mierepoで見える結婚式費用、2026年春(4月)開始
ベストカレンダー編集部
2025年11月10日 17:05
mierepo提供開始
開催日:4月1日
結婚式の「イメージ」と「費用」を同時に可視化する新しい接客体験:mierepoの狙い
株式会社ウエディングパークは、結婚式のイメージと実際の費用をセットで提示する接客支援ツールmierepo(ミエレポ)を、2026年春より提供開始すると発表しました。プレスリリースは2025年11月10日16時00分に公開されており、本サービスは2024年に提供を開始した費用シミュレーションサービスmieruupark(ミエルーパーク)のノウハウを活かして開発された派生サービスです。
mierepoの導入により、結婚式準備における「費用の透明化」を強化し、カップルとプランナーの間に生じる情報格差を埋めることを目的としています。発表資料では、過去に挙式したカップルの実例写真と、その際にかかった費用を一つのレポート形式で示す設計が詳細に説明されています。
社会背景と課題認識
少子高齢化や未婚率の上昇、労働力不足など、結婚式業界を取り巻く社会課題が多い中で、ウエディングパークが特に重視するのが「費用の透明化」です。企業活動全体で透明性が求められる風潮を受け、人生の重要なイベントである結婚式でも同様の配慮が必要だと位置付けられています。
自社調査(※1:ユーザーアンケート 2024年9月実施、n=286)では、式場見学前に不安を感じている人が9割以上に上り、最も不安に感じている項目は「初期見積〜最終見積までの上がり幅」でした。また、見学時には「費用の説明の納得感」や「見積もり項目についての丁寧な説明」を重視する傾向が確認されました。
mierepoの機能と、カップル・プランナーにもたらす効果
mierepoは、過去の挙式事例をレポート形式で表示し、装花・衣装・料理など各商材ごとの実際のクオリティイメージと費用を具体的に可視化します。これにより、提案時点での納得感や信頼度の向上が期待されるとともに、説明の口頭補足を減らすことで接客時間の短縮にも寄与します。
提供されるレポートは、単なる写真ギャラリーではなく、実際にその写真で結婚式を実施したカップルの費用データを伴う「実例レポート」です。プランナーはこれを用いて、カップルとの認識を合わせるツールとして活用でき、成約後のギャップを軽減する狙いがあります。
具体的な特徴と可視化の内容
mierepoが可視化する内容は以下のように整理されています。各項目は写真と費用をセットで提示するため、視覚的な理解と費用の整合性が同時に得られます。
- 装花、衣装、料理など、主要な結婚式商材の実際のクオリティイメージ
- 各商材に紐づく実際にかかった費用の明示
- 過去の挙式事例ごとの詳細レポート(写真・費目・合計金額など)
これらを使うことで、接客時のコミュニケーション課題に対する具体的な解決が見込めます。たとえば、口頭や抽象的な説明では伝わりにくい商材の価値を、実例と数字で示すことが可能になります。
導入にあたって期待される効果
企業側が挙げている期待効果は次の通りです。導入効果は顧客満足と内部業務効率の双方に波及することが想定されています。
- 「言った言わない」が減り、顧客満足に寄与
- 顧客とのギャップが小さくなり、トラブルの減少やプランナー負担の軽減
- 初回接客での写真・資料等をmierepoで一括管理することで、若手や新人プランナーの育成にも活用可能
加えて、接客の生産性向上という観点では、説明の省力化や成約までのプロセスの透明化による効率化が見込まれ、現場での運用が進めばスタッフ教育への効果も期待されます。
開発の経緯とロゴ・ネーミングに込めた意図、責任者のコメント
mierepoは、カップルとプランナー間の「費用の見えづらさ」を解消するために開発されました。名称は「費用がリアルに見える」と「結婚式レポート」を掛け合わせた造語であり、結婚式費用をよりオープンにしていく意図が込められています。
ロゴデザインでは、波線の左側を式場側、右側をカップル側の視点に見立て、両者がつながることで「実現イメージが一致する瞬間」を表現しています。カラーは費用の透明化を示すブルーから、結婚式への期待感を象徴するオレンジへとグラデーションしており、「納得感のある見積もり体験を通じて、ポジティブに式準備を進めていける未来」を視覚的に表現しています。
開発責任者 野村吏璃星のコメント
開発責任者の野村吏璃星氏は、市場調査を通じて多くのカップルが「結婚式の費用は後から大きく上がる」という不安を抱いていることを確認したと述べています。式場側の声としては、商材の多様性や複雑性により初回接客で全てを明確に伝えるのが難しいという実情や、お客様に寄り添うために段階的に費用情報を開示しているという想いがあったと説明しています。
こうしたニーズのすれ違いが情報格差を生み出しているとし、mierepoはカップルと式場がスムーズに共通認識を築ける体験を提供することで、納得感のある意思決定を支援すると語っています。さらに、テクノロジーと人の「おもてなし」の価値を両立する取り組みとして『おもてなしオートメーション』の推進にも触れ、導入目標として今後1〜2年で100会場以上、さらに中期的には過半数の式場導入を目指す方針を示しています。
関連サービス、企業情報、導入スケジュールと問い合わせ先
mierepoは2026年春の提供開始を予定しています。これは、2024年に開始したmieruuparkによる「式場見学前に費用シミュレーションができる」仕組みを補完するサービスとなります。mieruuparkは式場が保有する正確な料金データや過去の注文実績データに基づき、人数や費目ごとの実際にかかった費用の分布データを参照してオリジナル見積を作成できるサービスです。
mieruuparkのサービス紹介ページURLも公表されており、詳細は以下のリンクで確認できます:
https://lp-mieruu.weddingpark.net/
会社概要と関連メディア
株式会社ウエディングパークは「結婚を、もっと幸せにしよう。」を掲げ、1999年の創業以来「デジタル×ウエディング」で事業を展開しています。2004年に日本で初めて結婚式場のクチコミ情報サイト「Wedding Park」を立ち上げ、現在は複数の専門メディアやデジタルマーケティング、DX支援、教育事業などを行っています。
主な企業情報は以下の通りです。
- 所在地
- 東京都港区南青山3丁目11-13 新青山東急ビル6F
- 設立
- 1999年9月
- 資本金
- 2億3198万円
- 代表者
- 代表取締役社長 日紫喜 誠吾
- 事業内容
- ウエディング情報サービス事業
- コーポレートサイト
- https://www.weddingpark.co.jp
運営メディア一覧とURL
ウエディングパークが運営するメディアとURLは次のとおりです。各メディアは結婚に関する情報提供を多角的に行っています。
- 結婚準備クチコミ情報サイト「Wedding Park」:https://www.weddingpark.net
- 海外・リゾートウエディングのクチコミ「Wedding Park海外」:https://foreign.weddingpark.net
- フォトウエディング・前撮りクチコミ「Photorait」:https://www.photorait.net
- 婚約・結婚指輪クチコミ「Ringraph」:https://ringraph.weddingpark.net
- 結婚の“今”と“未来”を考えるメディア「結婚あした研究所 by Wedding Park」:https://kekkon-ashita.weddingpark.co.jp
問い合わせ先とPR担当
本件に関する問い合わせは、下記の広報担当へメールで受け付けています。プレスリリースには複数の担当者名が明記されています。
問い合わせ先:株式会社ウエディングパーク 広報担当 西村/瀬川/飛田/宮﨑
E-Mail:pr_wp@weddingpark.co.jp
要点の整理表と締めの一文
以下は、本記事で扱ったmierepoの主要情報を整理した表です。導入時期や目標、サービスの特徴、関連サービスや企業情報を一覧にしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | mierepo(ミエレポ) |
| 提供開始時期 | 2026年春 |
| 発表日時 | 2025年11月10日 16:00 |
| 開発背景 | カップルと式場の間にある「費用の見えづらさ」を解消するため。mieruuparkのノウハウを活用 |
| 主要機能 | 過去挙式の写真と費用をセットで示すレポート形式の接客支援ツール。装花・衣装・料理等のイメージと費用を可視化 |
| 想定される効果 | 納得感の向上、成約後のギャップ軽減、接客時間短縮、スタッフ育成支援、トラブル減少 |
| 導入目標 | 今後1~2年で100会場以上、中期的には過半数の式場導入を目標 |
| 開発責任者 | 野村吏璃星(のむらりりほ) |
| 関連サービス | mieruupark(結婚式費用のリアルなシミュレーション)、URL: https://lp-mieruu.weddingpark.net/ |
| 企業情報 | 株式会社ウエディングパーク(設立1999年9月、所在地:東京都港区南青山3-11-13 新青山東急ビル6F、資本金2億3198万円、代表 日紫喜 誠吾) |
| 広報連絡先 | pr_wp@weddingpark.co.jp(広報:西村/瀬川/飛田/宮﨑) |
| 調査情報 | ユーザーアンケート(2024年9月実施、n=286)により式場見学前の不安が9割超、最大の不安項目は見積の上がり幅 |
| キーワード | DX、結婚式、ウェディング、ブライダル、接客、費用透明化 |
mierepoは、視覚的なイメージと数値情報を結び付けることで、結婚式準備の不安を軽減し、カップルと式場が共通の認識に基づいて話を進められる接客体験を目指しています。今回の発表は、費用の透明化を通じて業界全体の接客品質向上を図る取り組みの一環として位置づけられます。