山形で悲鳴響く『IT』特別上映レポ 下野紘登壇
ベストカレンダー編集部
2025年11月9日 14:50
山形でIT特別上映
開催日:11月8日
山形で鳴り響いた悲鳴――『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』特別上映の模様
USEN&U-NEXT GROUPの株式会社U-NEXTは、HBOオリジナルドラマ『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー 「それ」が見えたら、終わり。』の字幕版第1話を、2025年11月8日(土)に開催された「山形国際ムービーフェスティバル2025」にて特別上映しました。上映は大画面と臨場感ある音響で行われ、暗転とともに会場は緊張感に包まれ、上映中には来場者から悲鳴にも似たざわめきが広がりました。
本作はスティーヴン・キング原作の映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の前日譚にあたり、映画で描かれなかったデリーの秘密やペニーワイズ誕生の謎、町に根づく恐怖の連鎖が明らかになります。米国では放送開始3日間で570万人が視聴し、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』『THE LAST OF US』に次ぐ史上3番目の視聴数を記録する大ヒットスタートを切っています。
観客の反応と上映の臨場感
会場では「配信で観るのとは別次元」「心臓が止まるかと思った」といった声が寄せられ、配信での視聴とは異なる劇場上映ならではの強烈な恐怖演出が来場者に強い印象を残しました。日本でも配信開始直後からSNS上で「怖すぎ」「グロすぎ」といった反応が多数上がり、ホラーファンを中心に大きな話題となっています。
上映された第1話は本国の試写会でも途中退席者が続出したと伝えられるほどのインパクトを持ち、映画館の大スクリーンと音響による体験が作品の恐怖演出をさらに引き立てました。
下野紘が語るペニーワイズ誕生の秘密と出演の経緯
字幕版第1話の上映後、日本語吹替版でペニーワイズの人間の姿ボブ・グレイ役を務める下野紘さんが特別ゲストとして登壇しました。下野さんは『鬼滅の刃』の我妻善逸役や『進撃の巨人』のコニー・スプリンガー役などで知られる人気声優で、今回が初めての山形訪問となりました。
下野さんは「作品の一ファンとして、ペニーワイズの人間の姿を演じられることを大変嬉しく思います」と述べ、これまで本格的なホラー作品に関わる機会が少なかったこと、ホラーファンであること、収録を楽しみにしている旨を語りました。収録はまだ行っておらず、第1話には別のキャラクターとして少しだけ登場していることも明かしました。
演技へのアプローチと印象的な体験
アニメと海外ドラマ吹替の演じ分けについて下野さんは、アニメでは自分の呼吸で演じられる一方、海外ドラマ吹替は俳優の呼吸に合わせる必要があると説明しました。映画版で同役を演じた多田野曜平さんの吹替も意識している点に触れ、人間としてのボブ・グレイをどう表現するかを楽しみにしていると述べました。
また、トラウマになりうる自身の体験として「二十歳ごろの真夏の日に自転車で通り過ぎようとした道に全身黒ずくめの人が立っており、顔を見るとにやっと笑っていた。振り返ると誰もいなかった」というエピソードを披露し、観客の関心を引きました。
吹替版特別公開とウォッチパーティー、連動企画の詳細
作品の日本での配信開始以降の反響を受け、U-NEXTは日本語吹替版第1話を2025年11月8日19:00より期間限定でU-NEXT公式YouTubeチャンネルにて特別公開しました。吹替版には豪華声優陣が参加しており、吹替ならではの迫力ある演技を体験できる機会となっています。
同日の22:30からは人気芸人デニスが運営する心霊YouTubeチャンネル「デニスの怖いYouTubeチャンネル」(通称:デニ怖)とのコラボで、生配信のウォッチパーティー『デニ怖とイット観ナイト!ウォッチパーティー』を実施。U-NEXTまたはYouTube特別公開を視聴しながら同配信に参加可能な形式です。
参加方法とプレゼント企画
ウォッチパーティーに合わせて視聴することで、1人で観るよりも参加しやすい仕掛けが用意されました。生配信に合わせてU-NEXTまたはYouTube特別公開で本作を視聴することが推奨されています。
加えて、X(旧Twitter)ではウォッチパーティーを記念したプレゼント企画を実施。ハッシュタグ「#デニ怖とイット観ナイト!」で感想を投稿した方の中から抽選で10名にU-NEXTギフトカードが贈られます。詳細はU-NEXT海外ドラマ公式Xを参照してください。
作品情報、スタッフ・キャスト、配信形態の全容
本作『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー 「それ」が見えたら、終わり。』は全8話構成で、2025年10月27日(月)よりU-NEXTで毎週1話配信されています。配信は独占見放題です。視聴ページは https://video.unext.jp/title/SID0234782 にて案内されています。
スタッフにはアンディ・ムスキエティ、バルバラ・ムスキエティ、ジェイソン・フックス、ブラッド・ケイン、デヴィッド・コーツワース、ビル・スカルスガルド、シェリー・ミールズ、ロイ・リー、ダン・リンらの名が並びます。下記に主要キャストと日本語吹替の対応を整理します。
- 主要キャスト/日本語吹替(抜粋)
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- リロイ・ハンロン:ジョヴァン・アデポ/星野貴紀
- シャーロット・ハンロン:テイラー・ペイジ/白石涼子
- ディック・ハロラン:クリス・チョーク/田村真
- ショー司令:ジェームズ・レマー/中根徹
- ハンク・グローガン:スティーヴン・ライダー/神尾晋一郎
- イングリッド:マデリーン・ストウ/小林希唯
- ポーリー・ルッソ:ルディ・マンクーソ/藤井雄太
- ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド):多田野曜平(ピエロ)、下野紘(ボブ・グレイ)
- マティ・クレメンツ:マイルズ・エカート/田村睦心
- リリー・ベインブリッジ:クララ・スタック/井上ほの花
- ヴェロニカ・“ロニー”・グローガン:アマンダ・クリスティーン/永瀬アンナ
- セオドア・“テディ”・ユリス:ミカル・カリム=フィドラー/藤原夏海
- フィリップ・“フィル”・マルキン:鵜澤正太郎
- スージー・マルキン:マチルダ・ルゴー/長縄まりあ
- マージ・トルーマン:マチルダ・ローラー/伊瀬茉莉也
- パティ:Lynn
- タニエル:佐藤拓也
吹替版第1話には田村睦心、井上ほの花、伊瀬茉莉也、永瀬アンナ、藤原夏海、鵜澤正太郎、長縄まりあ、Lynnらが参加し、映画版のペニーワイズ役を務めた多田野曜平も参加しています。作品は© 2025 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. として権利表記があります。
U-NEXTのサービスとしての位置付け
U-NEXTは見放題作品数No.1※の動画配信サービスとして、映画・ドラマ・アニメなど42万本以上を提供しています。音楽ライブや舞台、サッカー、ゴルフ、格闘技などのスポーツ中継も含め、ビデオ、ブック、スポーツ、ライブを一つのアプリで提供する総合エンターテインメントプラットフォームです。
また、124万冊以上のマンガや書籍を配信しており、2023年7月にParaviとサービス統合を実施したことでTBS・テレビ東京のドラマやバラエティも多数ラインナップされています。株式会社U-NEXTは株式会社U-NEXT HOLDINGSのグループ会社として運営されています(本社:東京都品川区、代表取締役社長:堤 天心)。※GEM Partners調べ/2025年10月時点
まとめ(要点一覧)
以下の表は、本記事で触れた主要事項を整理した一覧です。上映・出演・配信スケジュール・連動企画といったポイントを一目で把握できます。表の後に簡潔に締めの文章を記します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プレスリリース発表 | 株式会社U-NEXT(2025年11月8日 17時25分発表) |
| 特別上映 | 山形国際ムービーフェスティバル2025にて字幕版第1話を上映(2025年11月8日) |
| 来場ゲスト | 下野紘(日本語吹替:ボブ・グレイ役として登壇) |
| 吹替版特別公開 | U-NEXT公式YouTubeチャンネルにて期間限定公開(2025年11月8日 19:00開始) |
| ウォッチパーティー生配信 | デニスの「デニ怖」とコラボ(2025年11月8日 22:30開始) |
| プレゼント企画 | Xで「#デニ怖とイット観ナイト!」投稿の中から抽選で10名にU-NEXTギフトカード |
| 配信開始日時 | 2025年10月27日より毎週1話配信(全8話)/独占見放題 |
| 視聴ページ | https://video.unext.jp/title/SID0234782 |
| 米国での反響 | 放送開始3日間で570万人視聴、史上3位の視聴数(『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』『THE LAST OF US』に次ぐ) |
| 権利表記 | © 2025 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. HBO Max and related elements are property of Home Box Office, Inc. |
以上がU-NEXTによる本作の山形での特別上映および関連施策の報告です。特別上映での反応、下野紘さんの登壇で明かされた情報、吹替版特別公開やウォッチパーティーの実施、配信形態や主要スタッフ・キャストの情報を整理しました。詳細はU-NEXTの公式ページおよびプレスリリースをご確認ください。
参考リンク: