寺山修司詩集が12月17日発売 幾原邦彦選・横槍メンゴ装画
ベストカレンダー編集部
2025年11月21日 17:48
寺山詩集刊行記念
開催日:12月17日
幾原邦彦が導く、〈言葉の地図〉としての寺山修司詩集
2025年11月21日12時に株式会社双葉社より発表された本件は、詩人・寺山修司の言葉を現代に再提示する新たな詩集の刊行決定を伝えるものです。寺山修司の生誕90周年を記念して編集された本書は、アニメーション監督・幾原邦彦が選者として人生に寄り添うテーマごとに詩を選び、書き下ろしのメッセージを添えた構成になっています。
カバーイラストは漫画家の横槍メンゴが描き下ろし、作品の表情をビジュアル面からも新たに示します。発表文は双葉社より公式に出され、刊行日や仕様、刊行記念イベントの情報までが併せて告知されています。
刊行の主旨と位置づけ
本書は「人生の中で迷うあなたへ」「言葉の地図としての寺山修司詩集」というコンセプトのもと編まれています。幾原氏は自身が人生の羅針盤として寺山の言葉を役立ててきたと語り、詩集は読者それぞれの旅路に寄り添う案内役を担うことを意図しています。
寺山修司が昭和から平成にかけて残した膨大な言葉を、現代の読み手に向けて精選する試みは、詩の受容を拡張し、新たな読者層に寺山の言葉を届けることを目的としています。文章表現、イラスト、選者の解説という三つの層が重なり合うことにより、令和期の決定版と位置づけられています。
書誌情報と仕様──作品の細部を確認する
刊行に関する基本的な書誌情報と仕様は以下のとおりです。読者が購入や図書館での検索を行う際に必要なデータを網羅しています。
出版社発表の書誌項目は正確に明記されており、流通・図書データベースでの参照に適した形式で公表されています。
- タイトル
- 「世界の涯てを生きるあなたへ 寺山修司詩集」
- 著者名
- 寺山修司(詩) 選者:幾原邦彦(案内・解説)
- 発売日
- 2025年12月17日(水)
- 定価
- 1,870円(税込)
- 判型・頁数
- 四六判並製 240ページ
- ISBN
- 9784575320305
- 出版社
- 双葉社(株式会社双葉社)
- カバーイラスト
- 横槍メンゴ(「推しの子」の作画で知られる漫画家)
これらの項目は書店注文や図書館の所蔵確認で必要となる基本情報です。ISBNや発売日、価格は流通に直結する重要なデータとして明記されています。
書籍の判型・頁数からは読み応えのある中厚の構成であることがうかがえます。カバーイラスト担当が横槍メンゴであることは、視覚的な訴求力を高める要素となります。
詩集の構成、選定者と著者──背景とコメント
本書は寺山修司の膨大な言葉の中から、人生に寄り添うテーマごとに詩を選ぶという編集方針が採られています。選者である幾原邦彦は、自らの経験と詩との関わりをもとに、読者に向けたガイドとなる文章を書き下ろしました。
カバー担当の横槍メンゴによるビジュアルは、寺山の言葉と幾原の選定したテーマが結びつく表紙表現を意図して作成されています。視覚とテキストが協働する構成は、書籍そのものを読み物としてだけでなく、手に取る行為そのものを意味あるものにする狙いがあります。
著者プロフィール(寺山修司・幾原邦彦)
寺山修司の経歴・活動歴と、幾原邦彦の経歴・活動歴をそれぞれ整理して掲載します。読者が詩の背景や選者の視点を理解するための基本情報です。
- 寺山修司(てらやま・しゅうじ)
- 1935年青森県生まれ。1954年「チェホフ祭」で短歌研究新人賞特選を受賞。早稲田大学教育学部在学中にネフローゼを発病し、4年間の療養生活を送る。その後、劇団・演劇実験室「天井棧敷」を結成し、劇作家・演出家として活動するかたわら、映画監督、詩、小説、批評、歌謡など多岐にわたる分野で才能を発揮した。1983年5月、敗血症のため47歳で逝去。
- 幾原邦彦(いくはら・くにひこ)
- 東映動画に入社後、さまざまなアニメーション作品に参加。その後独立し、アニメーション監督、原作、脚本、小説、漫画原作、音楽や演劇プロデュースなど多様な分野で活動。主な作品に『少女革命ウテナ』『輪るピングドラム』『ユリ熊嵐』『さらざんまい』などがある。本書では寺山詩を「自分の地図だった」と述べ、選者として人生のテーマ別に詩を選び、読者へのメッセージを書き下ろしている。
これらのプロフィールは、寺山の作品世界と幾原の創作背景を結びつけ、選者の視点がどのように詩の再提示に影響したかを読み解く手がかりになります。
幾原邦彦氏・横槍メンゴ氏のコメント
幾原氏は本書について次のように述べています。選択と迷いの多い人生の中で詩が如何に働きかけてきたのかを自身の言葉で語り、寺山の詩を「発見と冒険」を導くものと位置づけています。
人生は迷いの連続だ。選択することが多すぎて心が破裂しそうになる。だから僕には詩が必要だった。寺山修司が必要だった。寺山の詩は驚きと発見に満ちている。自分に新たな視点を与えてくれる。そうだ、人生は苦しみではなく、発見と冒険だ。寺山の詩は僕にそう言っている。
横槍メンゴ氏はイラスト担当としての視座を明らかにし、言葉と言葉を受け止める感性と表現について述べています。彼女のコメントは詩の視覚化に関する考え方を示すものです。
惑いも迷いも手放せないけど、心はどこまでも旅立てる。言葉は地図で、あなたの感性が推進力。
刊行記念イベントと入手方法について
刊行を記念して幾原邦彦によるトークショーとサイン会が開催されることが発表されています。開催日程、場所などの基本事項は明示されており、申し込みや詳細は追って主催書店の公式サイトで案内されます。
書籍の購入やイベント参加に関する公式の案内は、紀伊國屋書店新宿本店の公式HPでの告知を経て案内される予定です。イベント詳細や参加方法は後日公表とされています。
刊行記念トークイベントの概要
イベントの予定は以下の通りです。告知時点で確定している日時と会場を明記します。
- 開催日時:2026年1月11日(日)13時〜
- 開催地:紀伊國屋書店新宿本店
- 内容:幾原邦彦氏によるトークショー&サイン会
- 詳細・申し込み:後日、紀伊國屋書店新宿本店公式HPにて告知
イベントの参加方法や定員、整理券の有無、サイン会の対象書籍の購入条件などは、正式告知で案内されるため、参加を検討する際は紀伊國屋書店新宿本店の公式案内を確認する必要があります。
購入に関する注意点
発売日は2025年12月17日(水)であり、定価は1,870円(税込)です。流通の都合により一部書店での入荷時期に差が生じる場合がありますので、発売日付近に購入を希望する場合は事前予約や書店の在庫確認が推奨されます。
カバーイラストが横槍メンゴによる描き下ろしであるため、初版本のカバー仕様に関する情報も書店や販売サイトの記載を確認してください。ISBNは9784575320305で、図書館や流通データベースでの検索に使用できます。
要点の整理(仕様一覧とイベント情報)
以下の表は、本記事で紹介した刊行情報、仕様、イベント詳細を一目で確認できるように整理したものです。情報は発表時点の公式告知に基づいています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | 株式会社双葉社(2025年11月21日12時発表) |
| 書名 | 「世界の涯てを生きるあなたへ 寺山修司詩集」 |
| 著者・選者 | 詩:寺山修司 選者・書き下ろしメッセージ:幾原邦彦 |
| カバーイラスト | 横槍メンゴ(「推しの子」作画担当の漫画家) |
| 発売日 | 2025年12月17日(水) |
| 価格 | 1,870円(税込) |
| 判型・頁数 | 四六判並製・240ページ |
| ISBN | 9784575320305 |
| 出版社 | 双葉社(株式会社双葉社) |
| 刊行記念イベント | 幾原邦彦トークショー&サイン会:2026年1月11日(日)13時〜 紀伊國屋書店新宿本店(詳細・申込は後日公式HPにて) |
以上が刊行に関する主要な情報の整理です。寺山修司の言葉を現代に届ける本書は、詩の選定・解説・ビジュアルの三要素が結びついた構成であり、刊行記念イベントも併せて予定されています。購入、参加、図書館所蔵などを検討する際には、上記のISBN・発売日・出版社情報を参照してください。