11/28開幕　三菱造船協力『ふねができるまで展』を大阪で開催

大阪ベイエリアで体験する造船の現場 — ふねしると三菱造船のコラボ展

株式会社商船三井は、2025年11月25日10時に発表したプレスリリースにて、商船三井ミュージアム「ふねしる」にて特別企画展『ふねができるまで展』を期間限定で開催すると発表しました。本企画展は三菱造船株式会社の特別協力を得て、普段は見られない造船の工程や道具、進水式の様子を具体的に展示する内容です。

開催期間は2025年11月28日（金）から12月28日（日）までで、会場は大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10、アジア太平洋トレードセンターITM棟2階にある商船三井ミュージアム「ふねしる」です。企画展期間中の毎週木曜日は休館となりますので、来場の際はご注意ください。

企画展の成り立ちと協力体制

この特別企画は、商船三井ミュージアム「ふねしる」と三菱造船株式会社のコラボレーションで実現しました。三菱造船は三菱重工グループの一員で、世界トップクラスの造船技術を持ち、環境性能や安全性の高い船を設計・建造してきた企業です。

三菱造船史料館（下関）に所蔵されている貴重な資料や展示物を特別に借用しており、下関でしか普段見られない品々が大阪で公開されます。これにより、来場者は日本の造船技術の歴史と進化を直に感じることができます。

• 主催：商船三井ミュージアム「ふねしる」（株式会社商船三井）
• 特別協力：三菱造船株式会社

見どころ詳細 — 造船の工程と進水式の現物展示

企画展は、船の研究・開発から建造までの工程を順を追って理解できるパネル展示を中心に構成されています。設計段階、部材の加工、組立て、最終的な進水に至るまでの流れが視覚的に示されます。

また、進水式に関する実物展示や映像展示も大きな見どころです。特にフェリー「さんふらわあ くれない」の進水式映像や、進水式で実際に用いられる進水ボール、鐘、支綱切断の斧（さい）などの実物が展示されます。これらは進水の儀礼や安全管理の一端を伝える品です。

1. 造船工程を解説するパネル展示
2. フェリー「さんふらわあ くれない」進水式の映像
3. 進水式で使用された進水ボール、鐘、支綱切断の斧の展示
4. 実際に使用される造船ツールの展示

展示の目的と対象

本企画展は、船づくりの魅力と造船という産業の重要性を広く伝えることを目的としています。海運や造船の専門的な側面とともに、日常生活や物流における船の役割も提示されます。

対象は一般来館者で、特に小学生以上を推奨しています。親子での学びや、造船や船に関心をもつ層に適した内容となっています。

訪問にあたっての実務情報 — 日時・料金・アクセス

開催期間：2025年11月28日（金）～2025年12月28日（日）。ただし、毎週木曜日は除きます。開館時間は10:00～18:00で、金曜・土曜は18:30まで開館します。事前予約は不要で、入場は「ふねしる入館券」で可能です。特設展チケットは不要です。

所在地は大阪市住之江区南港北2-1-10、アジア太平洋トレードセンターITM棟2階。詳しい案内やアクセス方法は商船三井ミュージアムの公式サイトに掲載されています。

事前予約

不要

入館料

ふねしる入館券で入場可能（特設展チケット不要）

対象

一般来館者（小学生以上推奨）

チケットは当日購入と、事前購入の両方が可能です。前売り券は販売中で、購入・予約に関する詳細は商船三井ミュージアムのチケット購入ページをご確認ください。公式ウェブサイトは以下の通りです。

• 公式HP：https://www.mol.co.jp/museum/
• 公式SNS（Instagram）：https://www.instagram.com/funeshiru_molmuseum/

チケット割引と提示の注意点

いくつかの割引制度があります。まず、さんふらわあの乗船日より5日間以内のお客様は割引価格でチケットを購入できます。入館時にさんふらわあ乗船券やQRコードをインフォメーションで提示する必要があります。

また、障がい者手帳（身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳）をお持ちの方と同伴者1名は、障がい者割引料金で入館できます。入館時に障がい者手帳をインフォメーションで提示してください。提示がない場合は改めて購入する必要があります。

展示の背景・ミュージアム情報と資料提供について

商船三井ミュージアム「ふねしる」は2025年7月19日にアジア太平洋トレードセンターに開業した体験型企業ミュージアムです。「海運と商船三井グループに出会うミュージアム」をコンセプトに、海運のスケールや船の役割、海運に関わる仕事、未来の姿などを体験展示を通して学べる施設です。

館内にはオリジナルメニューを提供するカフェやミュージアムショップも併設されています。今回の特別展示では、三菱造船史料館（下関）所蔵の貴重な展示物が特別に貸し出され、普段は下関でしか見られない資料を大阪で公開することになりました。

ミュージアム開業日

2025年7月19日

施設の特徴

体験型展示、カフェ、ミュージアムショップ

貸出資料

三菱造船史料館所蔵の貴重な展示物（下関所蔵）

本展示に関する問い合わせは商船三井ミュージアム「ふねしる」のお問い合わせフォームを通じて受け付けています。プレスリリース内には、展示で使用された画像素材のダウンロード情報も含まれています。

公開資料と報道向け情報

プレス向けに使用された画像ファイルはプレスリリース素材としてダウンロード可能です。報道や取材希望の場合は、商船三井のプレスリリース及びミュージアム運営に関する連絡窓口を確認してください。

本企画展は商船三井が発行した正式なプレスリリースに基づいており、発表日時は2025年11月25日10時00分です。発表主体は株式会社商船三井です。

企画展の主要ポイントと情報の整理

以下の表は本記事で紹介した『ふねができるまで展』の主要事項を分かりやすく整理したものです。来場を検討する際の確認事項として活用ください。

以上が『ふねができるまで展』の詳細な情報です。展示では造船の技術的側面だけでなく、その背景にある歴史や文化、実際に使われてきた道具の意義まで知ることができます。展示の構成や開館スケジュール、割引適用条件などは変更される可能性がありますので、来館前には公式サイトやSNSで最新情報の確認をおすすめします。