2月2日放送|WOWOWがグラミー賞授賞式を独占生中継
ベストカレンダー編集部
2025年11月8日 09:46
第68回グラミー賞中継
開催日:2月2日
2026年のグラミー賞へ—ノミネーション発表とWOWOWの独占生中継
音楽界最高峰の栄誉であるグラミー賞の第68回授賞式に向け、ノミネーションが正式に発表されました。発表元は株式会社WOWOWによるもので、プレスリリースの日付は2025年11月8日 06時38分。発表資料には写真素材のクレジットとしてGetty Imagesの表記もあり、国際的に注目が集まる内容です。
授賞式は現地時間で2026年2月1日にロサンゼルスで開かれ、日本時間では2026年2月2日に相当します。WOWOWは当日の授賞式を独占生中継すると発表しており、放送・配信スケジュールや関連情報は特設サイト(https://www.wowow.co.jp/music/grammy/)で確認できます。
最多ノミネートはケンドリック・ラマー、主要部門に複数の大物が顔を並べる
今回のノミネーションで最多を記録したのはケンドリック・ラマーで、合計9部門にノミネートされました。続いてサーカット、ジャック・アントノフ、レディー・ガガが7部門、バッド・バニー、レオン・トーマス、サブリナ・カーペンター、シェルバン・ゲネアが6部門で名を連ねています。音楽ジャンルやクリエイターの枠を越えて、多様な顔ぶれが主要部門で競う構図が明確になりました。
特に注目すべきは、ケンドリック・ラマー、レディー・ガガ、バッド・バニー、サブリナ・カーペンターの4名が、年間最優秀レコード、年間最優秀アルバム、年間最優秀楽曲という主要部門に名を連ねている点です。これらは音楽業界で最も重視されるカテゴリーであり、受賞の行方は世界中の関心を集めます。
- 最多ノミネート: ケンドリック・ラマー(9部門)
- 7部門ノミネート: サーカット、ジャック・アントノフ、レディー・ガガ
- 6部門ノミネート: バッド・バニー、レオン・トーマス、サブリナ・カーペンター、シェルバン・ゲネア
- アジア勢のノミネーション
- BLACKPINKのロゼは、ブルーノ・マーズとのコラボ曲「APT.」で年間最優秀レコード、年間最優秀楽曲を含む合計3部門にノミネートされています。さらに、人気アニメ映画のサウンドトラック「Kpop Demon Hunters」にはTWICEも参加しており、最優秀映像作品サウンドトラックにノミネートされました。作品に収録のハントリックス(イジェ、オードリー・ヌナ、レイ・アミ)の「Golden」は年間最優秀楽曲を含む3部門でのノミネートです。
- 日本人・日本関連のノミネーション
- 日本人関係のノミネーションとして、挾間美帆が「Live Life This Day: Movement I」で最優秀インストゥルメンタル・コンポジションにノミネートされました。これは第62回でのノミネート以来、2回目の受賞候補となります。また、サウンドアーティスト/デザイナーのスズキユウリが「And The Adjacent Possible」で最優秀レコーディング・パッケージにノミネート、エリ・ナカムラ所属のニーヴ・トリオが「La Mer – French Piano Trios」で最優秀室内音楽/小編成パフォーマンスにノミネートされました。さらに、チャル・スリのアルバム「Shayan」にはニューヨーク在住のフルート奏者・深沢晴奈が参加しており、このアルバムは最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバムにノミネートされています。
- その他の注目点
- 主要なソングライティング部門では、藤井風のアルバム「Prema」でソングライティングに関わったトバイアス・ジェッソ・Jr.が年間最優秀ソングライター(ノン・クラシック)にノミネートされています。最優秀新人賞には、SUMMER SONIC 2025出演歴のあるKATSEYEとソンバーが含まれています。
主要6部門の候補作品と顔ぶれを詳述する
ここからは、発表された主要6部門の候補作品を分かりやすく列挙します。各部門ごとにノミネート作品とアーティストを掲載し、選考の全体像を提示します。
以下の一覧はWOWOWの発表資料に基づくもので、各部門に掲載されたすべてのノミネートを漏れなく記載しています。
年間最優秀レコード(Record of the Year)
この部門は単曲の録音とパフォーマンス全体を評価するもので、プロデュースや録音クオリティも含めた審査対象です。
ノミネートは以下の8作品です。
- DtMF/バッド・バニー
- Manchild/サブリナ・カーペンター
- Anxiety/ドーチー
- WILDFLOWER/ビリー・アイリッシュ
- Abracadabra/レディー・ガガ
- luther/ケンドリック・ラマー & シザ
- The Subway/チャペル・ローン
- APT./ロゼ & ブルーノ・マーズ
年間最優秀アルバム(Album of the Year)
アルバム全体の芸術性、統一感、制作の完成度などが評価されるカテゴリーです。
ノミネートは以下の8作品です。
- DeBÍ TiRAR MáS FOToS/バッド・バニー
- SWAG/ジャスティン・ビーバー
- Man’s Best Friend/サブリナ・カーペンター
- Let God Sort Em Out/クリプス, プッシャ・T & マリス
- MAYHEM/レディー・ガガ
- GNX/ケンドリック・ラマー
- MUTT/レオン・トーマス
- CHROMAKOPIA/タイラー・ザ・クリエイター
年間最優秀楽曲(Song of the Year)
楽曲そのものの作詞・作曲を評価する部門で、楽曲の構造や歌詞が審査対象になります。
ノミネートは以下の8曲です。
- Abracadabra/レディー・ガガ
- Anxiety/ドーチー
- APT./ロゼ & ブルーノ・マーズ
- DtMF/バッド・バニー
- Golden [From “KPop Demon Hunters”]/ハントリックス: イジェ, オードリー・ヌナ, レイ・アミ
- luther/ケンドリック・ラマー & シザ
- Manchild/サブリナ・カーペンター
- WILDFLOWER/ビリー・アイリッシュ
最優秀新人賞(Best New Artist)
ここでは近年注目を集めている新人アーティストが並び、今後の勢力図を占う重要な指標になります。
ノミネートは以下の8組です。
- オリヴィア・ディーン
- KATSEYE
- ザ・マリアス
- アディソン・レイ
- ソンバー
- レオン・トーマス
- アレックス・ウォーレン
- ローラ・ヤング
年間最優秀プロデューサー(ノン・クラシック)
レコードやアルバム制作におけるプロデューサーの貢献を評価するカテゴリーです。楽曲やアルバムの音作りに責任を持つ人物やチームが対象となります。
ノミネートは以下の5名(・組)です。
- ダン・オーバック
- サーカット
- ディジョン
- ブレイク・ミルズ
- サウンウェイヴ
年間最優秀ソングライター(ノン・クラシック)
作曲・作詞における功績を評価する部門で、楽曲の根幹を担うソングライターが対象です。
ノミネートは以下の5名です。
- エイミー・アレン
- エドガー・バレラ
- ジェシー・ジョー・ディロン
- トバイアス・ジェッソ・Jr.
- ローラ・ヴェルツ
WOWOWの放送・配信スケジュールと記事のまとめ
WOWOWは授賞式の模様を独占で放送・配信します。二カ国語版(同時通訳)の生中継が日本時間の2026年2月2日(月)午前に行われ、字幕版が同日夜に放送・配信されます。放送の詳細や最新情報は特設サイト(https://www.wowow.co.jp/music/grammy/)に掲載されます。
この発表により、ケンドリック・ラマーを筆頭に多くのアーティストが受賞候補として注目を浴びています。また、アジアや日本のミュージシャンやクリエイターの名前も複数見られ、国際的な評価の広がりがうかがえます。以下に本記事で取り上げた主要情報を整理した表を提示します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | 株式会社WOWOW(プレスリリース日:2025年11月8日 06時38分) |
| 授賞式開催 | ロサンゼルス(現地時間:2026年2月1日)/日本時間:2026年2月2日 |
| WOWOW放送・配信 | 二カ国語版生中継:2026年2月2日(月)午前、字幕版:2026年2月2日(月)夜 |
| 最多ノミネート | ケンドリック・ラマー(9部門) |
| 主要部門の注目アーティスト | ケンドリック・ラマー、レディー・ガガ、バッド・バニー、サブリナ・カーペンター、ロゼ(BLACKPINK)ほか |
| 日本関連ノミネーション | 挾間美帆(最優秀インストゥルメンタル・コンポジション)、スズキユウリ(最優秀レコーディング・パッケージ)、ニーヴ・トリオ(エリ・ナカムラ所属)ほか、深沢晴奈(チャル・スリ「Shayan」参加) |
| 主要6部門の詳細 | 年間最優秀レコード/年間最優秀アルバム/年間最優秀楽曲/最優秀新人賞/年間最優秀プロデューサー(ノン・クラシック)/年間最優秀ソングライター(ノン・クラシック)—本文中に各ノミネートを全文掲載 |
| 関連記事・特設サイト | https://www.wowow.co.jp/music/grammy/ |
今回のノミネーション発表は、多様な国・地域のアーティストとクリエイターが名を連ねる結果となりました。WOWOWの独占生中継を通じて、授賞式当日の受賞結果やパフォーマンスなどの模様が国内で視聴可能です。特設サイトで最新情報と放送詳細を確認することで、当日の視聴計画が立てやすくなるでしょう。
参考リンク: