電撃文庫が上位独占、『このラノ』2026は11/27発売

電撃文庫が上位を多数占めた『このライトノベルがすごい！2026』の結果

株式会社KADOKAWA（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：夏野 剛）が刊行する電撃文庫の作品が、株式会社宝島社より2025年11月27日に発売された書籍『このライトノベルがすごい！ 2026』にて多数ランクインしました。プレス発表は2025年11月25日 12時00分付で公表されています。

発表によれば、特に新作文庫部門の上位10位のうち6作品が電撃文庫からのランクインとなり、文庫部門や新作単行本・ノベルズ部門でも電撃レーベル作品が入賞しています。関連の特集ページや書誌ページが公開されているため、各作品の正式情報や試し読みも確認できます。

プレス元

株式会社KADOKAWA

発表日時

2025年11月25日 12時00分

関連書籍

『このライトノベルがすごい！ 2026』（株式会社宝島社、発売日：2025年11月27日）

電撃文庫公式の特集ページや宝島社の書誌ページも公開されており、該当書籍の詳細はオンラインで確認できます。

関連リンクは本文末尾にも整理してあります。次章では、新作文庫部門で上位に入った各作品を個別に紹介します。

新作文庫部門上位作品の詳細紹介

ここでは新作文庫部門でランクインした電撃文庫の各タイトルを、あらすじ、制作情報、発売情報、試し読みリンクとともに具体的に紹介します。各作品の概要文は出版社の提供情報に基づいて要点を整理しています。

以下に掲載する作品はすべて電撃文庫から刊行されており、タイトルごとに著者、イラストレーター、ISBN、発売日、定価、特設サイトや試し読みリンクを明記しています。

第2位『転生程度で胸の穴は埋まらない』

本作は、人の渇望（ねがい）が固有の魔法になる異世界を舞台にした転生譚です。固有魔法を扱う超越者〈アデプト〉と呼ばれる者たちの権利や特権が描かれる中、主人公コノエが惚れ薬を巡る抱える孤独と出会いを通じて変化していく物語です。

前世のトラウマにより他者を信じられず、固有魔法が発現しなかったコノエが、死病の少女との出会いによって物語が動きます。作品は〈白い孤独〉と〈黄金の愛〉という対比を核にしています。

• 著者：ニテーロン
• イラスト：一色
• ISBN：9784049160994
• 発売日：2025年1月10日
• 定価：770円（本体700円+税）
• 発行：株式会社KADOKAWA（電撃文庫）
• 特設サイト：https://dengekibunko.jp/special/tenseiteido/
• 試し読み：BookWalker 試し読み

第3位『デルタとガンマの理学部ノート』

『よって、初恋は証明された。 -デルタとガンマの理学部ノート１-』として刊行された本作は、科学と青春、ミステリーを織り交ぜた学園群像劇です。綱長井高校理学部の部活動記録を通して、高校生たちが直面する日常の謎や初恋の顛末が描かれます。

部活の細かな事件から一つの初恋が解き明かされるまで、細部の因果がつながる描写が特徴です。青春を「よくできた推理小説」にたとえる文体が作品の核になっています。

• 著者：逆井卓馬
• イラスト：遠坂あさぎ
• ISBN：9784049156461
• 発売日：2024年11月8日
• 定価：770円（本体700円+税）
• 発行：株式会社KADOKAWA（電撃文庫）
• 特設サイト：https://dengekibunko.jp/special/rigakubu/
• 試し読み：BookWalker 試し読み

第6位『妖精の物理学 -PHysics PHenomenon PHantom-』

第31回電撃小説大賞《大賞》受賞作。2032年に提唱された前代未聞の物理学理論によって、世界に具体化した『現象妖精』という存在が出現し、恩恵と大災害をもたらした世界観を描きます。物語は『現象妖精災害』で一度崩壊した街・神戸を舞台に、秘密と罪を抱える少女と少年の逃避行が展開されます。

大賞受賞ならではのスケール感と重厚なテーマが特徴の一作です。作品の中心にあるのは、世界の法則を揺るがす概念と、それに関わる人物たちの葛藤です。

• 著者：電磁幽体
• イラスト：necömi
• ISBN：9784049162301
• 発売日：2025年5月10日
• 定価：858円（本体780円+税）
• 発行：株式会社KADOKAWA（電撃文庫）
• 特設サイト：https://dengekibunko.jp/special/PH3/
• 試し読み：BookWalker 試し読み

第7位『主人公の幼馴染が、脇役の俺にグイグイくる』

駱駝によるラブコメかつ復讐譚の趣を持つ新作。物語は主人公視点で進み、二度目の人生を得た主人公がラブコメ世界の運命を変えようとする過程で“主人公の幼馴染”が脇役である彼に積極的に迫るという設定です。

テンポのよい会話とラブコメの定石を活用しつつ、二度目の人生というリセット要素を織り交ぜた作品構成が特徴です。序盤からヒロインの強い押しが見られる点が作品の魅力になっています。

• 著者：駱駝
• イラスト：こむぴ
• ISBN：9784049160857
• 発売日：2025年1月10日
• 定価：770円（本体700円+税）
• 発行：株式会社KADOKAWA（電撃文庫）
• 書誌情報：https://dengekibunko.jp/product/osamobu/322408000557.html
• 試し読み：BookWalker 試し読み

第8位『あの夏に捧ぐ逢いことば』

『星が果てても君は鳴れ』の著者による、ひと夏の逃避行を描く作品。主人公修也と、緑色に輝くAIの人気youtuberである少女・愛岳ユウとの一ヶ月の逃避行が中心です。仄甘い共犯関係の中で主人公の心の傷が癒えていきますが、やがてユウの本当の目的が明らかになります。

本作は一ヶ月という限られた時間の中で刻まれる思い出と、その中で育つ関係性を丁寧に描写しています。短い時間に凝縮された青春の一幕として構成されています。

• 著者：長山久竜
• イラスト：jizell
• ISBN：9784049166514
• 発売日：2025年8月8日
• 定価：792円（本体720円+税）
• 発行：株式会社KADOKAWA（電撃文庫）
• 書誌情報：https://dengekibunko.jp/product/322505000803.html
• 試し読み：BookWalker 試し読み

第10位『魔剣少女の星探し』

魔剣の戦乱から一年後の世界を舞台に、最強の魔剣使いを目指すリットという少女の物語です。魔剣の所持が許される都市「セントラル」を訪れたリットが、陰謀に巻き込まれつつ剣を交える他の魔剣少女たちとの出会いを通じて物語が進行します。

剣戟を重視したバトルファンタジーとして構築されており、著者は『ウィザーズ・ブレイン』の作者です。登場する魔剣やキャラクターの掛け合いが読みどころになります。

• 著者：三枝零一
• イラスト：ごろく
• ISBN：9784049160970
• 発売日：2025年1月10日
• 定価：770円（本体700円+税）
• 発行：株式会社KADOKAWA（電撃文庫）
• 書誌情報：https://dengekibunko.jp/product/septendecim/322408000569.html
• 試し読み：BookWalker 試し読み

文庫部門・新作単行本部門の入賞作品と関連情報

電撃文庫は新作文庫部門以外にもランクインしています。文庫部門では第8位に『こちら、終末停滞委員会。』が選ばれ、新作単行本・ノベルズ部門では電撃の新文芸から『明けの空のカフカ』が第6位に入賞しました。

以下に各作品の要点と刊行情報を示します。これらも出版社提供の書誌情報、試し読みリンクを含めて掲載します。

文庫部門 第8位『こちら、終末停滞委員会。』

本作は、終末的存在に対して「停止」させることを任務とする少年少女たちの学園群像劇です。巨大な異形や魔王のような存在が現れる世界の裏で銃を手に戦う生徒たちの生活が描かれており、日常と非日常が混在する物語です。

作品は、元マフィアの下働き出身の主人公が“ここなら楽しい学園生活が始まりそうだ”と感じる視点で進みます。シリアスとコミカルを織り交ぜた文体が特徴です。

• 著者：逢縁奇演
• イラスト：荻pote
• ISBN：9784049158007
• 発売日：2024年7月10日
• 定価：770円（本体700円+税）
• 発行：株式会社KADOKAWA（電撃文庫）
• 書誌情報：https://dengekibunko.jp/product/shumatuteitai/322403000379.html
• 試し読み：BookWalker 試し読み

新作単行本・ノベルズ部門 第6位『明けの空のカフカ』

『明けの空のカフカ』は第31回電撃小説大賞《電撃の新文芸賞》受賞作で、浮遊洞窟内の老人ばかりの村で育った少女カフカが主人公です。地上の世界に憧れを抱く彼女は、亡き祖父が遺した飛行機〈コチ三〇六〉を操り夜明けの空へ旅立ちます。

地上からの来訪者である獣人ハヤテとの出会い、温かく見守る大人たち、同世代の友との出会いを通じた成長物語が描かれます。児童から若年層まで広く読めるジュブナイルアドベンチャーです。

• 著者：水品知弦
• イラスト：森沢晴行
• ISBN：9784049162639
• 発売日：2025年7月17日
• 定価：1,485円（本体1,350円+税）
• 発行：株式会社KADOKAWA（電撃の新文芸）
• 特設サイト：https://dengekibunko.jp/special/kafkasjourney/
• 試し読み：BookWalker ビューア試し読み

書誌情報と関連リンクの整理

『このライトノベルがすごい！ 2026』の書誌情報および電撃文庫関連の公式情報を整理します。書誌情報は宝島社の書誌ページに掲載されており、電撃文庫側でも特集ページが公開されています。

この記事で触れた作品の特設ページ、試し読みURL、書誌情報などは各作品ごとに明記しました。ここでは媒体情報と公式アカウントをまとめます。

• 『このライトノベルがすごい！ 2026』書誌：ISBN 9784299073464、発売日 2025年11月27日、定価 880円（税込）、発行：株式会社宝島社。書誌ページ：https://tkj.jp/book/?cd=TD073464&path=&s1=
• 電撃ノベコミ＋『このライトノベルがすごい！2026』電撃文庫特集ページ：https://dengekibunko.jp/novecomi/fair/entry-51123.html
• 電撃文庫 公式サイト：https://dengekibunko.jp/
• 電撃文庫 公式X：https://twitter.com/bunko_dengeki
• 電撃文庫 公式YouTube：https://www.youtube.com/channel/UCoIkccJcBM1MBJEgQ4p5p7Q
• 電撃の新文芸 公式サイト：https://dengekibunko.jp/special/shinbungei/
• 電撃の新文芸 公式X：https://x.com/D_shinbungei

まとめと主要情報一覧

以下の表は、本記事で触れた各作品の部門別順位、タイトル、著者、イラストレーター、ISBN、発売日、定価、発行元、関連リンクをまとめたものです。作品の検索や確認に利用してください。

上表は本記事で紹介した各作品の主要スペックを横断的に整理したものです。ランク掲載は宝島社発行の『このライトノベルがすごい！ 2026』に基づくもので、各作品の発売情報や試し読みリンクは出版社公式の情報を参照しています。