KADOKAWAとLINEマンガが縦スクロール6作を先行配信

タテスク6作先行配信

開催期間:11月20日〜11月28日

タテスク6作先行配信
いつから読めるの?
11月20日から順次配信が始まり、11月28日までに計6作品が公開されます。閲覧にはLINEマンガアプリのインストールと作品ページへのアクセスが必要です。
どんな作品があるの?
ロマンスファンタジー、バトルアクション、王道少年ファンタジー、復讐もの、異種間恋愛、現代ドラマなど多彩なジャンルで、『年下執着皇子…』『禍人』『RAY』等が含まれます。

KADOKAWAとLINEマンガが描き出す新たな縦スクロールの世界:6シリーズを先行配信

LINE Digital Frontier株式会社は、2025年11月20日11時00分に発表したリリースにて、同社が運営する電子コミックサービス「LINEマンガ」にて、株式会社KADOKAWAの縦スクロールコミックレーベル「タテスクコミック」編集部と「LINEマンガ WEBTOON STUDIO」が協業して制作した新規6作品を先行配信することを公表しました。

本協業は、KADOKAWAが2021年8月に立ち上げた縦スクロール型コミックレーベル「タテスクコミック」でのノウハウと、LINEマンガの企画・制作・編集部門である「LINEマンガ WEBTOON STUDIO」の制作力を組み合わせた取り組みです。KADOKAWAはこれまでに100シリーズを超えるオリジナル作品をリリースしており、今回の共同制作作品は企画段階から両社で協議を重ねて制作されました。

KADOKAWA タテスクコミック編集部とLINEマンガ WEBTOON STUDIOが協業 新規作品6シリーズを「LINEマンガ」にて先行配信開始 画像 2

配信開始の概要

配信開始は2025年11月20日(木)から順次行われ、11月28日(金)までに計6作品の新連載が開始されます。各作品は縦スクロール形式(webtoon)での配信となり、スマートフォンやタブレットでの閲覧に最適化されています。

新連載の情報は「新連載カレンダー」のページにて公表されています。作品を読むには「LINEマンガ」アプリのインストールが必要です。

発表日
2025年11月20日 11:00(LINE Digital Frontier株式会社 発表)
配信開始日
2025年11月20日(順次、11月28日までに6作品)
配信プラットフォーム
LINEマンガ(アプリ要インストール)
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新連載6作品の詳細:タイトル・制作クレジットとあらすじ

今回先行配信される6作品は、ジャンルも表現も多彩であり、バトルアクションやロマンスファンタジーのほか、これまで縦スクロール型コミックを読んでこなかった層にも届くような新たなアプローチが試みられています。以下に各作品の配信日、制作クレジット、あらすじを漏れなく記載します。

作品情報は配信順に記載します。各項目は制作クレジット(スタジオ・原作・作画等)と簡潔なあらすじ、主なテーマを含みます。

  • 11月20日(木)配信開始

    タイトル
    『年下執着皇子は不遇な王女を愛しすぎてる』
    制作
    en-dolphin studio/KADOKAWA
    あらすじ
    実の父と姉から虐げられて育った王女・リア。戦敗の責任を押し付けられ、賠償の代償として戦勝国の王の元へ嫁がされ、奴隷同然の扱いを受ける。そのとき、シュワルツ王国の皇子・セネトが現れて彼女を迎えに来る。「迎えに来ましたよ、俺の王女様」。心優しい不遇の王女と、年下でややヤンデレ気味に深い愛を捧げる皇子との、じれったいすれ違いのラブストーリー。
  • 11月22日(土)配信開始

    タイトル
    『禍人 -マガヒト-』
    著者
    諏訪童角/KADOKAWA
    あらすじ
    心に強い衝撃を受けた精神に生じる亀裂から生まれる異能“キズアト”を行使する犯罪者たち。彼らを裁くのは始末屋・カルマたち。異能を用いる悪事を狩る者たちの物語を描くバトルアクション作品。
  • 11月24日(月)配信開始

    タイトル
    『RAY』
    著者
    JOH/KADOKAWA
    あらすじ
    北の地で封じられていた神が目を覚ます。特殊能力を持つ水神・黎は両親の死の秘密を探している。閉ざされた石碑、侵入者の襲撃、眠っていた力の覚醒。自身に秘められた力を巡る争いに巻き込まれながら成長する主人公たちの、王道少年漫画的な巨編。
  • 11月26日(水)配信開始

    タイトル
    『私が滅ぼしていいですよね 純白の聖女は復讐を誓う』
    原作・作画・制作
    原作:やきいもほくほく 作画:伽奈多 制作:株式会社フーモア/KADOKAWA
    あらすじ
    高校生のサラは異世界ライナス王国に召喚され聖女とされる。大結界を張る代償に聖女の命が必要であると知り、王太子や友人に裏切られた彼女は女神に時間を巻き戻すよう請い、王国を破壊することを誓う。魔王・ヨムドイトと契約し、復讐の道を歩む復讐ロマンスファンタジー。
  • 11月27日(木)配信開始

    タイトル
    『冷酷公爵はあざらし姫に執着中』
    原作・作画・企画
    原作:和泉杏咲 作画:UNO STUDIO 企画・制作:SHINE Partners/KADOKAWA
    あらすじ
    人間に変身できるあざらし姉妹、オデット(妹)とコーデリア(姉)。密猟者に襲われた際、公爵家の跡取り息子ルドルフに助けられる。人間嫌いの姉コーデリアと公爵との間に生まれる異種間恋愛の物語。
  • 11月28日(金)配信開始

    タイトル
    『歌舞伎町モラトリアム』
    原案・著者・作画
    原案・監修:佐々木チワワ シナリオ・構成:青季ふゆ 作画:森野ハルナ/KADOKAWA
    あらすじ
    将来や目標のない大学生・優衣は歌舞伎町のホストクラブでホストのソラに出会い、日常が変化していく。欲望の街・歌舞伎町を舞台に、姫と担当という関係性で共鳴する二人の関係を描く、現代ドラマ性の高い物語。
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協業の背景と両社コメント:編集現場の意図を読む

KADOKAWAの「タテスクコミック」は縦スクロールならではの表現、物語構成、キャラクター描写、着彩などの研究を重ね、縦スクロール型コミック市場で独自の存在感を築いてきました。一方でLINEマンガは縦スクロールコミック(webtoon)を含む多彩なラインナップと大規模なプラットフォームを持ち、グローバルな利用者基盤を有しています。

両社は企画段階から協議を重ね、編集者・作家・スタジオが連携することで新たな表現やジャンルに挑戦した作品群を制作しました。配信にあたってはLINEマンガ内での露出や宣伝施策も積極的に行う方針です。

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両社のコメント(原文要旨)

KADOKAWA 青柳昌行 Chief Publishing Officerは、出版事業における継続的な挑戦の一環としてタテスクコミックを挙げ、LINEマンガとの協業により作家やスタジオ、編集者が練り上げた作品を発表できることを喜ぶ旨を述べています。新機軸作品にも両社編集部で議論し挑戦していきたいという意向を示しています。

LINE Digital Frontier 髙橋将峰 代表取締役社長CEOは「マンガの未来を創る」というビジョンに基づき縦スクロール型コミックに注力してきたこと、エンターテインメント領域の中核を担うKADOKAWAとの協働を光栄に思うこと、両社で制作した作品をLINEマンガ内で露出・宣伝し新たな読書体験を提供する予定であることを述べています。

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LINEマンガのプラットフォーム特性と利用方法

LINEマンガはスマートフォンやタブレットで縦スクロール形式のデジタルコミック(webtoon)を中心に配信する電子コミックサービスです。グローバル全体で月間利用者数はおよそ1億5,000万人(2025年9月末時点)であり、”WEBTOON Worldwide Service”の一員として日本市場で展開されています。

国内では2013年サービス開始以来、2025年8月までの累計ダウンロード数が国内マンガアプリで1位を記録するなど規模の大きいプラットフォームになっています。オリジナル作品、独占配信、先行配信作品を多数揃え、カラーのwebtoonに注力しています。

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作品を読むための基本的な手順

  1. 公式ページまたはアプリストアから「LINEマンガ」アプリをインストールする。
  2. アプリを起動し、アカウントでログインまたはLINEアカウントで連携する。
  3. 新連載カレンダー(https://manga.line.me/lp/event/kadokawa_lm_11/)を参照し、配信開始された作品を開く。
  4. 縦スクロール表示で作品を閲覧する。作品によって先行配信や独占配信の条件があるため、作品ページの案内を確認する。
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配信スケジュールの整理と作品情報まとめ

ここまでに記載した各作品の配信日・制作クレジット・あらすじを表形式で整理します。表は作品ごとの配信日、タイトル、制作クレジット、主要ジャンル・テーマを一覧化したものです。表を参照することで、どの日にどの作品が公開されるかを一目で把握できます。

表のあとに今回の配信に関する補足説明を加えます。配信はすべて「LINEマンガ」アプリで行われ、作品の閲覧にはアプリのインストールが必要です。また、KADOKAWAがタテスクコミックを通じて培った制作経験とLINEマンガの編集制作体制が融合した点が本協業の特徴です。

配信日 タイトル 制作クレジット 主なジャンル・テーマ
11月20日(木) 年下執着皇子は不遇な王女を愛しすぎてる 制作:en-dolphin studio/KADOKAWA ロマンスファンタジー、すれ違いラブストーリー
11月22日(土) 禍人 -マガヒト- 諏訪童角/KADOKAWA バトルアクション、異能サスペンス
11月24日(月) RAY JOH/KADOKAWA 少年漫画、ファンタジー、成長譚
11月26日(水) 私が滅ぼしていいですよね 純白の聖女は復讐を誓う 原作:やきいもほくほく 作画:伽奈多 制作:株式会社フーモア/KADOKAWA 復讐ロマンスファンタジー、ダークファンタジー
11月27日(木) 冷酷公爵はあざらし姫に執着中 原作:和泉杏咲 作画:UNO STUDIO 企画・制作:SHINE Partners/KADOKAWA 異種間恋愛、ファンタジー要素
11月28日(金) 歌舞伎町モラトリアム 原案・監修:佐々木チワワ シナリオ:青季ふゆ 作画:森野ハルナ/KADOKAWA 現代ドラマ、恋愛、青春群像劇

上表のとおり、配信スケジュールは2025年11月20日から28日までの期間に分散しており、各作品は制作クレジットとジャンルを明確に異にしています。作品を読むには「LINEマンガ」アプリのインストールが必要であり、詳細な掲載ページは新連載カレンダー(https://manga.line.me/lp/event/kadokawa_lm_11/)で案内されています。

なお、LINEマンガはグローバルでの月間利用者数がおよそ1億5,000万人(2025年9月末時点)であり、国内では累計ダウンロード数が1位となるなど大規模なプラットフォームです。今回の協業によりタテスクコミックの新作が“先行配信”という形でLINEマンガ上に展開されます。

参考リンク: