12月6日開催 万博備品2000万円分を公開抽選
ベストカレンダー編集部
2025年11月25日 11:37
万博備品公開抽選
開催日:12月6日
とある国の「捨てるくらいなら役立ててほしい」という想いが日本へ届く経緯
特定非営利活動法人地域ひといき(大阪府高槻市・理事長:小林聖司)は、大阪・関西万博に出展していたとある国のパビリオンと2000万円相当以上の備品無償譲渡契約を締結しました。これらの備品は「捨てるぐらいなら日本の人たちの役に立てて欲しい」という、とある国側の申し出を受けて実現したものです。
本件は2025年7月9日(水)16:07に始まった一本の電話が端緒となりました。片言の日本語で寄贈の意思を告げる電話を受けた法人側は、文面だけで判断せず詳細を確認したうえで、譲渡の受け皿となることを決めています。法人側によれば、電話の発信は万博終了後の備品活用を求める真摯な意図に基づくものであったとされています。
寄贈の目的と地域ひといきの役割
寄贈の主旨は、とある国の人々が持っていた「日本でお世話になった人々に役立ててほしい」という想いを日本全国の公益活動団体や公益活動家に繋ぐことにあります。地域ひといきはその橋渡し役を担い、備品を有効活用してもらうための一般公募と公開抽選を実施します。
地域ひといきは大阪府高槻市で保育園や学童保育、フリースクールなどを運営している法人で、地域の子どもたちや家庭を支援する活動を続けてきました。今回の寄贈品支援は、同法人の創設20周年の節目に合わせた取り組みでもあります。
公募と公開抽選の具体的な日程・場所・申請方法
寄贈品を受けるための一般公募は2025年11月26日(水)まで行われています。応募は公開フォームから受け付ける方式で、申請の終了後に公開抽選を行い、当選団体に備品が譲渡されます。
公開抽選は2025年12月6日(土)10:00〜16:00に実施されます。会場は大阪府高槻市のトリシマホール(住所:高槻市野見町6-8)で、会場の定員は1,505名です。当日は地域ひといき20周年記念講演会の場で公開抽選が行われ、会場内では万博で実際に使用された受付台が舞台上に置かれる予定です。
申請手順と関連リンク
応募方法の概要は以下のとおりです。応募は所定のフォームを通じて行います。
- 応募締切:2025年11月26日(水)
- 応募フォームURL:https://select-type.com/e/?id=9vx3WzLXpyY
- 関連イベント情報:https://select-type.com/ev/?ev=yesJf0-fbwI
公開抽選当日は、小さな備品については当選者がその場で持ち帰ることが可能とされています。大型の備品や搬送が必要なものについては、当選後に引き渡し方法が調整される見込みです。
応募状況と全国から寄せられた活用計画
本プログラムは2025年10月23日(木)に応募受付を開始して以来、反響が大きく、日本全国からの応募が寄せられています。報告によれば、2025年11月18日現在で応募総数は1,500件に達しています。
応募者の声には、万博のレガシーを地域で活用したい、公益活動の現場で備品を活かしたいといった趣旨が並びます。以下に、プレスリリースで公表された応募者の事例を都道府県ごとに紹介します。
- 宮城県
- すい臓がん研究を行い、臨床応用に向けた予測モデルの開発や診断・治療標的の探索解析をオープンサイエンスの理念で共有し、基礎医学と臨床医学の協働を進めている。
- 東京都
- 被虐待児支援に賛同しつつも表立って協力できない人々と支援現場を繋ぐ橋渡しを目指している。
- 千葉県
- 誰もが孤立せず支え合う社会の構築を目指し、医師としてその実現に情熱を注いでいる。
- 愛知県
- 幼児期から使える知育玩具を3Dプリンタで設計・制作し、家庭の経済状況に左右されない学びの機会を作る取り組みを行っている。
- 京都府
- 寄贈備品を業務環境改善に活用し、より質の高い設計や提案で取引先や地域の製造業に貢献する計画。
- 大阪府
- 医療と広報を繋げて日本人の健康意識を変え、健康維持と明るい表情を広げたいという取り組み。
- 兵庫県
- がん患者や術後患者の癒しの空間づくりに万博で使用された備品を活用したいという要望。
- 鹿児島県
- 万博で得た技術や感動を地域の子どもたちへ届けたいという声。
応募総数を通読した地域ひといき側の所感としては、多くの善意と具体的な活用計画が寄せられていること、万博で得た体験やレガシーを忘れず伝え続けたいという声が多いことが挙げられています。
抽選当日の進行、20周年記念講演会、主催団体の情報
公開抽選は地域ひといきの20周年記念講演会と同日に実施されます。会場では万博の受付台が舞台に置かれ、当時の記憶を呼び起こす演出が行われる予定です。小さな備品は当選後にそのまま持ち帰ることが可能です。
地域ひといきは本件を通して想いの循環を促進し、交換から始まる想いの循環経済コミュニティの創設を目指しています。同法人が掲げる最終的な目標は、全世界の平和と幸福の実現に寄与することであり、その実践の一環として今回の寄贈品プログラムを位置づけています。
当日の想定進行(概要)
- 受付・入場(10:00〜)
- 20周年記念講演会(講師陣による講演)
- 万博パビリオン備品の紹介と展示
- 公開抽選(ステージ上に設置された受付台などを見せながら)
- 当選者発表および備品の引き渡しに関する案内
当日の詳細なタイムテーブルや講演者の氏名は公表されている情報に含まれていませんが、地域ひといきは「豪華な講師陣が勢ぞろい」と説明しています。抽選・引き渡し方法は当日の運営側通知に従う必要があります。
主催団体と問い合わせ先
本プログラムを実施するのは特定非営利活動法人地域ひといきです。法人は大阪府高槻市で保育園(大塚わくわく園)、学童保育(みらい・きぼう)、フリースクール(きずな)等を運営しています。地域と家庭の支援を活動の中心に据えており、今回は受け皿となることで公益活動の支援を図っています。
問い合わせ先は以下のとおりです。公開されている連絡先を用いて問い合わせや確認が可能です。
- 団体名
- 特定非営利活動法人 地域ひといき
- 理事長
- 小林 聖司
- TEL
- 072-629-0109
- Mobile
- 090-9545-5555
- tiiki-hitoiki@wakuwaku.zaq.jp
記事の要点まとめ
以下の表は本記事で取り上げた主要な事項を整理したものです。公募期間、抽選日時、会場、寄贈の価値、応募状況、主催団体、問い合わせ先、関連リンクなどをまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 寄贈の出所 | 大阪・関西万博に出展していた、とある国のパビリオン |
| 寄贈価値(相当) | 2000万円相当以上 |
| 一般公募締切 | 2025年11月26日(水) |
| 公開抽選日時 | 2025年12月6日(土)10:00〜16:00 |
| 会場 | トリシマホール(大阪府高槻市野見町6-8) |
| 会場定員 | 1,505名 |
| 応募状況(報告値) | 応募総数1,500件(2025年11月18日現在) |
| 主催 | 特定非営利活動法人 地域ひといき(理事長:小林 聖司) |
| 問い合わせ | TEL: 072-629-0109 / Mobile: 090-9545-5555 / e-mail: tiiki-hitoiki@wakuwaku.zaq.jp |
| 応募フォーム | https://select-type.com/e/?id=9vx3WzLXpyY |
| 関連リンク | https://select-type.com/ev/?ev=yesJf0-fbwI |
今回の寄贈プログラムは、万博で使用された備品を単に譲渡するにとどまらず、とある国の人々の想いを公益活動や地域社会の活動に繋ぐ試みとなっています。応募状況や当日の抽選結果、引き渡し方法の詳細は主催の地域ひといきによる案内に従って確認する必要があります。本稿は公開されているプレスリリースの内容を整理して伝えるものです。
参考リンク: