12月5日開業｜＠cosme初の海外旗艦店が尖沙咀に誕生

香港・尖沙咀に開業する@cosme HONG KONG――海外旗艦店の全貌を公開

株式会社アイスタイル（代表取締役社長：遠藤 宗）は、連結子会社であるistyle Retail (Hong Kong) Co., Limited（代表取締役社長：山本 佑樹）を通じ、海外初のフラッグシップショップ「@cosme HONG KONG」を2025年12月5日（金）に香港・尖沙咀（Tsim Sha Tsui／チムサーチョイ）で開業すると発表しました。プレスリリースは2025年11月17日 15時24分付で公開されています。

本店舗は、国内のフラッグシップショップ（TOKYO、OSAKA、NAGOYA）に次ぐ4店舗目にあたり、香港における@cosmeのリアル事業の起点となる位置づけです。香港は低税率や自由貿易港などの優位性をもち、中国本土や東アジア各国からのインバウンド需要が見込める点から、同社は本店を通して東アジア地域およびグローバル事業の成長基盤を確立する狙いを示しています。

開店に関する基本情報

オープン日は2025年12月5日。売場は3フロア構成で延床面積は1,298m²（約393坪）と広く、尖沙咀の路面店に展開します。所在地はYue Hwa International Building, No.1 Kowloon Park Drive and No.7 Ashley Road, Kowloon, Hong Kongです。

本件に関する詳細はアイスタイルの公式プレスリリースにて公開されており、過去の発表（香港出店予定およびグランドオープン決定の告知）も参照できるようになっています。関連リンクは記事末尾にもまとめています。

体験重視の売場設計 ― ネットとリアルを結ぶOMO体験

@cosme HONG KONGは「美妝夢幻天堂＝Beautyエンターテインメント空間」をコンセプトに、実店舗での購買体験に加えてデジタル機能を深く連動させた設計を導入します。香港版@cosmeアプリと店舗が連動することで、言語や文化が異なる利用者にとってもシームレスな購買体験を目指します。

具体的には、店内のPOPディスプレイをスマートフォンでスキャンすると、AIによる要約や音声ガイドで商品情報やユーザーレビューを閲覧できる仕組みを導入します。レビューは繁体字（香港）、繁体字（台湾）、英語の3言語で表示され、音声再生にも対応します。

多言語対応のレビュー＆音声ガイド

アプリ（香港版）連携でAIが要約したクチコミ評価をリアルタイムに確認可能。POP横のQRコードからアクセスでき、音声再生も利用できる。

SKIN ANALYZE（肌分析）

店頭のビューティーアドバイザーが診断機器で13種類の肌状態を分析。結果は香港版アプリへ同期でき、分析結果に基づいた商品レコメンド機能は今後実装予定。

ブランドフォロー特典

アプリでブランドをフォローしたユーザーに対して電子クーポンで無料サンプルやポップアップイベントへの招待などを配信する仕組みを提供。将来的にはレビュー投稿でのポイント付与、店舗在庫のリアルタイム確認、イベント情報チェックなどを順次拡充予定。

これらの機能により、実店舗での見て触れる体験とアプリ上の情報が有機的に結びつき、ユーザーがその場で十分な情報を得て購入や検討ができる環境を整備します。

売場構成と主要コンテンツ ― 約500ブランド、体験型スペースを多数設置

売場面積は1,298m²（約393坪）で、約500ブランドを取り扱う予定です。取り扱いブランドはラグジュアリーからプチプラまで幅広く網羅し、韓国ブランドや香港で初上陸となるブランドも多数含まれています。

店内の主なコンテンツは国内フラッグシップで好評の企画を踏襲しつつ、香港独自の企画も導入します。以下に主要なゾーンと内容を整理します。

• THE BEST COSMETICS BUILDING：@cosmeベストコスメアワード受賞商品を集めたコーナー。天井まで届く5つのアワードタワーに約250カテゴリーの商品を展示し、全フラッグシップショップで最多の規模になる予定。
• ASIA / TOKYO / SEOUL トレンドコーナー：アジア各都市や東京・ソウルのトレンドをセレクトしたコーナーで、新ブランドや話題のコスメを定期的に入れ替え。
• フレグランスコーナー：広い香り体験ゾーンと、AI技術で香りの特長を可視化するインタラクティブサイネージ「カオリウム」を設置。カオリウム体験はアプリ会員がQRコードをスキャンして結果を保存でき、将来的なレコメンド機能とも連動予定。
• テスターバー：スキンケアからメイクアップまで、カテゴリ別に試せる試用コーナー。
• ガチャガチャ／クレーンゲーム：アプリ会員が一定金額（500香港ドル以上または800香港ドル以上）購入ごとにガチャガチャを回してサンプルを受け取れる仕組み。
• メイクアップイベントスペース／ポップアップスペース：香港およびアジア各国のメイクアップアーティストやブランドがイベントやポップアップを実施できるスペースを店内に複数設置。
• その他の人気ゾーン：セールスランキングコーナー、シートマスクウォール、ミニコスメゾーン、NEXTトレンドゾーン、インナービューティーゾーンなど、国内フラッグシップで好評の企画を導入。

これらのゾーンは、訪れるたびに新しい発見を提供することを意図して設計されています。テクノロジーと体験型コンテンツを組み合わせることで、単なる物販を超えたエンターテインメント性が強化されています。

取り扱いブランドの具体例

約500ブランドのうち、ラグジュアリーからプチプラまで幅広いラインナップとして以下のブランド名が挙げられています。これらは一部の代表例ではなく、プレスリリース内で明記されたブランド名として掲載します。

1. ESTEE LAUDER
2. TOM FORD BEAUTY
3. AVEDA
4. MAC
5. YSL
6. shu uemura
7. TAKAMI
8. Maison Margiela Fragrances
9. benefit
10. SHISEIDO
11. NARS
12. DECORTÉ
13. ADDICTION
14. ALBION
15. ELEGANCE
16. KANEBO
17. LUNASOL
18. RMK
19. SUQQU
20. POLA
21. CANMAKE
22. Wonjungyo
23. ORBIS
24. TIRTIR
25. ROUND LAB
26. ANUA
27. Rom&nd
28. d’Alba
29. Beauty of Joseon

このほかにも多くのブランドを集積し、香港初上陸のブランドも含めて幅広い顧客ニーズに応える品揃えを実現します。

運営体制・企業情報と問い合わせ先

本店舗は株式会社アイスタイルの連結子会社であるistyle Retail (Hong Kong) Co., Limitedが運営を担います。istyle Retail (Hong Kong)は2016年10月20日に設立され、香港で@cosmeの情報を活用したリアルとネットが融合する新しい化粧品小売業態の企画開発・運営を行っています。

以下に、株式会社アイスタイルおよびistyle Retail (Hong Kong)の主要な会社概要を整理します。

問い合わせ先は株式会社アイスタイル エクスターナルコミュニケーション室（Email: istyle-press@istyle.co.jp）となります。プレスリリースや関連資料のダウンロードはアイスタイルの公式サイト内の該当ページから可能です。

また、@cosme HONG KONGの情報ページは広東語版と英語版が用意されています。アクセス先は以下のとおりです。

• 広東語：https://hk.cosme.net/flagship
• 英語：https://hk.cosme.net/flagship/en/
• アイスタイル公式プレス（今回の発表）：https://www.istyle.co.jp/news/press/2025/11/1117.html

要点の整理（表形式）

以下に、本記事で取り上げた@cosme HONG KONGに関する主要情報を表で整理します。開業日、所在地、売場面積、取扱ブランド数、主要な体験・サービス項目、運営会社、問い合わせ先などをまとめています。

本稿では、株式会社アイスタイルの発表に基づき、@cosme HONG KONGの立地、面積、取扱ブランド、主要な顧客体験、運営体制および問い合わせ先までを網羅的に整理しました。公開された情報は同社の公式プレス・ページおよび各種関連資料で確認できます。