12月1日開始:JTB×CNSの学校向けDeafVR教育プログラム

デフアスリート教育始動

開催日:12月1日

デフアスリート教育始動
これってどんなプログラムなの?
DeafVRのVR体験とJTBのキャリア教育(CAS)を組み合わせた学校向け授業です。デフアスリートの講話や交流、グループワークで聴覚障害の疑似体験を通じ多様性理解とキャリア観を育てます。
いつから誰が申し込めて費用はどうなってるの?
販売は2025年12月1日開始予定で、主に首都圏の小中高が対象。生徒1人当たり5,500円(税込)、CASオプション実施時は7,700円。申込みはJTB法人サービス店舗か法人WEB経由です。

デフアスリートと学ぶ「キャリア×ダイバーシティ」プログラムの開始と提供時期

株式会社JTB(本社:東京都品川区、代表取締役 社長執行役員:山北 栄二郎)と株式会社シー・エヌ・エス(本社:東京都目黒区、代表取締役COO:久保 隆志)は、東京2025デフリンピックを契機に、JTBに所属するデフアスリート社員と共に、学校現場におけるダイバーシティ教育活動を共同で始動します。プレスリリースは2025年11月26日10時00分に発表されました。

本取り組みの核となるのは、CNSが提供するVRベースの体験コンテンツ「DeafVR」と、JTBが長年培ってきた学校向けキャリア教育プログラムを組み合わせた「デフアスリートと学ぶ!キャリア×ダイバーシティ教育プログラム」で、2025年12月1日より販売開始予定とされています。リリースでは販売開始日を2025年12月1日と明示していますが、提供対象や販売チャネル等の詳細は下記に示す通りです。

JTBとCNS、デフアスリートとダイバーシティ教育活動を始動 画像 2

開発の背景と目的 ― デフリンピックを契機とした社会的意義

JTBは教育マーケットへの関与から、東京2025デフリンピックを「社会全体でダイバーシティへの理解を深める機会」と位置付けました。デフリンピックが聴覚障害に対する関心を高め、共生社会の実現を後押しする契機になると判断し、具体的な学校現場向けプログラムの企画・推進に至っています。

開発の目的は明確で、「ダイバーシティの理解と共生の必要性を学び、自らのキャリアを考える機会の創出」です。JTBが保有する教育プログラムのノウハウと、CNSのDeafVR技術を結び付けることで、子供たちが実体験に近い形で聴覚障害者の抱える課題を理解し、将来のキャリア選択や多様性への対応力を高めることを目指しています。

なお、JTBには東京2025デフリンピックに出場したデフアスリートが2名所属しており(※該当選手の情報はJTBのニュースリリース参照)、当該社員による体験談や講話がプログラムの重要な構成要素になります。

JTBとCNS、デフアスリートとダイバーシティ教育活動を始動 画像 3

プログラムの構成と各社の役割

本プログラムは、DeafVRの体験とキャリア教育ワークを組み合わせて実施する教育プログラムです。学校の授業時間や学年に合わせた実施形式に調整可能で、オプションとしてJTBのCASプログラムを組み合わせることができます。

プログラムには以下の主要要素があります。

  • DeafVR体験:VR映像と音声を用いて「聞こえない・聞こえにくい世界」を疑似体験するコンテンツ(CNS提供)。
  • デフアスリートによるキャリア講話・交流:JTB所属のデフアスリートが自身の競技やキャリアについて語り、質疑応答や交流を行う。
  • グループワーク(CASプログラム):JTBのCareer Axis Support Programを活用し、働くことの意義や自身の価値観を整理するワークを実施(オプション)。

各社の役割は次の通りです。

JTB
全国の教育マーケットや自治体向けの販売網を活用し、本プログラムの販売と運営調整を担当します。販売チャネルにはJTB法人サービス店舗およびJTBの法人WEBサイトを予定しています。
CNS
DeafVR技術の提供およびプログラム運営の実務面(体験コンテンツの提供や実施サポート)を担当します。

DeafVRの内容とCASプログラムの位置付け

CNSのDeafVRは、VR映像と音声を組み合わせたデフ体験プログラムです。交通や教室などの日常シーンを設定し、聴覚障害者が置かれている状況を疑似体験できます。体験を通じてダイバーシティの重要性を理解し、障害者との関わり方に関する視野を広げることが目的です。参考URLはCNSのYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@deafvr1815)です。

JTBのCareer Axis Support Program(CASプログラム)は、現在の職業に対する意識を理解し、グループワークを通じて働く理由を考える教育プログラムです。オリジナルムービー視聴やグループワークを通じて働くことの意義や自身の価値観を明確にします。今回の提供では、デフアスリートの講話・交流を組み合わせ、自己理解を深める学習機会として位置付けられます。CASの詳細はJTBのサービスページ(https://www.jtbbwt.com/education/service/solution/jh/in-school-program/workshop/cas/)で確認できます。

販売対象・価格・申し込み窓口および問い合わせ先

販売開始日は2025年12月1日となっており、販売対象や提供範囲についてはリリース内での記載に複数の表現があります。プレスリリース冒頭では「全国の学校へ販売を開始します」と明記されていますが、プログラムの販売対象欄では首都圏の小学校・中学校・高等学校を主な対象としています。さらに本文では「主に首都圏の公立私立小中高向けのサービスを展開する」との記述もあり、当面は首都圏向けの展開を中心に進める意図が示されています。

販売に関する具体的事項は以下の通りです。

項目 内容
販売対象 首都圏の小学校・中学校・高等学校(個人向け販売はなし)
販売開始日 2025年12月1日(リリース発表日:2025年11月26日 10:00)
販売場所 首都圏のJTB法人サービス店舗、JTB法人WEBサイト
価格 生徒1人当たり5,500円(税込)/オプションでCAS実施時は7,700円(税込)

価格は税込表記で、プログラムの内容により変わる場合がある点が明記されています。個人のお客様向けの販売は行われません。

問い合わせ先や窓口も詳細に示されています。一般のお客様向けには全国のJTB法人サービス店舗やJTB法人サービスサイトのお問合せフォームが案内されています。また、サービス内容に関する直接の問い合わせ先は下記の通りです。

  • JTB 教育第一事業部 営業第二課:TEL 03-5539-2936(受付時間 9:30~17:30、年末年始・土日祝を除く)
  • シー・エヌ・エス 小野 勇紀:TEL 03-5768-3525
  • 一般案内リンク(JTB法人サービス店舗):https://www.jtbbwt.com/branches/
  • JTB法人サービスサイト お問合せフォーム:https://www.jtbbwt.com/education/contact/

その他の関連情報と企業の立場

JTBは2024年11月に「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」のデフリンピック・トータルサポートメンバーとして協賛契約を締結しており、パラスポーツの振興と多様性の推進に継続的に取り組んでいます。本プログラムはその一環として位置付けられています。

また、リリースにはJTBに所属する東京2025デフリンピック出場のデフアスリートに関する案内として、該当選手の情報ページへのリンクが含まれています(https://www.jtbcorp.jp/jp/newsroom/2025/10/15_jtb_deaflympics.html)。JTBとCNSは共同で首都圏を中心とした学校向けサービスを展開し、教育現場でのダイバーシティ理解の促進を目指すとしています。

要点の整理(表)および総括的なまとめ

以下の表は、本記事で示したプログラムの主要事項を整理したものです。表の後に、本記事の内容を踏まえた要約的な文章で締めます。

項目 内容
発表日 2025年11月26日 10:00(JTBプレスリリース)
提供開始日 2025年12月1日(販売開始予定)
提供主体 株式会社JTB(販売・調整)/株式会社シー・エヌ・エス(DeafVR提供・運営)
販売対象 首都圏の小学校・中学校・高等学校(個人向け販売なし)※プレスリリースでは「全国の学校へ販売を開始」との記載もあり
販売場所 首都圏のJTB法人サービス店舗、JTB法人WEBサイト
価格 生徒1人当たり5,500円(税込)/CASオプション実施時 7,700円(税込)
主な内容 DeafVR体験、デフアスリートによる講話・交流、CASによるグループワーク(オプション)
連絡先(サービス問合せ) JTB 教育第一事業部 営業第二課 TEL:03-5539-2936(9:30~17:30)/CNS 小野 勇紀 TEL:03-5768-3525
関連URL JTB CAS: https://www.jtbbwt.com/education/service/solution/jh/in-school-program/workshop/cas/ CNS DeafVR: https://www.youtube.com/@deafvr1815

以上が、JTBとCNSが共同開発した「デフアスリートと学ぶ!キャリア×ダイバーシティ教育プログラム」に関するプレスリリースの全容です。販売開始日は2025年12月1日と設定され、主に首都圏の学校を対象に展開されますが、リリース内には全国展開を示唆する記述もあり、今後の提供エリアや実施件数の拡大が想定されます。プログラムはDeafVRによる体験とデフアスリートの実体験に基づく講話、さらにJTBのCASプログラムを組み合わせることで、ダイバーシティ理解とキャリア意識の育成を同時に図る構成となっています。問い合わせや申し込みは上記の窓口を通じて受け付けられます。

参考リンク: