12月8日 大阪開催|聴竹居写真集刊行記念トーク

聴竹居100年記念トーク

開催日:12月8日

聴竹居100年記念トーク
このトークイベントって誰でも参加できるの?
参加は先着100名の無料イベントで、事前申込が必要です。申込はPeatixの専用ページから行い、定員に達し次第締切なので早めの予約をおすすめします。
写真集はどこで買えて内容はどうなの?
書籍は2025年6月1日発行(全国発売は6月11日)。B5判368頁オールカラー、約300点の写真収録、定価税込5,500円、ISBN:978-4-86834-000-3です。

聴竹居100年をめぐる書籍刊行と、その節目を締めくくる大阪でのトーク

建築資料研究社は、写真家・編集者の小林浩志が著し、松隈章が監修した書籍『聴竹居——本屋・閑室・茶室 100年目の全貌』を刊行しました(発行日:2025年6月1日、全国書店発売日:2025年6月11日)。本書はB5判、本文368頁のオールカラーで、収録写真点数は約300点にのぼります。各写真には解説が付され、建築家・藤井厚二が示した創意を読み解く構成になっています。

この刊行を記念し、著者の小林浩志氏と監修者の松隈章氏によるトークイベントが、藤井厚二の誕生日にあたる2025年12月8日(月)に大阪で開催されます。イベントは書籍の内容を深掘りすると同時に、2025年に集中した各種展覧会群をふまえた「藤井厚二/聴竹居イヤー」の総括的な位置づけとなります。

日本を代表する名作住宅「聴竹居」の最新写真集、著者と監修者による発売記念トークイベントを大阪で開催(12/8)! 画像 2

2025年に展開した諸展覧会と「聴竹居イヤー」の背景

2025年は、聴竹居と藤井厚二に関連する展覧会が全国で多数開催された年です。内容と開催時期を整理すると、本書が刊行される背景と位置づけがより明確になります。

具体的には、国立新美術館での「リビング・モダニティ住まいの実験1920s-1970s」展(3~6月)、続いて兵庫県立美術館で同展の巡回(9月から年明けまで)、多治見市モザイクタイルミュージアムでの「山内逸三と藤井厚二 -聴竹居で育まれたものたち-」展(10月から翌年2月)、および「ひろしま国際建築祭2025」(10~11月)での「後山山荘の100年とその次へ|福山が生んだ建築家・藤井厚二」の展示・イベント(ふくやま美術館)が挙げられます。

また、聴竹居自体は国の重要文化財であり、2023年に保存修理事業が完了して本来の姿が改めて顕在化しました。その結果、100年を経た名住宅の全貌を記録・提示する意義が高まっています。

日本を代表する名作住宅「聴竹居」の最新写真集、著者と監修者による発売記念トークイベントを大阪で開催(12/8)! 画像 3

発売記念トークイベントの構成と参加要領

刊行を受けたトークイベントは、写真集の視覚情報を軸に著者と監修者が語り合う構成が予定されています。小林氏は写真家の視点から、松隈氏は保存・展覧の立場からそれぞれの知見を提示します。会場は建築関係者や一般の関心層とも交流できる場として設計されています。

イベントの主要事項は次のとおりです。参加は先着順で定員に達し次第締切となります。参加費は無料ですが、イベント終了後に別会場で懇親会が行われ、会費は当日現地で徴収されます。

日時
2025年12月8日(月)18:00~19:30(開場17:30)
会場
株式会社竹中工務店 大阪本店1F「いちょうホール」(大阪府大阪市中央区本町4-1-13)
登壇者
小林浩志(著者)× 松隈章(監修者)
定員
100名(先着順)
参加費
無料(懇親会は有料、会費は現地徴収)
特典
小林浩志撮影「聴竹居」オリジナルプリント1点を参加者に配布
申込先
https://chochikukyo251208.peatix.com/
主催・共催・協力
主催:株式会社建築資料研究社/共催:株式会社竹中工務店/協力:一般社団法人聴竹居倶楽部
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参加にあたっての留意点とイベント後の予定

会場は竹中工務店の大阪本店内のホールです。来場者は開場時間に合わせて受付を行い、特典のオリジナルプリントは参加者全員に配布される取り扱いが発表されています。定員は100名で先着順のため、事前申し込みが推奨されます。

イベント終了後は別会場で懇親会が企画されています。懇親会の参加希望者は当日会場で会費を支払う方式です。主催側は懇親の場で登壇者らと直接意見交換する機会を予定しています。

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書籍『聴竹居——本屋・閑室・茶室 100年目の全貌』の内容詳細

本書は写真家の視点で聴竹居の細部を捉え、図面や保存修理前の写真も併載することで建築全体像を多角的に提示します。収録は約300点に及び、本文は368頁のオールカラーです。各章は「本屋」「閑室」「茶室(下閑室)」など空間ごとに写真・図面を並べ、巻頭に「空からの〈聴竹居〉」を配しています。

監修者による論考や年表、墓石写真、あとがき、著者・監修者のプロフィールも収録されています。書籍の定価、ISBN等の刊行データは以下のとおりです。

  • 著:小林浩志
  • 監修:松隈章
  • 協力:株式会社竹中工務店
  • 発行日:2025年6月1日(全国書店発売日:2025年6月11日)
  • 仕様:B5判、本文368頁(オールカラー)
  • 定価:税込5,500円(本体価格5,000円)
  • ISBN:978-4-86834-000-3
  • 収録写真:約300点
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章構成と主要コンテンツ

章の構成は以下のように整理されています。写真と図面を照合しながら、藤井厚二の住宅観や設計の具体的な工夫を読み解く構成です。巻末には年表や関連資料が整理されています。

  1. 序:小林浩志
  2. 空からの「聴竹居」
  3. 本屋(写真/図面/保存修理前の本屋)
  4. 閑室(写真/図面)
  5. 茶室(下閑室)(写真/図面)
  6. 藤井厚二の眼差し「もうひとつのモダニズム」:松隈章
  7. 年表/墓石写真/あとがき
  8. 著者/監修者プロフィール
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著者・監修者および主催者情報、会社概要

本書の著者・監修者それぞれの経歴は、本書の視点と深く関係しています。ここでは簡潔に両者のプロフィールを整理します。掲載されている情報は出典に基づいた略歴・業績です。

小林 浩志(こばやし こうじ)

写真家、編集者、株式会社スパイラル代表取締役、山光稲荷神社権禰宜。1947年東京都生まれ。1971年明治学院大学文学部卒業、新建築社に入社。1985年独立し株式会社スパイラル設立。国内外の建築家の作品撮影や書籍・印刷物の企画編集を多数手掛ける。

2019年に神主の資格を取得(神社本教)。骨董商として前挽大鋸の蒐集や屛風・掛軸の制作、現代アート展を複数国で開催。日本各地の神社撮影は現時点で約3,000社に達し、著書に『屛風 BYOBU』『古事記』『建築 21世紀はこれからだ』などがある。

松隈 章(まつくま あきら)

竹中工務店設計本部設計企画部・経営企画室サステナビリティ推進部兼務、聴竹居倶楽部代表理事、竹中大工道具館評議員。1957年兵庫県生まれ。1980年北海道大学建築工学科卒業後、竹中工務店に入社。設計業務の傍ら近代建築の保存活用や建築展に携わる。

松隈氏は聴竹居関連の著作を多数執筆しており、2018年度に日本建築学会賞業績賞及び日本イコモス賞を受賞している。主な著書に『聴竹居 日本人の理想の住まい』『聴竹居 発見と再生の22年』『聴竹居実測図集』がある。

主催は株式会社建築資料研究社、共催は株式会社竹中工務店、協力は一般社団法人聴竹居倶楽部です。建築資料研究社の会社概要は以下のとおりです。

商号
株式会社 建築資料研究社
代表者
代表取締役社長 馬場 栄一
所在地
〒171-0014 東京都豊島区池袋2-50-1
創立
1969年(昭和44年)8月
事業内容
建築・住宅・インテリア・資格等の専門誌を発行、建築関連資格取得のための学校運営 等
参考URL
https://www.ksknet.co.jp/ (出版部公式サイト:https://www.kskpub.com/

発表資料の日付は株式会社建築資料研究社のプレスリリース時刻に基づき、2025年11月12日 10時00分に公表されています。

記事内の主要情報の要約
項目 内容
書籍名 聴竹居——本屋・閑室・茶室 100年目の全貌
著者/監修 著:小林浩志/監修:松隈章
発行/発売 発行日:2025年6月1日/全国書店発売日:2025年6月11日
仕様・価格 B5判、本文368頁(オールカラー)、定価 税込5,500円、ISBN 978-4-86834-000-3
イベント日時 2025年12月8日(月)18:00~19:30(17:30開場)
会場 株式会社竹中工務店 大阪本店1F「いちょうホール」(大阪市中央区本町4-1-13)
参加費/定員 無料/100名(先着)
特典 小林浩志撮影「聴竹居」オリジナルプリント1点プレゼント
申込先 https://chochikukyo251208.peatix.com/
主催/共催/協力 主催:株式会社建築資料研究社/共催:株式会社竹中工務店/協力:一般社団法人聴竹居倶楽部
関連展示(2025) 国立新美術館(3~6月)・兵庫県立美術館(9月~年明け)・多治見市モザイクタイルミュージアム(10月~翌2月)・ひろしま国際建築祭2025(10~11月)等
保存修理 聴竹居は2023年に保存修理事業が完了し、修理後の姿が明らかになった
掲載写真点数 約300点

以上が今回の刊行と発売記念トークイベントに関する要点の整理です。書籍は写真と図面を併せて聴竹居の空間を余すところなく伝える仕様になっており、トークイベントでは著者と監修者がそれぞれの立場から作品と保存・展示の意義を語ります。申込みや詳細は上記の申込ページで確認できます。

参考リンク: