12月12日開幕 カンヌ監督週間 in Tokio 2025 全11作上映

カンヌ監督週間東京

開催期間:12月12日〜12月25日

カンヌ監督週間東京
いつどこでやるの?見どころは何?
2025年12月12日〜25日、ヒューマントラストシネマ渋谷で14日間開催。カンヌ監督週間の最新11本に加え、高畑勲『かぐや姫の物語』の特別上映やナダヴ・ラピド監督の来日(12/16・17予定)も見どころです。
チケットはどうやって買えばいい?
ムビチケのオンライン前売券や公式サイトでの案内を利用して購入。上映回ごとの字幕対応やゲスト登壇情報は公式サイト/公式X・Instagramで順次発表されるので、確認してから希望の回を買うと安心です。

カンヌから東京へ――14日間で巡る「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」

特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、カンヌ国際映画祭の「監督週間(Quinzaine des Cinéastes/Director’s Fortnight)」の最新ラインナップを東京で上映する特集企画「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」を、2025年12月12日(金)から25日(木)の14日間、ヒューマントラストシネマ渋谷にて開催すると発表した(プレスリリース発表日:2025年11月25日 12時00分)。

本特集は、2023年にアジアで初めて開催され好評を得たシリーズの第3回目。VIPOが選定した監督週間のセレクションは、名だたる映画監督たちを早期に発見してきた伝統を引き継ぐもので、ラディカルで個性豊かな作品群を日本でいち早くスクリーンに届けることを目的としている。

2025年12月12日~25日「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」開催 画像 2

全ラインナップと各作品の詳報

今回発表されたフルラインナップは、先に解禁された5作品に加え新たに6作品を追加し、合計11作品を上映する構成となる。作品は国や題材、作風が多様であり、ドキュメンタリー寄りのものからフィクション、ダーク・コメディ、青春群像劇、アポカリプス・ラブ・ストーリーなど幅広い。以下に、上映される全作品のタイトル、監督および主要クレジット、製作年・上映時間・製作国などの基本情報をリストアップする。

作品紹介は矢田部吉彦氏による解説が付される予定で、いずれも日本語あるいは英語字幕での上映となる作品が含まれている。

2025年12月12日~25日「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」開催 画像 3

上映作品(11本)および特別上映

  • オープニング上映:『ザ・プレジデンツ・ケーキ』(英題:The President’s Cake) 監督:ハサン・ハディ/出演:バニーン・アフマド・ナイエフほか/2025年|102分|イラク、アメリカ、カタール/受賞:観客賞&カメラドール
  • 『見はらし世代』(英題:Brand New Landscape) 監督:団塚唯我/出演:黒崎煌代、遠藤憲一、井川遥、木竜麻生/2025年|115分|日本 ※英語字幕版での上映
  • 『ハー・ウィル・ビー・ダン』(英題:Her Will Be Done) 監督:ジュリア・コワルスキー/主演:マリア・ヴルーベルほか/2025年|95分|フランス、ポーランド
  • 『国宝』(英題:Kokuho) 監督:李相日/出演:吉沢亮、横浜流星、高畑充希、寺島しのぶ、渡辺 謙 他/2025年|175分|日本|<PG12> ※英語字幕版での上映
  • 『ミラーズ No.3』(英題:Mirrors No.3) 監督:クリスチャン・ペッツォルト/主演:パウラ・ベーアほか/2025年|86分|ドイツ
  • 『ピーク・エヴリシング』(英題:Peak Everything) 監督:アンヌ・エモン/主演:パトリック・イヴォンほか/2025年|100分|カナダ
  • 『ガール・イン・ザ・スノウ』(英題:The Girl in the Snow) 監督:ルイーズ・エモン/出演:ガラテア・ベルージほか/2025年|98分|フランス
  • 『パーティーズ・オーヴァー!』(英題:The Party’s Over!) 監督:アントニー・コルディエ/主演:ローラン・ラフィットほか/2025年|95分|フランス
  • 『ワイルド・フォクシーズ』(英題:Wild Foxes) 監督:ヴァレリー・カルノワ/主演:サミュエル・キルヒャーほか/2025年|92分|ベルギー、フランス
  • 『イエス』(英題:Yes) 監督:ナダヴ・ラピド/出演:アリエル・ブロンズ、エフラト・ドール、ナーマ・プレイス/2025年|150分|フランス、イスラエル、キプロス、ドイツ
  • 『ソーリー、ベイビー』(原題:Sorry, Baby) 監督:エヴァ・ヴィクター/出演:エヴァ・ヴィクター、ナオミ・アッキーほか/2025年|103分|アメリカ

また、特別上映作品として高畑勲監督の『かぐや姫の物語』(英題:The Tale of The Princess Kaguya/2013年|137分|日本)を英語字幕版で上映することが決定している。スタジオジブリの長編アニメーションであり、原作は古典『竹取物語』に基づく。

注目点として、団塚唯我監督の『見はらし世代』は日本人として史上最年少の26歳で監督週間に選出された作品であること、アンヌ・エモン監督の『ピーク・エヴリシング』は監督の最新作であることなどがプレスリリースで明示されている。

2025年12月12日~25日「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」開催 画像 4

特別上映の選出理由と来日予定の監督情報

監督週間のアーティスティック・ディレクターであるジュリアン・レジ氏は、高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を特別上映として選出した理由を説明している。レジ氏によれば、2025年10月からフランス・パリで高畑監督の展覧会が開催され、同時期にフランス国内での特集上映や講演会が行われることを受けて、フランスが高畑監督の全作品に触れる機会を得たことが背景にあるという。

レジ氏は本作について「私自身のお気に入りの映画の一つとして、本作を紹介できることに喜びを感じています」と述べている(原文はプレスリリースによる)。この選出は、日本のアニメーションを国際的に再評価する流れの一環として位置づけられている。

2025年12月12日~25日「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」開催 画像 5

ナダヴ・ラピド監督の来日スケジュール

海外ゲスト関連では、ナダヴ・ラピド監督による来日が予定されている。ラピド監督の新作『イエス』はTOKYO FILMeX 2025(11月21日~11月30日)でも上映されるが、「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」では会期中の12月16日(火)および17日(水)に合わせて来日する見込みであると発表された。

来日スケジュールおよび関連イベントは会期中のプログラムにて詳細が案内される予定のため、公式情報の確認が推奨される。

2025年12月12日~25日「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」開催 画像 6

開催情報、主催・共催・協力一覧とチケット案内

「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」の主な開催情報や関係組織、チケット情報は次の通りである。会場はヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7・8F)、会期は2025年12月12日(金)~25日(木)の14日間である。

主催は監督週間(Quinzaine des Cinéastes/Directors’ Fortnight)と特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)。共催は東京テアトル株式会社、宣伝はSUNDAE(Powered by Filmarks)。特別協力に三菱UFJフィナンシャル・グループおよび株式会社ティー ワイ リミテッドが名を連ねる。協力団体・個人としてAKIRA H、株式会社IMS Group、株式会社平成プロジェクト、株式会社セレモニー、金延宏明(ノブ・ピクチャーズ)、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ等がクレジットされている。

2025年12月12日~25日「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」開催 画像 7

チケット・公式情報・問い合わせ

公式サイト
https://www.cannes-df-in-tokio.com/
公式X(旧Twitter)
https://x.com/cannes_tokio
公式Instagram
https://www.instagram.com/cannes_tokio/
ムビチケ前売券(オンライン)
https://ticket.moviewalker.jp/film/Z0000105
予告編(公式YouTube)/チラシダウンロード
各種プロモーション素材は公式サイトに掲載。プレスリリースにダウンロード先が案内されている。
問い合わせ(一般)
特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO) e-mail: cannes_tokio@vipo.or.jp(担当:神山)
取材希望(報道関係者)
広報課:PR@vipo.or.jp
2025年12月12日~25日「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」開催 画像 8

まとめ:イベントの主要ポイント一覧

以下の表は、本記事で触れた「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」の主要情報を整理したものです。会期、会場、主催・共催、上映作品の数や特別上映、チケットや問い合わせ先まで、イベント参加や取材の際に参照しやすい形でまとめています。

項目 内容
イベント名 カンヌ監督週間 in Tokio 2025
主催 監督週間(Quinzaine des Cinéastes/Directors’ Fortnight)/特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)
共催 東京テアトル株式会社
会期 2025年12月12日(金)~25日(木)《14日間》
会場 ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1-23-16 ココチビル7・8F)
上映作品数 11作品(+特別上映1作品:『かぐや姫の物語』)
主な上映作品(抜粋) 『ザ・プレジデンツ・ケーキ』『見はらし世代』『ハー・ウィル・ビー・ダン』『国宝』『ミラーズ No.3』『ピーク・エヴリシング』『イエス』他
開幕作品 『ザ・プレジデンツ・ケーキ』(The President’s Cake)
特別上映 『かぐや姫の物語』(The Tale of The Princess Kaguya)英語字幕版
来日ゲスト(予定) ナダヴ・ラピド監督(『イエス』)来日:12月16日(火)&12月17日(水)予定
チケット ムビチケ前売券(オンライン):https://ticket.moviewalker.jp/film/Z0000105
公式情報 公式HP:https://www.cannes-df-in-tokio.com/ / X:https://x.com/cannes_tokio / Instagram:https://www.instagram.com/cannes_tokio/
問い合わせ 特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO) e-mail: cannes_tokio@vipo.or.jp(担当:神山) 取材希望は PR@vipo.or.jp
宣伝 SUNDAE(Powered by Filmarks)
特別協力・協力 三菱UFJフィナンシャル・グループ、株式会社ティー ワイ リミテッド、AKIRA H、株式会社IMS Group、株式会社平成プロジェクト、株式会社セレモニー、金延宏明(ノブ・ピクチャーズ)、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ ほか

以上が「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」に関する発表内容の要点と全ラインナップ、開催情報の整理である。詳細な上映スケジュールや各回の字幕対応、ゲスト登壇情報、チケット販売状況等は公式サイトおよび公式SNSで順次発表されるため、参加や取材を検討する場合はそちらを確認することが求められる。

参考リンク: