11月15日オープン 日立の“まちの実験場”が誕生
ベストカレンダー編集部
2025年11月13日 09:56
日立まちの実験場オープン
開催期間:11月15日〜1月8日
日立駅前に誕生した“まちの実験場”――パティオモールに開設された新たな公共の余白
日立駅周辺のまちづくりを進める会議体「HITACHI BLUE:M(ヒタチブルーム)」は、官民学連携による新たな実証実験として、パティオモール内に期間限定のまちの拠点をオープンする。オープンは2025年11月15日(土)で、同日にまち全体を使ったストリートイベント「HITACHI BLUE:M STREET PARK」も開催される。
今回の拠点は“まちのリビング”を目指す取り組みの一環で、これまでの「歩きたくなるまちなか社会実験」の知見を踏まえ、公共空間の新たな使い方を検証する場として設定されている。期間限定の実験拠点を通して、市民や来街者が気軽に立ち寄り、交流や実験的な使い方を試すことが期待される。
「HITACHI BLUE:M」と今回の位置づけ
HITACHI BLUE:Mは、日立駅周辺地区の将来ビジョンに向けて官民連携により公共空間の利活用やエリアマネジメントを推進する「まちづくり会議体」である。名称には日立の海や空を象徴する「BLUE」、人と人がつながり花ひらく「BLOOM」、そしてMaking/Meet/Mindを示す「:M」の意味が込められている。
本実証実験は、その活動の第2回目の社会実験として位置づけられ、「日立でいちばん自由な、雨の降らない公園」というコンセプトのもと、市民参加によるネーミング公募や各種体験コンテンツを通じて、まちと人の関係性を育む場づくりを目指す。
まちの拠点の詳細――場所・期間・利用用途と運営体制
まちの拠点はパティオモール内、北見ビル1階に設けられる。設置期間は2025年11月15日(土)から2026年1月8日(木)までの予定で、入場は無料、滞在自由で利用できる。営業時間は原則として8:30〜21:00だが、利用状況や運営の都合で変更される場合がある。
利用用途は幅広く、フリースペースとしての勉強やリモートワーク、読書、休憩(“ゴロゴロ”も可)などの個人利用に加え、イベントやセミナーのレンタルスペースとしても提供される。運営は事務局である日立市 都市建設部 都市政策課が主体となり、企画運営は株式会社tomeが担当する。
施設の基本情報
- 名称(仮)
- みんなが〇〇を〇〇する場所(名称公募中)
- 期間
- 2025年11月15日(土)〜2026年1月8日(木) ※不定休
- 場所
- 北見ビル1階(パティオモール内) 〒317-0073 茨城県日立市幸町1丁目13−10 北見ビル
- 営業時間
- 8:30〜21:00(今後の利用状況や都合により変更の可能性あり)
- 入場
- 無料
- 利用用途
- フリースペース(勉強、リモートワーク、読書、休息等)、イベント・セミナーのレンタル
企画運営と協力メンバー
本プロジェクトはHITACHI BLUE:Mを主催とし、企画運営は株式会社tomeが担う。企画・運営協力には多様な官民学メンバーが名を連ねており、地域の実情に即した運営体制が組まれている。
- イガラシ綜業株式会社
- イネイト整体サロン日立(金澤圭子)
- Innocence代表 / 茨城県北地域おこし協力隊(猪野裕子)
- 茨城キリスト教大学 経済学部経済学科
- 茨城大学工学部 交通・地域計画研究室
- 合同会社Emmagination
- 株式会社カラフル
- 株式会社tome
- 株式会社日立製作所
- 一般社団法人まちのこ団
- 株式会社みどり園
- メディアクラフト
企画アドバイザーには(NPO)日本都市計画家協会、デザインはnozakiworksが担当する。公式情報はHITACHI BLUE:MのWEBサイトおよびInstagramで案内される。
11月15日開催の『HITACHI BLUE:M STREET PARK』――当日のプログラムと体験要素
キックオフイベント「HITACHI BLUE:M STREET PARK」は、2025年11月15日(土)11:00〜20:00にパティオモール、水の広場、まちの拠点(北見ビル1階)を会場に開催される。参加費は無料で、子どもから大人まで楽しめる体験型コンテンツを通じて、まちを歩く・過ごす・つながることを体感する1日となる。
当日の状況や天候等により内容が変更になる場合がある点については周知されているため、来場前に公式WebやSNSでの最新情報確認が推奨される。
主な体験コンテンツと特徴
当日は複数のエリアで特色あるプログラムが用意される。以下に各エリアの主な内容を整理する。
| 会場 | 主な内容 |
|---|---|
| 水の広場 | 人工芝の休憩スペース、アウトドア料理や焚火でピザ・じゃがバター・スモアが楽しめる。日没後は間伐材を使ったスウェーデントーチ(ヒタチトーチ)を点灯。 |
| パティオモール | 「遊びの回廊」として輪投げ、ボッチャ、木のメダルづくり、手づくりの鉱山電車乗車などの体験が可能。まちの拠点と水の広場を結ぶ導線を活用。 |
| まちの拠点(北見ビル1階) | 屋内での映画鑑賞会(11/15(土)17:30〜、上映作品『トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ』80分)ほか、滞在自由の屋内公園的な利用が想定される。 |
さらに、会場を巡るシールラリーを実施し、日立のまちなかを歩きながら立体シールを集めることができる。先着100名にはお菓子のプレゼントが用意される。
地域連携とサポート団体
イベントには地元のクリスマスマーケットやイルミネーション、マルシェなど地域のイベントや団体が協力する。具体的にはヒタチエイルミネーション、ひたちクリスマスマーケット、常陸コレレ、みゅーずマルシェが協力団体として名を連ねる。
新都市広場ではひたちクリスマスマーケット(11/15・11/16)も同時開催され、11/15(土)16:45にはイルミネーション点灯式が予定されている。
ネーミング公募・参加方法・運営上の注意
まちの拠点は当面「みんなが〇〇を〇〇する場所」の仮称で開設され、オープン記念企画として市民参加型のネーミング募集を実施する。応募はまちの拠点に設置された投票カードまたはチラシに記入してコーナーに貼り付ける形で行われる。
投票と集計のスケジュールは以下の通りで、結果は拠点および公式SNSやWebで告知される。公序良俗に反する名称や既に商標登録された名称は除外される。
- 11/15(土)名称公募スタート
- 11/21(金)締め切り・投票集計
- 12月上旬 発表・お披露目(結果はまちの拠点およびInstagramやWEBサイトで告知)
スペースのレンタル希望や、まちの拠点で実施したい企画がある場合は、HITACHI BLUE:MのWebサイトにある申し込みフォームから連絡する仕組みが用意されている。利用状況によっては営業時間や日程が変更される可能性がある点が明記されている。
企画概要・関連資料とお問い合わせ先の整理
本プロジェクトは、まちを“自由に使い試す”場として公共と民間の間にある余白を活用する試みであり、デザインや情報発信の面でもnozakiworksやtome inc.が関与している。イベントおよび拠点に関する詳細は、配布用チラシやWebページで閲覧できる。
設営前後の外観・内観写真、デザインクレジット、チラシダウンロード(ファイル名:d144658-4-a9f25fbb012e62f50044e1e425732e04.pdfおよびd144658-4-275422e9183a9b79d5e3b7560d8b18a0.pdf)などの資料も提供されている。
問い合わせ先
本件の問い合わせ先は以下のとおりである。
- 窓口
- HITACHI BLUE:M 事務局(日立市 都市建設部 都市政策課)
- TEL
- 0294-22-3111(内線261)
重要な留意点
掲載した期間・日程・時間は利用状況や運営の都合により変更される場合がある旨が公式に示されているため、参加前に公式WebサイトやSNSで最新情報を確認することが推奨される。屋外のプログラムやイベントは天候等により予告なく変更されることがある。
主な情報の要約表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 拠点名称(仮) | みんなが〇〇を〇〇する場所(名称公募中) |
| 拠点設置期間 | 2025年11月15日(土)〜2026年1月8日(木) ※不定休 |
| 拠点所在地 | 北見ビル1階(パティオモール内) 〒317-0073 茨城県日立市幸町1丁目13−10 |
| 拠点営業時間 | 8:30〜21:00(変更の可能性あり) |
| 入場 | 無料 |
| キックオフイベント | HITACHI BLUE:M STREET PARK 2025年11月15日(土) 11:00〜20:00(会場:パティオモール、水の広場、まちの拠点) |
| 映画上映 | 11/15(土)17:30〜 映画『トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ』80分(まちの拠点屋内) |
| ネーミング公募 | 投票開始:11/15、締切・集計:11/21、発表:12月上旬(拠点・SNS・Webで告知) |
| 主催・企画 | 主催:HITACHI BLUE:M(事務局:日立市 都市建設部 都市政策課) 企画運営:株式会社tome |
| 協力団体等 | イガラシ綜業、イネイト整体サロン日立、Innocence、茨城キリスト教大学、茨城大学、合同会社Emmagination、株式会社カラフル、株式会社日立製作所、一般社団法人まちのこ団、株式会社みどり園、メディアクラフト、他(11/10現在) |
| 問い合わせ | HITACHI BLUE:M 事務局(日立市 都市建設部 都市政策課) TEL:0294-22-3111(内線261) |
今回の取り組みは、パティオモールを舞台にした期間限定の実験的拠点と、まち全体を巻き込むストリートイベントを通じて、公共空間の新たな使い方やコミュニティ形成の可能性を探るものだ。名称公募や各種ワークショップ、シールラリーなど市民参加の要素も含まれるため、日立のまちづくりに関心のある人々にとって動向を確認する価値がある。詳細や最新の運営情報はHITACHI BLUE:Mの公式WebサイトおよびInstagramで案内される。