11/26から東京初公開|BLANCの建てないホテル実物展示
ベストカレンダー編集部
2025年11月20日 17:36
東京初公開トレーラーハウス
開催期間:11月26日〜11月28日
BLANCが提示する「建てないホテル」を東京で実物展示——東京初公開の意義
自然共生型ホテルを展開する株式会社BLANC(本社:東京都港区、代表取締役:山中拓也)が設計・監修した宿泊用トレーラーハウス「BLANCモデル」が、2025年11月26日(水)〜28日(金)に東京ビッグサイト(東展示棟7・8ホール)で開催される「第4回 東京トレーラーハウスショー」に出展されます。展示はトレーラーハウスメーカーであるトレーラーハウスデベロップメント株式会社(以下、THD社)のブース内(E7-9-64)にて行われ、会期2日目の11月27日(木)にはBLANC代表・山中拓也によるセミナーが予定されています。
この展示は、BLANCの設計思想とTHD社の製造技術が協働した成果として位置付けられ、東京での初公開となる点に重要性があります。トレーラーハウスを用いた「建てないホテル」は、従来のホテル建築とは異なる価値を提示し、柔軟な土地活用や環境負荷の低減、地域と一体となる滞在体験を目指す次世代の宿泊インフラとして注目されています。
展示の目的と来場者が得られるもの
本展示の目的は、実物に近い外観・内装仕様を通じてBLANCが目指す滞在体験の世界観を伝えることにあります。会場では実際の運用を想定した仕様が示され、内装や照明を含めた空間設計の意図を体感することができます。
来場者はトレーラーハウスの設計・運用の具体像、地域との共生を念頭に置いたプランニング、移動型客室としての実務面での利点や制約(例:車両幅2.5mの制限)について理解を深められます。また、セミナーによる現場視点の解説を通じて、事業展開のプロセスや資金調達の実績など事業面的な背景も確認できます。
展示内容と体験ポイント:設計仕様と空間の特徴
今回展示されるモデルは、BLANCが開発した自然共生型宿泊施設向けトレーラーハウスの一例です。会場ではTHD社ブース(E7-9-64)内にて、実際の運用を想定した外観・内装仕様を確認できます。展示モデルは次期拠点での展開を想定したヒノキづくりの仕様をベースに設計されていますが、実際の施設とは一部仕様が異なることが明記されています。
内装は大開口や浴室の設計など、車両幅の制約を踏まえつつも快適性を確保する工夫が随所に施されています。照明や素材の選定により、トレーラーハウスとしての可搬性と宿泊施設としての落ち着きある空間づくりを両立させています。
展示で確認できる主な仕様と体験要素
以下は会場で具体的に確認できるポイントです。展示は実運用を想定した外観・内装で構成され、空間の世界観を体感可能です。
- 素材:ヒノキをはじめとする自然素材を基調とした内装設計
- 構造・寸法:車両幅2.5mの制限を前提とした設計。大開口を採用することで開放感を確保
- 設備:浴室や照明など宿泊を前提とした快適性の確保
- 運用想定:グランピング施設や自然共生型リゾートでの導入を想定
展示はTHD社との協働により実現したものであり、会場ではTHD社が製造した専用シャーシや車両の品質感も確認できます。トレーラーハウスとしての可搬性と設置後の空間品質を比較することが可能です。
セミナー詳細とBLANCの事業展開—歩みと数値で見る成長
セミナーは11月27日(木)12:30〜13:30、東8ホール内セミナー会場で開催され、BLANC代表・山中拓也が登壇します。講演内容は、BLANCが全国各地で展開する「建てないホテル」構想およびこれまでの実例紹介、トレーラーハウスが持つ「持続可能な観光インフラ」としての可能性を現場視点で掘り下げるものです。参加は事前登録制で無料です。
セミナーの申し込みは以下のURLから可能です:
https://leisure.reg.tsoint.jp/ja/seminar/detail/19
BLANCのこれまでの展開と資金動向
BLANCは2019年に沖縄県宮古島で最初の拠点(BLANC MIYAKOJIMA、旧RuGu Glamping Resort)を開業し、2024年には山梨県富士吉田市にBLANC FUJIを開業しました。八ヶ岳でのプロジェクトは2025年予定であり、拠点拡大は全国的に進行中です。
事業拡大に伴い、2024年には15億円の資金調達を実施しており、現在は年間3拠点ペースでの全国展開を推進しています。セミナーではこれらの数値や事例を踏まえ、導入のための現場の知見や課題についても言及される予定です。
イベント概要・協力企業の役割と現場コメント
第4回 東京トレーラーハウスショーは日本最大級のトレーラーハウス展示イベントで、宿泊施設や防災施設など多用途のトレーラーハウスが集まる場です。会期は2025年11月26日(水)〜28日(金)、開催時間は10:00-17:00、会場は東京ビッグサイト 東展示棟7・8ホールです。入場は無料ですが事前登録制となっています。同時開催イベントとして「レジャー&アウトドアジャパン2025」が行われます。
BLANCの出展はTHD社のブース(E7-9-64)内で行われます。THD社は栃木県内の自社工場でトレーラーハウスおよび専用シャーシを製造する総合メーカーであり、「トレーラーハウスを産業にする」を理念に製造・販売・レンタルを手掛けています。製品はグランピング施設のほか、公共施設や災害支援施設等での活用実績があります。
関係者コメント(抜粋)
BLANC取締役COO/開発責任者 平本知樹は、今回のモデルについて「トレーラーハウスの特性を活かし、自然の中に設置することで土地ならではの滞在体験を提供する」と述べています。ヒノキづくりを想定した設計や車両幅制限下での大開口や浴室設計など、快適性確保のための具体的工夫についても言及しています。
THD社からは、八ヶ岳プロジェクト開始を契機にBLANCからの要望に応えながら完成に至ったこと、デザインされた特別仕様が八ヶ岳でのグランピング施設に適合することなどのコメントが寄せられています。両社の協働により、トレーラーハウスとしての可搬性と宿泊施設としての質の両立が図られています。
出展・参加に関する実務情報
出展情報および参加にあたっての基本情報は以下の通りです。来場は事前登録制のため、参加希望者は公式サイトより登録手続きを行ってください。ブース番号はE7-9-64です。
- 展示会名
- 第4回 東京トレーラーハウスショー
- 開催日
- 2025年11月26日(水)〜28日(金)
- 時間
- 10:00〜17:00
- 会場
- 東京ビッグサイト 東展示棟7・8ホール(東京都江東区有明3丁目11-1)
- ブース
- E7-9-64(THD社ブース内)
- 入場料
- 無料(事前登録制)
- 公式サイト
- https://trailerhouse-show.jp/
要点の整理とイベント情報まとめ
ここまで紹介した内容を分かりやすく整理します。本展示はBLANCが設計・監修したトレーラーハウスを東京で初めて公開するもので、THD社の協力の下に実運用を想定した外観・内装仕様を会場で確認できます。加えて、11月27日(木)にBLANC代表・山中によるセミナーが開催され、事業の歩みや持続可能な観光インフラとしての可能性が解説されます。
以下の表は本記事で取り上げた主要項目をまとめたものです。日付や場所、問い合わせ先等の要点を一目で確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示名 | 第4回 東京トレーラーハウスショー |
| 展示期間 | 2025年11月26日(水)〜28日(金) |
| 開催時間 | 10:00〜17:00 |
| 会場 | 東京ビッグサイト 東展示棟7・8ホール(東京都江東区有明3-11-1) |
| BLANCブース展示 | THD社ブース内 E7-9-64(BLANC設計のトレーラーハウスを展示) |
| セミナー | 11月27日(木)12:30〜13:30 東8ホール内 セミナー会場(事前登録・参加無料) 申込:https://leisure.reg.tsoint.jp/ja/seminar/detail/19 |
| BLANC 代表 | 山中 拓也 |
| BLANC 事業拠点と実績 | 2019年 宮古島開業(BLANC MIYAKOJIMA)/2024年 BLANC FUJI開業(富士吉田)/八ヶ岳プロジェクト(2025年予定)/2024年に15億円の資金調達 |
| BLANC 会社情報 | 株式会社BLANC 所在地:〒106-0032 東京都港区六本木1-4-5 Ark Hills South Tower 16F Wework 設立:2018年5月21日 URL: https://blan-c.com |
| 協力企業 | トレーラーハウスデベロップメント株式会社(THD)—製造・シャーシ製造、栃木県自社工場 |
| 入場 | 無料(事前登録制) |
本記事では、BLANCとTHD社の協働によるトレーラーハウス展示の概要、展示内容と体験ポイント、セミナー情報、事業の歩みや資金状況、出展に関する実務情報を網羅的に整理しました。興味のある方は公式サイトやセミナーの事前登録ページを確認のうえ、会場で具体的な設計意図や運用イメージを確認されると、トレーラーハウスを用いた新たな宿泊インフラの実像が把握しやすくなるでしょう。
参考リンク: