11月19日スタート|AI×SNSでCPA70%削減を実証
ベストカレンダー編集部
2025年11月11日 14:12
AI×SNSセミナー
開催期間:11月19日〜1月14日
インフルエンサーを「信頼装置」として検証した試験の全体像
株式会社BOTANICOは2025年11月11日11時56分に発表したリリースで、SNS広告やオンラインセミナーにおけるインフルエンサー起用の費用対効果(ROI)を定量的に検証した結果を公表しました。本検証は「AI時代における信頼の可視化」をテーマに、インフルエンサーを単なる広告チャネルとしてではなく、信頼装置として機能させた場合の効果を評価する目的で実施されています。
検証では、インフルエンサーを起用した施策と自社単独配信施策の比較を行い、主にCPA(顧客獲得単価)、CVR(反応率)、ROI(費用対効果)を指標として成果の違いを明確にしました。BOTANICOは、本検証を通じて「リーチの量」ではなくリーチの質が費用対効果に与える影響を示すことを目指しています。
検証の目的と前提
検証の目的は明確で、SNS上での関係性が広告成果に与える影響を数値化することでした。企業発信のみと、フォロワーとの日常接点を持つインフルエンサーによる発信とを比較することで、信頼がどの程度コンバージョンに結びつくのかを評価しています。
比較対象とした主要指標は以下の通りです。CPA(顧客獲得単価)、CVR(反応率)、および広告費1円あたりのROI。これらを施策別に計測し、施策の費用対効果を定量的に示しました。
施策別の成果詳細:CPA・CVR・ROIの変化
検証の結果、インフルエンサー起用による数値は従来の自社配信を大きく上回りました。特に顕著だったのはCPAの削減とCVRの向上です。数値は具体的かつ再現性のある差異を示しており、BOTANICOはこれを基に施策設計の示唆を得ています。
以下に、リリースで示された主要な数値とその解釈を整理します。数値はすべて本検証に基づくもので、施策の設計や配信チャネル、共催の有無などの要因を踏まえたうえでの比較です。
CPA(顧客獲得単価)の変化
従来の自社単独配信におけるCPAは¥8,688でした。対して、インフルエンサーを起用した施策ではCPAが¥2,019〜¥2,517と大幅に低下し、約70%の削減を実現しています。この削減により、同一の広告予算で3〜4倍のリード獲得が可能になったと報告されています。
この差は、インフルエンサーとフォロワーの間に存在する日常的な接点と関係性、つまり本文で言及されている「信頼フィルター」によるものと分析されています。企業の一方的な情報発信に比べ、普段から接点を持つ人の推薦や登壇は行動喚起における心理的ハードルを下げる役割を果たしたとされています。
CVR(反応率)の向上
反応率では、BOTANICOの自社単独施策が44.4%であったのに対し、インフルエンサーが単独登壇した施策では74.1%に到達しました。これは閲覧者の約4人に3人が何らかのアクションを取った計算になり、SNSやメールなど各チャネルでの業界平均を大きく上回る数値です。
CVRの向上は、コンテンツの受容性が高まったこと、メッセージの到達先が適合度の高いリードであったことなどが要因として挙げられています。特に単独登壇という形態が、インフルエンサーのパーソナリティによる信頼性を最大限に発揮する場になったと分析されています。
ROI(費用対効果)の改善要因
BOTANICOは、今回の検証からROI改善の本質は「リーチの質」にあると結論付けています。単に多くの人に届くことよりも、到達した先が購買や行動につながりやすいかどうかが重要という視点です。
結果として、広告費1円あたりのROIは自社施策比で約2倍となり、短期的な売上拡大だけでなく、効率的に高確度層にアプローチできる点が評価されています。
共催施策・施策構成とセミナー日程、企業情報
BOTANICOはさらに、企業共催セミナーにインフルエンサーを登壇させるハイブリッド型施策も検証しています。この組み合わせにより、信頼補強と親近感訴求が相互に作用し、成果の最大化につながったと報告されています。
共催×インフルエンサーの組合せでは、成果数(CV)が31.5件まで拡大し、CPAは下限の¥2,019にまで改善しました。BOTANICOはこの形を「企業×人」のブランディングとして整理しています。
セミナーのスケジュールと内容
発表には、今後開催されるセミナーのスケジュールも含まれており、各回とも15:00開始のオンライン形式を想定した内容です。セミナーはそれぞれ異なるテーマで、AIやSNS運用、DX活用といった領域にフォーカスしています。
以下が公開された各回の詳細です。各回のタイトル、開催日、開始時刻、及び説明を掲載します。いずれも事例やデータを用いた解説を行う旨が記載されています。
- 第1回:11月19日(水)15:00〜 — 「“売れる”SNS運用と広告設計を仕組み化する!AI・SNS×広告・EC戦略設計セミナー」— AI分析を活用して広告効果や購買率を最大化する方法を事例とともに紹介し、“継続的に売れる仕組み”を構築する考え方を解説。
- 第2回:12月3日(水)15:00〜 — 「2026年AI×SNSマーケティング予想最前線セミナー」— AIとSNSの進化がもたらす2026年のトレンドや市場の変化を、最新データと事例をもとに徹底予測。
- 第3回:12月17日(水)15:00〜 — 「中小企業のための事業拡大を加速するAI×DX活用入門セミナー」— 中小企業でも取り入れやすいAI×DX活用の第一歩を解説。業務効率化から新規事業支援まで、スモールスタートで成果を出す方法を紹介。
- 第4回:1月14日(水)15:00〜 — 「AI時代の共感資産で売上を伸ばすXマーケティングセミナー」— AI時代にSNS運用を“共感資産”として経営に活かし、フォロワー数ではなく信頼関係で売上を伸ばすためのXマーケティング戦略を事例とともに紹介。
株式会社BOTANICOの事業概要と関連情報
株式会社BOTANICOは「中小企業の成長をデザインする」をテーマに、SNS運用支援、AI活用、広告戦略設計、DX推進などを提供するマーケティングカンパニーです。戦略設計から運用・分析までを一貫して支援し、“成果につながるマーケティング”の仕組みづくりを行っています。
本リリースには調査レポートとしての分類がなされており、ビジネスカテゴリは「マーケティング・リサーチ」「広告・宣伝・PR」となっています。キーワードとしてはSNS、AI、インフルエンサー、ウェビナー、無料、セミナー、コンサルティング、集客、広告、Webが挙げられています。また、プレスリリース内で使用された画像ファイルのダウンロードが可能である旨も明示されています。
検証から導かれる要因整理とまとめ
BOTANICOが今回の検証を通じて整理したインフルエンサー施策の成功要因は、以下の3点に集約されます。これらは、施策設計やチャネル選択を行う際の判断指標として機能します。
- 信頼の共有
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インフルエンサーとフォロワーの関係性が、ブランドに対する信頼へと直接転換される点。日常的な接点がそのまま行動喚起につながる特徴があると分析されています。
- 効率的なリーチ
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広告費を抑えつつ高確度層に到達できる点。リーチの「量」よりも「質」を重視することでROIが向上するという結論に結びつきました。
- ブランド効果(人の温度)
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企業発信だけでは伝わりにくい「人の温度」を伝えることで、ブランド体験の受容性を高める効果があると整理されています。
これらの要因は、単独の施策だけでなく企業共催や登壇形式の組合せによって相乗的に効果を発揮したと報告されています。BOTANICOはこの知見を踏まえ、今後も「人の信頼」を軸としたSNSマーケティングの提案を続ける方針であると明記しています。
| 項目 | 数値 / 日程 | 補足 |
|---|---|---|
| 発表日 | 2025年11月11日 11:56 | 株式会社BOTANICOのプレスリリース日 |
| 自社単独配信のCPA | ¥8,688 | 検証ベースの基準値 |
| インフルエンサー起用時のCPA | ¥2,019〜¥2,517 | 約70%削減、同予算で3〜4倍のリード獲得 |
| 共催×インフルエンサーのCPA | ¥2,019 | CV数31.5件まで拡大 |
| 自社単独のCVR | 44.4% | 比較基準 |
| インフルエンサー単独登壇のCVR | 74.1% | 閲覧者の約4人に3人がアクション |
| ROI(広告費1円あたり) | 自社施策比 約2倍 | リーチの質重視による改善 |
| セミナー第1回 | 11月19日(水)15:00〜 | “売れる”SNS運用と広告設計を仕組み化するセミナー |
| セミナー第2回 | 12月3日(水)15:00〜 | 2026年のAI×SNSマーケティング予想 |
| セミナー第3回 | 12月17日(水)15:00〜 | 中小企業向けAI×DX入門 |
| セミナー第4回 | 1月14日(水)15:00〜 | 共感資産としてのXマーケティング |
| 企業情報・カテゴリ | マーケティング・リサーチ / 広告・宣伝・PR | 調査レポートとして分類 |
| キーワード | SNS, AI, インフルエンサー, ウェビナー, 無料, セミナー, コンサルティング, 集客, 広告, Web | プレスリリースでの指定キーワード |
上の表は、本リリースで明示された主要な数値・日程を整理したものです。検証結果はインフルエンサーを単なる広告枠として捉えるのではなく、フォロワーとの関係性を通じて信頼を伝える「信頼装置」として活用することで、CPA削減・CVR向上・ROI改善という具体的な成果に結びつくことを示しています。BOTANICOはこれらの知見をもとに、今後も人を軸にしたSNSマーケティングの提案を続けていく旨を表明しています。
なお、本リリース内で使用された画像ファイルはダウンロード可能である旨が記載されています。プレスリリースは調査レポートの形式で公表されており、マーケティング施策の設計やセミナー参加を検討する際の参考資料として利用できる内容です。