11月21日開催|クールジャパンDXで掛け算の価値を探る
ベストカレンダー編集部
2025年11月12日 14:48
掛け算で広がる日本の魅力
開催日:11月21日
“掛け算”で見えてくる日本の魅力──SESSION 1の主題と開催の位置付け
2025年11月21日(金)に開催される「クールジャパンDXサミット2025」において、SESSION 1は11:25〜12:20に実施される「掛け算で広がる日本の魅力とビジネスの交点 〜食、コンテンツ、音楽、伝統文化、ファッション、インバウンド、アイデア創造の秘訣に迫る〜」と題されたトークセッションである。主催はクールジャパンDXサミット実行委員会、運営事務局はVpon JAPAN株式会社が務める。
同サミットは、これまで6年間で累計4,500名を超える参加を集めた日本最大級のクールジャパン×DXイベントであり、日本の歴史・文化、IP・コンテンツ、ファッション・ビューティ、観光資源など多岐にわたる「クールジャパン」領域をデジタルの力でさらに発信・強化することを目的としている。SESSION 1はその中核的な位置を占め、異なる領域が掛け算的に交わることで生まれる新たな価値創造を議論する場となる。
開催の基本情報と配信予定
SESSION 1は会場開催を基本とし、その後にオンライン配信イベントを予定している。会場はTODA HALL&CONFERENCE TOKYO(東京都中央区京橋)で、当日は会場参加を中心にプログラムが進行される。詳細な参加申し込みはクールジャパンDXサミットの公式サイトで案内される予定である。
サミット全体の主催・運営体制としては、クールジャパンDXサミット実行委員会が主催し、運営事務局はVponが担当する。開催日と時間の確定、会場の指定、及び後日の配信計画といった点はすでに発表され、参加を検討する事業者や自治体にとってスケジュール調整が行いやすい形で告知されている。
SESSION 1の内容と議論の狙い
SESSION 1は「食」「コンテンツ」「音楽」「伝統文化」「ファッション」「インバウンド」をテーマに据え、これらが組み合わさることで生まれる新しい価値やビジネス機会をグローバル視点で探る構成となっている。単領域の延長線上ではなく、領域間の相互作用(掛け算)に着目する点が本セッションの特徴である。
具体的には、地域資源とデジタル技術(DX)やAIを掛け合わせることで地域収益を最大化する戦略、IPやコンテンツとファッション・音楽・食を連携させたマーケティング手法、さらにインバウンド需要を高付加価値化する仕組みなど、実践的な事例と戦略の提示が予定されている。参加者はこれらの事例から即戦力となるヒントを得ることが期待される。
セッションの構成と進行
セッションはトークセッション形式で実施され、業界横断的な話題提供とパネルディスカッションが組み合わされる。登壇者それぞれの現場での実践や政策的観点を交えつつ、掛け算による価値創造の具体例や課題、解決のアプローチが提示される予定である。
時間配分は11:25から12:20までの約55分であり、基調的な話題提供に加え、パネル討議と質疑応答が含まれる見込みである。会場参加者にはネットワーキングの機会も提供されるため、議論を踏まえた具体的な連携や事業化の可能性を模索することができる。
登壇者6名のプロフィールと論点予測
SESSION 1には業界の最前線で活動する6名が登壇する。各登壇者はメディア、エンタメ、行政、企業といった多様な立場から「掛け算」による価値創造を論じる役割を担う。
以下に登壇者とその略歴、およびセッションで期待される論点を整理する。
- 村上 要(WWDJAPAN 編集長)
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東北大学教育学部卒業後、静岡新聞社で社会部記者を経験。ニューヨーク州立ファッション工科大学(F.I.T.)でファッション・コミュニケーションを専攻し、帰国後はファッション誌編集等を経てWWDJAPANの編集長に就任(2021年4月〜)。
議論の論点:ファッションとコンテンツの結節点、メディアを通じた国際発信戦略、編集視点からのブランド化とデジタル活用。
- 中川 悠介(アソビシステム株式会社 代表取締役)
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1981年東京都生まれ。大学在学中からイベントを主催し、2007年にアソビシステムを設立。原宿カルチャーを基点にファッション・音楽・ライフスタイルを世界へ発信。内閣官房「クールジャパン官民連携プラットフォーム」構成員。
議論の論点:原宿発のカルチャーを軸としたコンテンツ化、音楽やイベントと観光の接続、若年層文化の国際展開戦略。
- 道祖土 直美(内閣府 知的財産戦略推進事務局 企画官)
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1998年に現総務省(郵政省)入省後、情報通信行政や地域のデジタル活用推進などに従事。内閣府や国土交通省への出向経験を経て、2024年より内閣府知的財産戦略推進事務局にてクールジャパン戦略の推進を担当。
議論の論点:政策面から見た国際展開支援、知的財産管理とデジタル施策、地域連携の制度設計。
- 手塚 晃司(株式会社バンダイ 執行役員 カード事業部 ゼネラルマネージャー)
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ゲーム会社勤務を経て2003年にバンダイネットワークス入社。スマートフォン向けゲームアプリやアニメ制作に従事し、複数タイトルの立ち上げを担当。2017年にBXD(現バンダイナムコネクサス)を設立し代表就任。2024年4月より株式会社バンダイでカード事業の責任者。
議論の論点:IP活用のビジネスモデル(ゲーム・カード・グッズ)、グローバル展開におけるプラットフォーム戦略、デジタルと物販の連携。
- 中山 淳雄(エンタメ社会学者/事業家)
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エンタメ専業の経営コンサルRe entertainment創業、複数ベンチャーの役員や研究者・政策委員を兼務。日本エンタメの海外展開をライフワークとし、多数の著作を持つ。
議論の論点:エンタメ産業の国際戦略、メディアミックスIPの実務、オタク経済圏やファンコミュニティを活用した事業化。
期待される議論の横断的テーマ
登壇者の専門性を掛け合わせることで、以下のような横断的テーマが議論されると見込まれる。
- 地域文化とデジタル技術(AI・DX)を組み合わせた収益化モデル
- IPとリアル産業(食、観光、ファッション)のシナジー創出
- 国際マーケットにおける日本固有文化の価値設計
これらは政策、企業戦略、現場運営の各観点を横断するテーマであり、実務的なヒントが示されることが期待される。
参加メリット、対象者、運営事務局と企業情報
プレスリリースが示す参加メリットは三点に集約される。第一に「最先端のトレンドと戦略を学べる」こと、第二に「業界を超えた異業種連携のヒント」を得られること、第三に「価値あるネットワーキング機会」が提供されることだ。
具体的には、AI×クールジャパン、インバウンドの高付加価値化、地域収益最大化など2025年以降のトレンドを踏まえたテーマが網羅される点が強調されている。また、ランチ交流会や懇親会(アフターパーティ)を通じて自治体、民間企業、スタートアップ、投資家との接点が生まれる仕組みが用意されている。
推薦される参加者像
プレスリリースが想定する参加者は以下である。
- クールジャパン関連事業に携わる企業・自治体の担当者
- 海外展開やインバウンド事業を強化したい事業者
- DXによる事業革新を目指す経営者・マーケター
- 日本文化を活用した新規事業を検討している方
- 業界の垣根を超えたコラボレーションを模索している方
- 地域創生やDMO運営に携わる方
- AI時代の最先端ビジネスに関心のある方
運営事務局のVponについては、アジアをリードするクロスボーダーDX企業として、独自のAI技術とデータを強みに国境を越えたビジネス成長支援を提供する事業者である。日本法人は「日本の魅力で世界を元気に!」をミッションにインバウンド促進や海外展開支援のデジタルマーケティングソリューションを展開し、200を超える自治体・民間企業と連携している。
Vponの会社概要(プレスリリース内記載)は以下の通りである。
- 社名
- Vpon JAPAN株式会社
- 本社所在地
- 東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目15-7 AMBRE6F
- 代表取締役社長
- 篠原 好孝
- 事業内容
- 独自AI技術によるビッグデータ解析、スマートフォン広告プラットフォーム、インバウンド・アウトバウンドマーケティング支援、DMP構築、サミット運営事務局、CJPF事務局等
- 設立
- 2014年6月
- Webサイト
- https://www.vpon.com/jp/
要点の整理と参考情報
以下の表は、本文で触れた主要項目を一目で確認できるように整理したものだ。開催日時、会場、セッション名、登壇者、主催・運営などの基本情報を網羅している。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発表日時 | 2025年11月12日 12:15(Vpon JAPAN株式会社 発表) |
| イベント名 | クールジャパンDXサミット2025 |
| SESSION | SESSION 1:掛け算で広がる日本の魅力とビジネスの交点(食、コンテンツ、音楽、伝統文化、ファッション、インバウンド) |
| 開催日時(SESSION 1) | 2025年11月21日(金)11:25-12:20 |
| 開催方法 | 会場開催(後日オンライン配信予定) |
| 会場 | TODA HALL&CONFERENCE TOKYO(東京都中央区京橋) |
| 主催・運営 | 主催:クールジャパンDXサミット実行委員会/運営事務局:Vpon JAPAN株式会社 |
| 登壇者(敬称略) | 村上 要(WWDJAPAN編集長)、中川 悠介(アソビシステム代表)、道祖土 直美(内閣府)、手塚 晃司(株式会社バンダイ)、中山 淳雄(エンタメ社会学者/事業家) |
| 参加実績 | 6年間で累計4,500名超の参加実績(クールジャパン×DXイベントとして) |
| 主なキーワード | AI、DX、クールジャパン、マーケティング、インバウンド、セミナー、地方創生、アニメ、海外展開、コラボ |
| 問い合わせ・申し込み | クールジャパンDXサミット公式サイトにて参加申し込みを受付(詳細は公式案内を参照) |
この記事はクールジャパンDXサミット実行委員会およびVpon JAPAN株式会社のプレスリリースに基づき、SESSION 1の内容、登壇者、開催情報、参加メリットと主催者情報を整理して伝えるものである。登壇者の経歴や登壇テーマ、セッションの位置付けを踏まえ、当日は領域横断の議論から実務的な示唆が得られる可能性が高いことが本稿での整理の結論となる。
プレスリリース内で提供されている画像素材や追加の資料については、リリースのダウンロードセクションや公式サイトを参照されたい。