箱根に「木の実」スイーツ店、2026年7月開業へ
ベストカレンダー編集部
2025年11月14日 15:58
箱根に木の実スイーツ店
開催日:7月1日
箱根の森を「木の実」で表現する新しいスイーツブランドの姿
株式会社ケイシイシイ(以下、ケイシイシイ)は、旧「箱根芦之湯フラワーセンター」の運営事業者に箱根町の公募で選定され、同物件を本店とする新たな菓子ブランドを創出すると発表しました。発表は2025年11月14日13時00分付のプレスリリースにより公表されています。
ブランドのコアコンセプトは「木の実」をテーマにした高原リゾートスタイルです。箱根の山や森の豊かな自然に着目し、『ゆったりと流れる箱根の神聖な空気の中で、木の実の美味しさを再体感する高原リゾートスタイル』を掲げ、メイン商品としてナッツをたっぷり使ったタルトを開発予定です。香ばしいナッツの風味を活かしたリッチな味わいを目指します。
商品構成と店内機能
店舗は「物販」「テイクアウト」「カフェ」の三機能で構成されます。商品は店舗で仕上げを行う作り立てスイーツを中心に展開し、箱根の自然の中で自家焙煎コーヒーとタルトを楽しめることを意図しています。
提供する体験の付加価値を大切にする設計で、ここでしか味わえない時間の提供を目標に掲げています。商品設計とサービス設計は、北海道小樽市で小樽洋菓子舗ルタオなどを展開してきた同社のノウハウを活かして行われます。
- テーマ:木の実(ナッツを中心とした菓子)
- 主力商品:ナッツたっぷりのタルト(箱根の森をイメージ)
- 店舗機能:物販/テイクアウト/カフェ(作り立て提供、自家焙煎コーヒー)
画像はイメージとして©KCC Co,Ltd ©basio Co.,Ltd. ©AND inc.のクレジットが付記されています。
建物改修と空間設計:自然と歴史をつなぐ演出
旧「箱根芦之湯フラワーセンター」はかつて植物園として親しまれていた経緯があります。ケイシイシイはその歴史性を受け継ぎつつ、建物の周囲に豊かな植栽を施し、自然との調和を感じられる空間として再生する計画です。
中央にはブランドのストーリーを象徴するエリアを設け、来訪者が世界観を体感できる仕掛けが用意されます。空間デザインには地域の伝統や自然の要素を反映させる方針が示されています。
アクセシビリティと公共性への配慮
館内はバリアフリー設計を採用し、授乳室も設置するなど幅広い世代が快適に過ごせる環境を整備します。公共性の高い施設として、訪れる人に配慮した設備計画が盛り込まれています。
周辺の植栽や中央の象徴エリアは、単に展示のための造作ではなく、ブランドの物語や地域資源を結びつける場としての役割が期待されています。これにより、観光の受け皿としてだけでなく、地域の文化発信拠点としての機能も担います。
- リノベーションの主なポイント
- 歴史的経緯の継承と豊かな植栽、中央のブランドストーリーエリア設置、バリアフリー設計、授乳室設置。
- イメージ提供
- 画像はすべてイメージ。©KCC Co,Ltd ©basio Co.,Ltd. ©AND inc.
事業体制と地域貢献の具体策
ケイシイシイは本事業推進のため、箱根町に完全子会社を設立して事業を進める計画を公表しました。箱根町が実施した公募により運営事業者に選定されたことを受け、地域と連携した取り組みを目指します。
地域振興に寄与する取り組みは「文化軸」「教育軸」「国際軸」「防災軸」の四点を柱としています。具体的な取り組み内容が明示されている点が特徴です。
四つの取り組み軸の詳細
文化軸:寄木細工をはじめとする地域の伝統工芸の事業者や職人と協業し、建築や菓子のデザインに反映することを検討するとしています。地域資源をデザインに取り込むことで、商品の意匠や施設内装に地域性を付与する狙いです。
教育軸:地元の小中学生や高校生向けの製菓体験・ワークショップを開催した実績を活かし、継続的な教育プログラムを実施する方針です。体験を通じて若年層にものづくりの魅力を伝える取り組みが想定されています。
国際軸:英語、中国語、韓国語を中心とした多言語対応ができる体制を構築することで、多様な国籍の来訪者に対応する計画です。観光地としての利便性を高める目的があります。
防災軸:災害発生時には行政と連携し、店舗を避難所として開放するほか、多言語での情報伝達支援も行う方針です。観光施設としての防災拠点性を持たせる取り組みが組み込まれています。
- 文化連携:寄木細工等の職人と協業、デザイン反映を検討
- 教育支援:地元学校向けの製菓体験・ワークショップ実施
- 多言語対応:英語・中国語・韓国語を中心に体制整備
- 防災協力:行政連携による避難所開放や多言語情報支援
開業予定日・運営主体・会社概要と要点整理
開業予定は2026年7月を目標としています。選定事業者は株式会社ケイシイシイ、本社所在地は北海道千歳市泉沢1007番地90、代表取締役社長は上村 成門氏です。創業は1996年4月、資本金は8,000万円で、事業内容は菓子製造、卸売、小売(店舗及びカフェ運営)、通信販売です。
本事業では、同社が積み上げてきた小樽での洋菓子事業(小樽洋菓子舗ルタオ等)のノウハウを活かし、箱根での新たな文化・観光拠点の創造と観光リピーター創出に寄与することを目指します。関連リンクは公式サイト(https://kcc-co.jp/)が示されています。
会社概要(プレスリリース記載情報)
- 会社名
- 株式会社ケイシイシイ
- 代表者
- 代表取締役社長 上村 成門
- 本社所在地
- 北海道千歳市泉沢1007番地90
- 創業
- 1996年4月
- 資本金
- 8,000万円
- 事業内容
- 菓子製造事業、卸売事業、小売事業(店舗及びカフェの運営)、通信販売事業
発表資料には画像の©表記(©KCC Co,Ltd ©basio Co.,Ltd. ©AND inc.)が付されています。事業にあたっては、箱根町への完全子会社設立など運営体制の整備を進める計画が示されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年11月14日 13:00(株式会社ケイシイシイ プレスリリース) |
| 事業者 | 株式会社ケイシイシイ(本社:北海道千歳市、代表取締役社長:上村 成門) |
| 対象物件 | 旧「箱根芦之湯フラワーセンター」(箱根町が公募) |
| 開業予定 | 2026年7月(目標) |
| ブランドコンセプト | 「木の実」をテーマにした高原リゾートスタイル(箱根の自然と調和) |
| 主力商品 | ナッツたっぷりのタルト(香ばしいナッツ風味のリッチな味わい) |
| 店舗機能 | 物販/テイクアウト/カフェ(作り立て提供、自家焙煎コーヒー) |
| 施設特徴 | 豊かな植栽、中央のブランドストーリーエリア、バリアフリー、授乳室設置 |
| 地域貢献の4軸 | 文化軸(寄木細工等と協業検討)、教育軸(製菓体験・ワークショップ)、国際軸(英中韓多言語対応)、防災軸(避難所開放・多言語情報支援) |
| 会社概要(要旨) | 創業1996年4月、資本金8,000万円、菓子製造・卸売・小売・通信販売を展開 |
| 関連リンク | https://kcc-co.jp/ |
本稿では、ケイシイシイが箱根町の旧「芦之湯フラワーセンター」を舞台に、箱根の自然と歴史を生かした「木の実」テーマのスイーツブランドを創出する計画を整理しました。開業は2026年7月を目標とし、運営体制や地域連携、施設設計に関する具体的な方針が公表されています。画像はイメージであり、©KCC Co,Ltd ©basio Co.,Ltd. ©AND inc.の表記が付されている点も確認できます。
参考リンク: