以下は原作小説及びコミックス2作品の発行部数累計として公表された数字です。

• 2023年9月末（TVアニメ第1期放送開始前）：約2,400万部
• 第1期終了時点：3,300万部超
• 2025年2月：4,000万部到達
• 2025年11月（今回の発表）：4,500万部突破

この成長は原作小説の継続刊行、コミカライズ、そしてアニメ化が相互に作用した結果とみられます。原作小説は1～16巻までがヒーロー文庫より刊行されており、関連書籍として『薬屋のひとりごと画集』（著：しのとうこ、監修：日向夏）も発行されています。

TVアニメ第3期と劇場版の制作体制──放送・公開スケジュール

TVアニメ『薬屋のひとりごと』は、2025年1月に放送された第2期が好評のうちに終了し、続いてTVアニメ第3期と劇場版の制作が決定しています。第3期は分割2クールでの放送予定であり、第1クールが2026年10月から、第2クールが2027年4月から放送されます。劇場版は2026年12月に公開予定で、原作者・日向夏による完全新作ストーリーとなります。

制作体制と主要スタッフ・キャストの情報は以下の通りです。作品の世界観再現に向けた制作陣と声優陣が名を連ねています。

主要スタッフ

原作

日向夏（ヒーロー文庫／イマジカインフォス刊）

キャラクター原案

しのとうこ

総監督・シリーズ構成

長沼範裕

監督

筆坂明規

副監督

中川 航

脚本

柿原優子・千葉美鈴・小川ひとみ

キャラクターデザイン

中谷友紀子

美術監督

髙尾克己

色彩設計

相田美里

CGIディレクター

永井 有

撮影監督

鈴木麻予

編集

今井大介

音響監督

はた しょう二

音楽

神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間ありさ

アニメーション制作

TOHO animation STUDIO×OLM

製作

「薬屋のひとりごと」製作委員会

キャスト（役名：声優）

• 猫猫：悠木碧
• 壬氏：大塚剛央
• 高順：小西克幸
• 玉葉妃：種崎敦美
• 梨花妃：石川由依
• 里樹妃：木野日菜
• 小蘭：久野美咲
• 子翠：瀬戸麻沙美
• ナレーション：島本須美

画像使用時はコピーライト表記が求められており、表記例は以下の通りです：
©日向夏／イマジカインフォス　イラスト：しのとうこ

原作展「毒と薬、科学とミステリー」──会場構成と入場特典、チケット販売情報

『薬屋のひとりごと』の原作小説初の大規模原作展が2025年12月5日（金）～12月25日（木）にかけて、東京ソラマチ®のスペース634（5F イーストヤード11番地）で開催されます。本展は「毒と薬、科学とミステリー」という切り口で、物語世界を深掘りする内容構成です。原作者の日向夏による完全書き下ろしの新作エピソードが会場で週替わりに公開されるほか、イラスト担当のしのとうこが手がけた描き下ろしビジュアルや裏話の展示を行います。

展示は“読む”から“体験する”へと変換することを意図しており、会場限定のリーフレット配布など来場特典が設けられます。リーフレットには会場で展示されるショートストーリーが収録され、入場者限定で配布されます。

開催概要

• 展示会名：小説『薬屋のひとりごと』原作展 毒と薬、科学とミステリー
• 開催期間：2025年12月5日（金）～12月25日（木）
• 開催場所：スペース634（東京ソラマチ®5F イーストヤード11番地）
• 開場時間：10:00～19:00（最終入場は30分前まで）

入場特典とチケット情報

本展では原作者による完全書き下ろしストーリーが週替わりで公開され、会場限定のショートストーリーを収めたリーフレットを入場者に配布予定です。リーフレットは会場で配布されるため、会期中に来場した人のみが閲覧できます。

前売券は現在発売中で、通常チケットはローソンチケットにて、グッズ付きチケットはヒーロー文庫STOREでの限定販売です。販売期間は2025年9月28日（日）18:00～2025年12月4日（木）23:59です。なお、ローソンチケットでの通常チケット購入はWEB（スマートフォンのみ）となります。

通常チケット（WEB購入・スマートフォンのみ）

小・中・高：1,000円（税込）、一般・大学生：2,000円（税込）

グッズ付きチケット（ヒーロー文庫STORE限定）

• グッズ付A（パス&ネックストラップ）：3,300円（税込）
• グッズ付B-1（マルチケース：猫猫イメージver.）：4,300円（税込）
• グッズ付B-2（マルチケース：壬氏イメージver.）：4,300円（税込）
• グッズ付AB全セット：7,800円（税込）

グッズは当日展示会場にて引き換えとなります。ヒーロー文庫STOREでの販売対象はグッズ付きチケットに限られ、小・中・高・一般・大学生の通常チケットは同ストアでの販売は行われません。また、12月5日（金）と土日は日時指定券が必要となるため注意が必要です。

チケット購入ページのURLは以下のとおりです。

1. ローソンチケット（通常チケット）：https://l-tike.com/event/mevent/?mid=766953
2. ヒーロー文庫STORE（グッズ付きチケット）：https://ticket.store.herobunko.com/events/syosetu-kusuriyanohitorigotonosekaiten-20251205-20251225

本展の最新情報は展示会公式HPおよび公式Xアカウントで発信されます。公式HPはhttps://ticket.store.herobunko.com/、公式Xはhttps://x.com/kusuriyanov_exです。

原作・関連書誌と公式メディアの案内

ここでは原作小説や関連書籍、公式アカウント、作品あらすじをまとめます。原作小説はヒーロー文庫より1～16巻が刊行されており、イラストはしのとうこが担当しています。画集や外伝など関連書籍も刊行されています。

作品のあらすじは次の通りです。花街で薬師として働いていた少女・猫猫が人さらいに遭い後宮へ売り飛ばされ、持ち前の好奇心から事件に首を突っ込むことで生活が一変する。上級妃・玉葉や美形の宦官・壬氏らと関わりながら、陰謀渦巻く後宮で薬と毒に絡む事件を解き明かすミステリー作品です。

原作・関連書誌

• 小説『薬屋のひとりごと』（ヒーロー文庫）1～16巻（著：日向夏、イラスト：しのとうこ）
• 『薬屋のひとりごと画集』（著：しのとうこ、監修：日向夏）
• 『薬屋のひとりごと外伝 小蘭回想録』（公式外伝、発売日：2025年11月25日）

公式ウェブ・SNS

• 原作小説公式X（旧Twitter）：@kusuriya_OA（https://x.com/kusuriya_OA）
• TVアニメ公式サイト：kusuriyanohitorigoto.jp
• TVアニメ公式X（旧Twitter）：@kusuriya_PR
• TVアニメ公式TikTok：@kusuriya_pr

要点の整理（本記事で触れた主要項目のまとめ）

以下は本記事で触れた主要情報をひと目で確認できるよう表に整理したものです。発表日や会期、チケット情報、アニメの放送・公開スケジュールなど、関係者と読者の両方が参照しやすい形でまとめています。

続く表により、発表の核となる数値・日程・窓口を確認できます。

以上が今回の発表内容と関連情報の整理です。作品の刊行状況、アニメ・劇場版のスケジュール、原作展の開催概要とチケット情報など、関係各所で確認できる情報を網羅しました。