住信SBIネット銀行、5月1日施行のスマートプログラム改定

スマートプログラム改定

開催日:5月1日

スマートプログラム改定
改定はいつから始まるの?
改定は2026年5月1日(予定)から実施されます。ランクは「判定対象月の翌々月」に適用されるため、例として2026年3月の取引は2026年5月のランクに反映されます。
自分は改定の対象になるの?
対象は個人の口座保有者で、イチゴ/ブドウ/ミカン/レモン/リンゴ/バナナ/メロン/キウイ/イルカ/クジラ支店の口座を持つ人です。条件次第で例外的な所定ランクも適用されます。

住信SBIネット銀行が「スマートプログラム」を改定、2026年5月に運用開始

住信SBIネット銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長(CEO):円山 法昭)は、2025年11月7日17時41分に発表したプレスリリースにおいて、2026年5月から優遇プログラム「スマートプログラム」のランク判定条件および特典内容を改定すると公表しました。本改定は、預金残高やサービス利用状況に基づく5段階のランク設定や、デビットカード還元率の優遇導入などを主な変更点としています。

発表資料では、改定の開始時期を2026年5月1日(金)予定と明示し、判定対象となる取引状況の反映タイミングについては「判定対象月の翌々月にランクが適用される」旨が示されています。具体例として2026年3月の取引状況が2026年5月のランク判定に反映される点も併記されています。

住信SBIネット銀行、「スマートプログラム」改定のお知らせ 画像 2

改定の背景と目的

プレスリリースでは、サービスの拡充と多様化する顧客ニーズに対応するために判定基準を見直したことが改定の主な理由として示されています。従来のランク獲得条件やポイント対象であった各種サービスについては、顧客の利用状況を見ながら今後キャンペーン等で還元を行う予定であるとしています。

また、同行は「お客さま中心主義」を掲げ、最先端のテクノロジーを活用して金融サービスを変革する姿勢を継続するとしており、今回の改定もその方針に沿ったものと説明されています。

ランク判定基準と対象顧客の詳細

新しいランク判定は、判定対象月の月末時点での預金残高や給与・賞与・年金の受取、口座振替(銀行引落)の利用状況に応じて決定されます。判定対象となる残高は「円普通預金残高」および「SBIハイブリッド預金残高」の合計です。

併せて、給与・賞与・年金の受取や口座振替を基準に判定することが明記されています。ランク名は変更され、合計で5段階のランクが設定されます。なお、特定の条件を満たす場合はランクアップ条件にかかわらず所定のランクが適用されます。

所定ランクの自動適用条件(例外適用)

以下のいずれかに該当する場合は、ランクアップ条件に関わらず所定のランクが適用されます。

  • 口座開設から3ヵ月以内のお客さま:「シルバー」ランクを適用
  • ミライノカード Travelers Goldをご契約のお客さま:「ゴールド」ランクを適用
  • ミライノカード PLATINUM(JCB)またはミライノカード GOLD(JCB)をご契約のうえ、引落口座に住信SBIネット銀行プログラム対象支店をご指定いただいたお客さま:「VIP」ランクを適用

対象となる顧客は、以下の支店に口座を保有する個人顧客に限定されています。支店名と番号はプレスリリースの通り記載されています。

  • イチゴ支店(101)
  • ブドウ支店(102)
  • ミカン支店(103)
  • レモン支店(104)
  • リンゴ支店(105)
  • バナナ支店(107)
  • メロン支店(108)
  • キウイ支店(109)
  • イルカ支店(207)
  • クジラ支店(403)

ランクごとの優遇内容とポイント体系の変更

改定後の「スマートプログラム」では、従来のATM手数料や振込手数料の優遇に加え、ランクに応じたデビットカードの還元率上乗せを新たに導入します。還元はスマプロポイントで付与され、限定ポイント・通常ポイントの区別と有効期限についても明確化されています。

具体的には、スマプロポイント(限定ポイント)は住信SBIネット銀行デビットカードでの支払い時に1ポイント=1円で利用可能で、付与日より3ヵ月の有効期限があります。また、デビットカードの還元率は基本ポイントにランクに応じた上乗せ分を合算して表示します。

デビットカードのポイント構成と上限

デビット還元の基本設定は以下の通りです。基本ポイントはスマプロポイント(通常ポイント)で付与され、ランクによる上乗せ分はスマプロポイント(限定ポイント)で付与されます。

  • プラチナデビットカードの基本ポイント還元率:1.25%
  • デビットカード Point+の基本ポイント還元率:1.25%
  • 還元率の上乗せ分の付与上限:毎月10,000ポイント

なお、一部の取引はデビットカード還元プログラムの対象外となる旨が明記されています。対象外取引については、従来の「デビットカードポイント還元率アッププログラム」の条件を継続して適用する形で判定されますが、本改定に伴い当該アッププログラム自体は終了する点にも注意が必要です。

ポイント付与対象の整理と変更点

給与受取・口座振替によるポイント特典はスマプロポイント(限定ポイント)で付与されます。本改定後は、スマートプログラムのポイント特典は「給与/賞与/年金受取および口座振替に応じたもののみの付与」とする方針が示されています。従来ポイントの対象であった各種サービスについては、今後のキャンペーン等で還元が行われる可能性があるとされています。

また、既存の優遇措置としてのATMや振込の無料回数については縮小が行われた旨が記載されていますが、補完策として「アプリでATM」および「ことら送金」を利用した場合は何度でも手数料無料で利用できると説明されています。

VIP・プラチナVIP向けの追加優遇予定

VIPおよびプラチナVIPに該当する顧客には、今後NTTドコモが提供するサービスをはじめとした他社サービスで特別優待を提供する予定と明記されています。現時点では詳細は未確定であり、決定次第改めて案内するとしています。

発表ではドコモ関連サービスや投資関連サービスにおける優待の検討が示されていますが、具体的な内容や開始時期については追って公表される見込みです。

Q&A(主な問答)と導入スケジュールの整理

プレスリリースでは、よくある質問と回答形式で主な点を整理しています。ここでは掲載されたQ&Aの要点を伝えます。ポイントは「スマプロポイント」、判定適用タイミングは「判定対象月の翌々月適用」である点などが明確に示されています。

また、導入スケジュールとしては2026年5月1日開始予定で、2026年3月の取引が5月のランク判定に反映される旨が再確認されています。

もらえるポイントは何ですか?
スマプロポイント(通常ポイント・限定ポイント)を付与します。
ランク判定のタイミングは?
判定対象月の翌々月にランクが適用されます(例:2026年3月の取引内容が2026年5月のランクに反映)。
その他優遇サービスとは?
現時点で確定しているものはないものの、ドコモ関連サービスや投資関連サービス等の優待を検討中で、詳細は決定次第公表されます。
ATMや振込の無料回数が減った場合は?
「アプリでATM」および「ことら送金」を利用する場合は何度でも手数料無料で利用できます。
「スマート認証NEO」がランクアップ条件から外れたのか?
本改定ではランクアップ条件から除外されましたが、銀行側は引き続き「スマート認証NEO」の登録を推奨するとしています。

なお、本改定に伴い既存の「デビットカードポイント還元率アッププログラム」は終了することが明記されています。詳細は銀行サイトの該当ページにて案内される予定です。

項目 内容
発表日 2025年11月7日 17時41分
実施開始 2026年5月1日(予定)※2026年3月の取引内容が5月のランクに反映
対象顧客(支店) イチゴ(101)、ブドウ(102)、ミカン(103)、レモン(104)、リンゴ(105)、バナナ(107)、メロン(108)、キウイ(109)、イルカ(207)、クジラ(403)に口座を持つ個人
ランク判定基準 月末時点の円普通預金残高+SBIハイブリッド預金残高の合計、または給与・賞与・年金受取および口座振替の利用状況
例外的に所定ランクを適用する条件 口座開設3ヵ月以内→シルバー、ミライノカード Travelers Gold→ゴールド、ミライノカード PLATINUM/GOLD(JCB)かつ対象支店の引落指定→VIP
ポイント種類と有効期限 スマプロポイント(通常/限定)。限定ポイントの有効期限は付与日から3ヵ月
デビット還元(基本) プラチナデビットカード:1.25%、デビットカード Point+:1.25%
還元上乗せの上限 上乗せ分は毎月10,000ポイントを上限として付与
既存プログラムの取扱 デビットカードポイント還元率アッププログラムは終了。対象外取引に関しては当該プログラムの条件を継続適用
VIP向け追加優遇 NTTドコモ関連サービスや投資関連サービス等で優待を予定(詳細未定)

以上がプレスリリースに基づく主な改定点と運用スケジュールの整理です。詳細な条件、対象外取引の一覧、各ランクごとの具体的な手数料優遇回数や還元率の数値等は、住信SBIネット銀行の公式サイトに掲載されている「スマートプログラム」「スマプロランク」「スマプロポイント」「よくあるご質問」等の該当ページを確認することが必要です。改定に伴うプログラム終了や新たな優遇導入の具体的内容については、同社が今後順次案内を行う予定としています。