11月19日開幕「AI Street」幕張で生成AIデモ公開

生成AIとクリエイティブが交差する場「AI Street」の全体像

生成AIの進展は表現の手法と制作ワークフローを大きく変えつつある。その最前線を体験できる場として、一般財団法人デジタルコンテンツ協会が主催する『INTER BEE IGNITION×DCEXPO』の会場内に設けられた展示・デモエリアが「AI Street – AI Ignites Creation -」である。本エリアはクリエイター、スタートアップ、企業が一堂に会する実験的な空間として構成され、来場者は多様なジャンル横断の生成AI活用事例に触れられる。

本記事では出展プログラムの全容、各デモの開催日時・主催者・内容、来場や取材に関する実務情報まで、プレスリリースに記載されたすべての情報を網羅して整理する。会場で示されるテーマは、AI×人間工学、AI×映画、AI×音楽、AI×ゲーム、AI×占い、AI×アバター、AI×ファッション、AI×身体表現、AI×コミュニケーションなど多岐にわたる。

プログラム詳細および来場登録ページは公式リンクにて案内されている。プログラム一覧は下記URLから確認できる。https://www.inter-bee.com/redirect/?callback_id=conference_ignition_ai_demo&lang=ja

来場者登録や聴講予約は以下の来場者案内ページで行う。https://www.inter-bee.com/ja/forvisitors/conference/ignition/

注目デモンストレーションのスケジュールと内容（出展者別に詳細解説）

以下に示す各デモは、開催日と開始時刻、会場（幕張メッセ 展示ホール6 AI Streetエリア）、主催団体・企業名、そしてデモの要旨をプレスリリースの記載どおりに整理している。各項目は原文情報を省略せず、そのまま紹介する。

日付順に並べ、各デモの技術的特徴や想定される活用シーンも含めて解説する。各出展の正式な開始時刻を含むため、取材や来場の際は記載の時刻に注意されたい。

SAWNA：制御された空白を保つ画像生成技術（EQUES / ANIMINS）

開催日時：11月19日（水）12:00▶12:50　場所：幕張メッセ 展示ホール6 AI Streetエリア

本デモはポスターやUIデザイン、アニメの背景制作における「指定領域を空白で保ちたい」といった要求に応える新技術、SAWNA（Space-Aware Text-to-Image Generation）を紹介する。レイアウトを指定すると、指定箇所を自動的に空白のまま確保しつつ、他の領域は生成AIが埋める制御手法を実演する。

AICU：オフラインで動作する固定資産向け動画生成AIとクリエイターネットワーク（AICU Japan）

開催日時：11月19日（水）13:00▶13:50　場所：幕張メッセ 展示ホール6 AI Streetエリア

AICUはオープンソースのComfyUIを用いた動画生成環境と、固定資産扱いで導入できる手のひらサイズの動画生成AI端末「AI TOP ATOM」を紹介する。180W駆動、ネットワーク不要でWan2.2モデルのローカル推論を実現し、完全オフライン環境で画像生成・動画生成・漫画・キャラクター表現を実演する。スタジオや教育機関で機密データを外に出さずに運用できる点が強調される。

（株）answer：少量データの拡張と人間再現技術

開催日時：11月19日（水）14:00▶14:50　場所：幕張メッセ 展示ホール6 AI Streetエリア

人間工学の応用を目指す同社は、少量の生理・心理データから行動・感性・判断を予測・生成し「人を再現」するシステムを紹介する。デモではGANを用いた敵対的最適化により、元データのノイズを拡張し少数データから見えなかった傾向を浮かび上がらせる技術的事例を提示する。

TYO AI：広告映像内での実在感ある人物生成（TYO AI [NFFT]）

開催日時：11月19日（水）15:00▶15:50　場所：幕張メッセ 展示ホール6 AI Streetエリア

TYO AIはJITSUZAIというAIソフトを用い、広告映像のなかで