谷川俊太郎の『夜はやさしい』上映、4/6まで延長

夜はやさしい上映延長

開催期間:11月20日〜4月6日

夜はやさしい上映延長
いつまで見られるの?
最終上映日は2026年4月6日まで延長されました。上映は1日1回16:20開始で本編約25分。鑑賞は未来館のオンラインチケットで上映の1週間前から予約できます。
どんな内容なの?
谷川俊太郎の書き下ろしを含む詩が案内役となり、世界6地域の夜をMEGASTAR-Ⅱ cosmosの星空映像とフィールドレコーディング音で再現。麻生久美子の朗読で詩情ある体験が味わえます。

谷川俊太郎の詩が導く「夜」をもう一度 — 上映期間延長の知らせ

日本科学未来館は、谷川俊太郎さんが自ら原案・詩・ナレーション構成を手がけた唯一のプラネタリウム作品「夜はやさしい」について、上映期間を延長することを発表しました。再上映は当初2025年7月から12月末までの予定でしたが、好評につき最終上映日を2026年4月6日(月)まで延長します。

本作は2009年に初公開され、未来館で約7年間にわたり上映された作品です。再上映は2009年の初公開から16年を経て行われており、子どもから大人まで幅広い世代に詩情豊かなプラネタリウム体験を提供します。

谷川俊太郎さんが手がけた唯一のプラネタリウム作品 「夜はやさしい」の上映期間を延長 画像 2

星空と音が織りなす旅路 — 作品の構成と表現手法

「夜はやさしい」は、世界各地の「夜」を音と詩でつなぐ構成になっており、視覚と聴覚の両面から夜の時間を再構成するプラネタリウム作品です。谷川さんの書き下ろしを含む自選の詩が各地をつなぎ、観客は詩に導かれて星空と音の旅をたどります。

投影にはプラネタリウム投影機MEGASTAR-Ⅱ cosmos (メガスターツー コスモス)を使用し、フィールドレコーディングで収録された現地の環境音を重ねることで、あたかもその夜、その場にいるかのような没入感を構築しています。

谷川俊太郎さんが手がけた唯一のプラネタリウム作品 「夜はやさしい」の上映期間を延長 画像 3

収録される「夜」の地域と音の特徴

作品は世界の6つの地域の夜を扱います。具体的にはアジア、ヨーロッパ、アフリカ、南アメリカ、北アメリカ、オーストラリアの夜の様子が、それぞれの星空と環境音で描かれます。

各地域では大自然の音、人々の喧噪、地域固有の音楽、生きものたちの鳴き声など多様な環境音がフィールドレコーディングで収録され、それらがリアルな星空映像と詩で結びつけられます。

  • 視覚:MEGASTAR-Ⅱ cosmosによるリアルな星空投影
  • 聴覚:各地の環境音(自然音、生活音、音楽など)
  • 詩:谷川俊太郎による書下ろしを含む自選の詩がナビゲーション

上映情報、料金、予約方法 — 実際に鑑賞するための詳細

上映スケジュールは1日1回、16:20からの上映で、本編は約25分です。会場は未来館6階のドームシアターでの投影となります。再掲スケジュールとして、最終上映日は2026年4月6日(月)です。

当初は2025年12月27日(土)終了予定でしたが、今回の発表により延長されました。また、休館日は原則として火曜日(ただし祝日や春夏冬休み期間などは開館の場合あり)および年末年始(12月28日〜1月1日)です。鑑賞にあたっては事前予約が必要で、予約・購入は未来館オンラインチケットサイトから上映の1週間前より可能です。

上映スケジュール
1日1回 16:20開始(本編約25分)
最終上映日
2026年4月6日(月)
休館日
火曜日(ただし祝日や休業期間は開館の場合あり)、年末年始(12/28〜1/1)
上映会場
日本科学未来館 6階 ドームシアター

入場料金は常設展+ドームシアターのセット料金となっています。大人940円、18歳以下310円、未就学児100円です。鑑賞を希望する場合は必ず事前にチケットを予約してください。

予約やチケット購入は以下の公式サイトで受け付けています。URL: https://www.miraikan.jst.go.jp/

制作の経緯とクレジット — 谷川俊太郎と未来館の関係

谷川俊太郎さんと未来館の映像作品の関わりは、2005年公開のプラネタリウム作品「暗やみの色」から始まります。「暗やみの色」はダークマターなど“見えないものに目を凝らす”ことをテーマとし、谷川さんは書き下ろしの詩「闇は光の母」を寄せました。

その経験を経て、谷川さん自身が「世界の夜を音と詩でつなぐ」作品を提案し、構成や演出にも深く関わって完成したのが本作「夜はやさしい」です。初公開は2009年で、その後約7年間未来館で上映されました。

「少年時代に見たプラネタリウムは東京の夕暮のスカイラインから始まったのですが、そのとき流れるのがバッハの〈G線上のアリア〉、音楽とともに空がだんだん暗くなって星が輝き始める、それが私の宇宙を感じる原体験のひとつになっています。青空の下で聞く物音や音楽と、星空の下で聞くそれとでは、ずいぶん大きな違いがあるように思います。少年時の感動を再現したいという個人的動機からスタートして、このプログラムは夜の視覚空間と聴覚空間のいわば詩を媒介にした化合…を目指します。」

(2009年公開時に制作したリーフレットより、谷川俊太郎)

制作クレジットは次の通りです。作品に関わった主要メンバーと協力団体を明記します。

原案・詩・ナレーション構成
谷川 俊太郎
監修
毛利 衛
朗読
麻生 久美子
フィールドレコーディング・サウンドデザイン
川崎 義博
挿入歌
「夜はやさしい」 作詞 谷川 俊太郎 / 作曲 谷川 賢作
宣伝写真
川内 倫子
協力
株式会社谷川俊太郎事務所
企画・制作
日本科学未来館

また、資料や広報物には谷川俊太郎さんの写真(撮影:深堀瑞穂)も使用されています。

まとめ:上映延長の主要ポイントと鑑賞上の注意

以下の

に、本記事で触れた上映延長に関する主要な情報を整理しました。鑑賞を検討する際の基本情報として活用ください。

項目 内容
作品名 プラネタリウム作品「夜はやさしい」
上映延長期間(最終上映日) 2026年4月6日(月)まで(当初予定:2025年12月27日(土)終了予定から延長)
上映スケジュール 1日1回 16:20開始(本編約25分)
上映会場 日本科学未来館 6階 ドームシアター
料金(常設展+ドームシアター) 大人 940円 / 18歳以下 310円 / 未就学児 100円
休館日 火曜日(ただし祝日や春夏冬休み期間などは開館の場合あり)、年末年始(12/28〜1/1)
鑑賞予約 事前予約が必要。未来館オンラインチケットサイトで上映の1週間前から購入・予約可能。URL: https://www.miraikan.jst.go.jp/
主な制作クレジット 原案・詩・ナレーション構成:谷川俊太郎 / 監修:毛利衛 / 朗読:麻生久美子 / フィールドレコーディング・サウンドデザイン:川崎義博 / 挿入歌:谷川俊作詞・谷川賢作作曲
連絡先(未来館) 〒135-0064 東京都江東区青海2-3-6
TEL:03-3570-9151 FAX:03-3570-9150

この作品は、16年を経ても失われない詩情と、最新の投影・音響技術を組み合わせたプラネタリウム体験を提供します。上映スケジュールや休館日を確認のうえ、未来館のオンラインチケットサイトから事前に予約をしてください。