2026年11月開始、給トク払いに団体保険「ベネトクほけん」追加
ベストカレンダー編集部
2025年11月13日 18:19
給トク払いに団体保険追加
開催日:11月1日
給トク払いに「ベネトクほけん」が加わる意義と狙い
株式会社ベネフィット・ワンは、総合福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の給与天引き決済サービス「給トク払い」に、第一生命保険株式会社を引受保険会社とする団体保険商品「ベネトクほけん」を追加することを発表しました。本リリースは第一生命グループによる発表で、発表日時は2025年11月13日15時10分です。
本取組みにより、企業規模の大小を問わず、団体保険の導入機会が拡大します。給トク払いの基本思想である「生活固定費を下げる」というコンセプトと、低廉な保険料が特長のベネトクほけんの組み合わせによって、給トク払いを採用する企業・団体の従業員に対し、幅広いニーズに応える保険を提供できるようになります。
団体保険「ベネトクほけん」の位置づけ
ベネトクほけんは、第一生命が引受ける団体保険として給トク払いのラインアップに追加されます。給与からの自動引き落としで保険料を支払う仕組みと組み合わせることで、従業員にとって手続きの負担を軽減し、継続的に加入しやすい仕組みを目指します。
本商品に関するすべての詳細は本文中で網羅しているわけではなく、商品に係る具体的な事項や疑問点については第一生命の営業担当者に問い合わせる必要がある旨も明示されています。なお、企業・団体への案内は2025年11月より順次開始され、サービスは2026年11月から提供される予定とされています。
導入背景と企業・従業員にもたらすメリット
本取り組みは、福利厚生制度の整備における実務や人員面の制約を背景にしています。従来、団体保険を新たに導入する際は制度運用に伴う事務体制の整備が必要で、人手の限られた企業では導入をためらうケースがありました。そこで福利厚生サービスを通じて導入のハードルを下げることが狙いです。
ベネフィット・ワンの提供するプラットフォームを通じて団体保険を扱うことで、受け皿となる事務手続きや案内を一元化し、管理負担を軽減します。企業側は福利厚生メニューの拡充を図りやすくなり、従業員側は給与天引きで継続加入しやすい利便性を得ることが想定されます。
グループ内連携の経緯と位置づけ
第一生命ホールディングスは保険サービス業への進化を志向し、2024年5月にベネフィット・ワンをグループに迎えました。これに伴い両社はグループシナジーの創出を進めており、本取組みはその代表的な協業事例と位置づけられています。両社の強みを活かした商品企画・提供体制が今回の実現につながりました。
関係者の役職名などは以下のとおりです。株式会社ベネフィット・ワン代表取締役会長兼社長は松田清人、第一生命保険株式会社代表取締役社長は隅野俊亮、第一生命ホールディングス株式会社代表取締役社長グループCEOは菊田徹也です。これらの組織間連携により、制度設計から販売・運用までの一連の流れを円滑に進める体制が整備されつつあります。
サービスの具体的内容と提供スケジュール
今回の発表に含まれる具体的事項としては、団体保険としての「ベネトクほけん」追加、企業・団体への案内開始時期、並びにサービス開始時期が示されています。企業・団体への案内は2025年11月から順次開始、実際の給トク払いラインアップへの反映および提供は2026年11月からとなります。
また、プレスリリース内では商品に関するすべての事項を記載したものではない点が明確に示されており、詳細は第一生命の営業担当者に問い合わせる必要があるとしています。利用にあたっては、所属企業の福利厚生担当や営業窓口を通じて具体的内容を確認することが重要です。
既存サービスの規模と給トク払いの特徴
ベネフィット・ステーションは、2025年4月時点で18,100団体、会員数1,220万人に提供されている会員制福利厚生サービスで、レジャー施設、介護・育児サービス、eラーニング、オンラインフィットネスなど140万件以上のサービスを会員限定の優待価格で提供しています。
給トク払いは、ベネフィット・ステーションで利用したサービス料金を給与から自動的に引き落とす制度であり、特典や割引を受けられる給与天引き決済サービスです。今回、給トク払いのサービスラインアップに団体保険が加わることで、福利厚生メニューの幅が拡大します。
利用にあたっての注意点と企業が取るべき手順
本商品に関する取り扱いについては、導入を検討する企業・団体ごとに確認すべき点が複数あります。具体的には、保険料や補償内容、加入条件、手続き方法、給トク払いとしての給与天引き処理方法などが挙げられます。これらは各企業の就業規則や労使協定と整合させる必要があります。
導入の第一歩としては、社内の福利厚生担当者がベネフィット・ワンおよび第一生命の担当窓口に連絡し、商品説明や運用面のサポート内容を確認することが推奨されます。プレスリリースでも、商品に関する詳細は第一生命の営業担当者へ問い合わせるよう案内されています。
企業担当者向けのチェックリスト
導入前に確認すべきポイントは複数あります。保険の内容や保険料、給与天引きの実務フロー、従業員への説明資料、手続き開始時期と締切、費用負担の有無など、必要な項目を整理して進めることが重要です。
以下は検討項目の一例として整理したチェックリストです。最終的な運用設計はベネフィット・ワンと第一生命との調整を経て決定されます。
- 保険の補償範囲と保険料の水準の確認
- 給与天引きの事務フローと実行タイミングの確認
- 従業員向け案内資料や説明会の実施計画
- 就業規則や労使協定との整合性確認
- 導入スケジュール(2025年11月案内開始、2026年11月提供開始)
発表内容の要点まとめ
以下の表は本記事で取り上げた発表内容を項目ごとに整理したものです。要点を一覧で確認できるようにまとめています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2025年11月13日 15時10分(第一生命グループ発表) |
| 提供開始時期 | 企業・団体への案内:2025年11月より順次開始。サービス提供(給トク払いラインナップ反映):2026年11月より。 |
| 新規追加商品 | 団体保険「ベネトクほけん」(引受保険会社:第一生命保険株式会社) |
| 提供サービス | 総合福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」の給トク払いラインナップへの追加 |
| ベネフィット・ステーションの規模 | 18,100団体、会員数1,220万人(2025年4月時点、個人会員等を含む) |
| 関連企業・代表者 | 株式会社ベネフィット・ワン(代表取締役会長兼社長:松田清人、代表者情報:白石徳生記載あり)、第一生命保険株式会社(代表取締役社長:隅野俊亮)、第一生命ホールディングス株式会社(代表取締役社長グループCEO:菊田徹也) |
| 所在地(ベネフィット・ワン) | 東京都新宿区西新宿三丁目7番1号 新宿パークタワー37階 |
| 公式URL | ベネフィット・ステーション:https://bs.benefit-one.co.jp/bs/pages/bs/top/top.faces / 給トク払い:https://corp.benefit-one.co.jp/service/kyuutoku/ / 企業情報:https://corp.benefit-one.co.jp/ |
以上が発表内容の整理です。導入を検討する企業・団体は、案内開始時期である2025年11月以降にベネフィット・ワンおよび第一生命の担当窓口に連絡し、商品詳細や運用面の確認を行うことが推奨されます。本記事はプレスリリースに基づく情報を忠実に整理・説明していますが、商品にかかる細部の仕様や適用条件、保険料等の具体的数値は第一生命の営業担当者に確認してください。