11/23開催|志布志で新嘗祭 生産者が収穫を奉納

志布志の新嘗祭2025

開催日:11月23日

志布志の新嘗祭2025
誰でも参加できるの?
神事は主に生産者が中心だが、ふるまい会や参列は開かれることがある。参加や取材は事前に主催の志布志市観光特産品協会へ連絡して確認してほしい。
どんな特産品が買えるの?
米や鰻、志布志湾の海産物、加工品など地元の特産が中心。会場で紹介されるほか、志布志市オンラインショップ(ふるさと生活内)で全国通販できる。

志布志で受け継がれる新嘗祭――生産者が集い収穫を神前に奉納

令和7年(2025年)11月23日、鹿児島県志布志市の安楽山宮神社で伝統行事である新嘗祭に合わせ、志布志市内の農畜産・水産業、ならびに食に関わる生産加工者が一堂に会して収穫への感謝を捧げ、来年の豊作を祈願する催しが行われます。主催は一般社団法人志布志市観光特産品協会で、報道発表は2025年11月22日14時00分付のプレスリリースとして出されています。

本稿では当日の流れ、祭事の起源と意義、志布志の特産や地域の背景、そしてオンラインでの特産品販売に関する情報まで、プレスリリースの全情報を漏れなく整理して伝えます。読み進めることで、地元の営みと伝統がどのように結び付いているかを理解できる構成にしています。

日本伝統の「新嘗祭」11/23に志布志市の農畜産・水産生産者が秋の収穫への感謝と次年豊作を奉納・祈願します。 画像 2

当日の実施内容と進行スケジュール

当日は神事とその後のふるまい会という二部構成で実施されます。神事は10時から安楽山宮神社本殿で執り行われ、奉納と参列が主な儀式です。ふるまい会は10時30分から、境内に隣接する安楽地区公民館で開催されます。

以下にプレスリリースで示された次第をそのまま整理して提示します。時間や項目はいずれも当日通りです。

日本伝統の「新嘗祭」11/23に志布志市の農畜産・水産生産者が秋の収穫への感謝と次年豊作を奉納・祈願します。 画像 3

神事(10:00)

神事は伝統的な形式に則り、参列者全員での拝礼から始まり、号鼓(ごうこ)、修祓(しゅばつ)、大祓詞の奏上、祝詞の奏上、玉串拝礼、再び号鼓で締めくくられます。参列する生産者は、自らの生産物を神前に奉納することとされています。

神前で新穀を味わう風習に倣い、神事では「新穀を神に供え、その食材を通して感謝を共有する」という古来からの意味合いが再確認されます。地域の生産者が持ち寄る多様な食材が、地域の豊かさを象徴します。

日本伝統の「新嘗祭」11/23に志布志市の農畜産・水産生産者が秋の収穫への感謝と次年豊作を奉納・祈願します。 画像 4

ふるまい会(10:30、安楽地区公民館)

ふるまい会は境内隣の安楽地区公民館で行われ、趣旨説明、主催者・関係者のあいさつ、生産・加工者による発表(想い、抱負)という流れで進行します。ここでは参加者相互の意見交換や生産物の紹介が行われ、地域内外に向けた情報発信の場ともなります。

発表では各生産者が自らの作物や加工品について想いを語り、今後の抱負や生産方針を共有することが明記されています。閉会の段取りまでを含め、地域の連携を深める場が設けられる予定です。

日本伝統の「新嘗祭」11/23に志布志市の農畜産・水産生産者が秋の収穫への感謝と次年豊作を奉納・祈願します。 画像 5

新嘗祭の由来と現在の位置づけ

新嘗祭(にいなめさい/しんじょうさい)は、古代より続く五穀豊穣を祈る祭祀で、現在の勤労感謝の日(11月23日)の起源とされています。プレスリリースは『古事記』における天照大御神の行為を引用し、新嘗祭が新穀を神に捧げ味わう行事であることを説明しています。

新嘗祭における「新」は新穀、「嘗」は味わうことを意味し、その年に収穫した新しい穀物や酒を神々に奉じ、その食材で作った食事を共にすることで神をもてなす、という意義が述べられています。宮中では天皇が新穀を奉り、御親供・御直会の儀で神饌を用いた食事を召し上がる習わしがあります。

新嘗祭の意義
その年の新穀を神々に奉納し、収穫への感謝と来年の豊穣を祈願する祭祀。
勤労感謝の日との関係
11月23日が勤労感謝の日と定められている背景には、新嘗祭の伝統があり、現在も全国の神社で同日に新嘗祭が執り行われる。
日本伝統の「新嘗祭」11/23に志布志市の農畜産・水産生産者が秋の収穫への感謝と次年豊作を奉納・祈願します。 画像 6

志布志の食と地域資源、夏季行事との連続性

志布志市は南九州の温暖な気候と、霧島山系由来の地下水がシラス台地を通して湧出することにより、農畜産および水産が発展する恵まれた環境にあります。特に鰻の養殖や多種多様な農畜産物が育つ地勢、さらに黒潮海流に面した志布志湾での豊富な魚介類の水揚げが地域の特徴です。

この地域資源を背景に志布志市はグルメを核としたまちづくりを進めており、今回の新嘗祭における生産者の奉納・ふるまい会は、地域の食文化と生業を可視化する機会となります。プレスリリースではまた、志布志では夏季に夏そばをはじめとする旬の作物の収穫を祝う夏そば神事や夏そばまつりを例年行っていることが記載され、季節行事としての連続性も示されています。

  • 気候・水資源:南九州の温暖気候、霧島山系由来の地下水、シラス台地の湧水
  • 主な産業:鰻の養殖、農畜産物の生産、志布志湾での漁業
  • 地域行事:夏そば神事、夏そばまつりと新嘗祭による年間の行事の連続性

特産品の流通とオンライン販売、関連情報

志布志市の特産品は地域の生産者が丹精込めて作る商品が中心で、プレスリリースでは「志布志市オンラインショップ(志布志市ファンサイト『ふるさと生活内』)」を通じて全国に販売している旨が紹介されています。オンラインショップのURLは次の通りです。

https://shibushi.furusato-seikatsu.jp/local-government/ec

主なキーワード
米、EC、特産品、伝統行事、グルメ、期間限定、通販、志布志、鹿児島、観光
カテゴリ・業種
財団法人・社団法人・宗教法人、農林・水産
関連リンク
http://www.sibusi-k-t.jp/

プレスリリースには画像のダウンロードや添付資料(PDF)についての案内があり、当該素材を用いて行事の広報や報道利用が可能であることが示されています。ダウンロード可能なファイルがある旨の注記も含まれています。

報道関係者向けの留意点

報道や取材を行う場合、神事という宗教・伝統行事の性質に配慮して撮影や取材方法の遵守が求められます。プレスリリースは当日スケジュールや開催場所、主催者を明示しているため、事前に主催側と連絡を取ることで取材条件の確認が可能です。

同時に、地域の生産者が持ち寄る多様な食材や発表内容は地域の魅力を伝える重要な情報であり、個々の生産者の想い・抱負を正確に伝えることが報道の役割となります。

まとめ(事項別整理)

以下の表は、本記事で取り上げたプレスリリースの主要事項を整理したものです。開催日、会場、主催者、進行内容、背景となる由来、地域の特産や関連リンクを網羅しています。

項目 内容
イベント名(概要) 新嘗祭に合わせ、志布志市の農畜産・水産生産者が安楽山宮神社で収穫への感謝と来年の豊作を奉納・祈願
開催日 令和7年(2025年)11月23日
発表日時 2025年11月22日 14:00(一般社団法人志布志市観光特産品協会によるプレスリリース)
主催 一般社団法人志布志市観光特産品協会
会場 安楽山宮神社(神事)/安楽地区公民館(ふるまい会、境内隣)
当日の次第
  • 神事(10:00): 一同拝礼、号鼓、修祓、大祓詞奏上、祝詞奏上、玉串拝礼、号鼓
  • ふるまい会(10:30): 趣旨、あいさつ、生産・加工者による発表(想い、抱負)、閉会
由来・意義 新嘗祭は古事記にも遡る由緒ある祭祀。新穀を神に奉り、神饌を用いた食事を通じて感謝と豊穣祈願を行う。
地域の特徴 南九州の温暖気候、霧島山系由来の地下水・シラス台地、鰻の養殖、志布志湾の豊富な魚介
オンライン販売 志布志市オンラインショップ(志布志市ファンサイト「ふるさと生活内」)
関連リンク・素材 公式サイト: http://www.sibusi-k-t.jp//プレスリリース添付資料、画像ダウンロードあり(PDF等)
キーワード/カテゴリ キーワード: 米、EC、特産品、伝統行事、グルメ、期間限定、通販、志布志、鹿児島、観光
カテゴリ: 財団法人・社団法人・宗教法人、農林・水産

以上がプレスリリースの全情報を整理してまとめた内容です。新嘗祭を通じて示される地域の食文化と生産者の取り組み、志布志市が育む自然資源と特産品流通の仕組みについて、事実に基づいて全体像を示しました。

参考リンク: