『My Little Puppy』発売　犬と飼い主の再会を描く

『My Little Puppy』が描く、先に去った犬と飼い主の再会

KRAFTON傘下のクリエイティブスタジオ「Dreamotion」が開発した新作PCゲーム『My Little Puppy』が、2025年11月7日（金）にSteam向けにグローバル発売されました。本作は「人がこの世を去るとき、先に旅立った犬が飼い主を迎えに来てくれる」という韓国のことわざに着想を得た、ストーリー重視のシングルプレイアドベンチャーです。

プレイヤーはレインボーブリッジの向こうにある“ドッグヘブン”に住むウェルシュ・コーギーのボングとなり、あの世に入ったばかりの飼い主であるお父さんと再会するための旅に出ます。旅の途中で出会う風景や登場人物、そして他の犬たちがそれぞれに抱える「愛」「喪失」「憧れ」の物語を体験しながら進む構成です。

舞台と探索要素

プレイヤーが探索する舞台は、穏やかな海、広大な砂漠、雪に覆われた山々など多彩な地域から構成されています。どの地域も死後の世界という設定のもと、それぞれ独自の物語や雰囲気を持っており、単なる風景描写を超えた物語的意味が付与されています。

探索中には他の犬や人々との出会いがあり、それらの出会いがボングの旅路と記憶、感情に影響を与えます。犬の視点で世界を体験するというプレイ視点は本作の大きな特徴で、プレイヤー自身が記憶や感情を追体験するように設計されています。

制作背景と開発者の言葉

『My Little Puppy』の開発はDreamotionが担当しました。開発者の個人的な経験が作品の核になっている点が本作の特徴です。Dreamotion代表は、本作の主人公ボングが自身が養子にした捨てられたウェルシュ・コーギーであったこと、その犬と過ごした3年間の記憶と別れが本作の創作動機となったことを明かしています。

代表コメントは次のとおりです。ゲームは「愛犬への愛と思い出を抱いている人々を慰め、つながり、いつかまた会えるというメッセージを共有したい」という願いから生まれたと説明されています。個人的な喪失体験が原点にあるため、物語と演出には深い感情的重層が込められています。

開発スタジオ

Dreamotion（KRAFTON傘下のクリエイティブスタジオ）

代表の背景

養子にしたウェルシュ・コーギーを3年間飼育。その後その犬が「レインボーブリッジ」を渡った経験が制作の動機

制作意図

愛犬との思い出や喪失を抱く人々への慰めとつながりの共有

発売情報、対応言語、価格およびセール情報

ゲームはSteam向けにPCで提供され、2025年11月7日（金）にグローバル同時発売されました。プレスリリースはKRAFTON JAPAN株式会社より、2025年11月7日14時00分に発表されています。タイトルは『My Little Puppy』、形式はSteam用のPCゲームです。

価格設定と発売記念セールの情報は以下の通りです。通常価格は2,900円（税込）ですが、発売を記念して2025年11月18日（火）まで20%割引の2,320円（税込）で販売されます。販売ページはSteam上の製品ページにて提供されています。

対応言語については15言語に対応している点が明記されています。幅広い言語サポートにより、グローバル市場でのプレイを想定したローカライズが行われています。

• 日本語
• 韓国語
• 英語
• 簡体字中国語
• 繁体字中国語
• スペイン語
• ブラジルポルトガル語
• ヨーロッパポルトガル語
• フランス語
• ドイツ語
• イタリア語
• ロシア語
• ポーランド語
• トルコ語
• タイ語

詳細および製品ページは公式のSteamページに案内されています。製品ページのURLはプレスリリースにも掲載されています。

Steamページ（詳細・購入）: https://krafton-jp.com/3XeA6vl

KRAFTON, Inc.の背景と本作の位置づけ

KRAFTON, Inc.は韓国に本社を置くゲーム開発・パブリッシング企業で、2007年の設立以降、世界的に有名な多数のデベロッパーを擁しています。プレスリリースには加盟各スタジオの名前が列挙されており、本作はそのうちの一つ、Dreamotionによる作品としてリリースされました。

KRAFTONは技術とクリエイティビティの融合を掲げ、コンテンツの多様化とプラットフォーム拡張を進めています。運営・提供している主なタイトルやスタジオ名もプレスリリースで明記されています。

KRAFTONの主な所属スタジオ（プレスリリース記載）

1. PUBG STUDIOS
2. Striking Distance Studios
3. Unknown Worlds
4. VECTOR NORTH
5. Neon Giant
6. KRAFTON Montréal Studio
7. Bluehole Studio
8. RisingWings
9. 5minlab
10. Dreamotion
11. ReLU Games
12. Flyway Games
13. Tango Gameworks
14. inZOI Studio

運営・展開している代表的なタイトルとして、プレスリリースには以下の作品が挙げられています。これらはKRAFTONが幅広いジャンルとプラットフォームで事業を展開していることを示しています。

• PUBG: BATTLEGROUNDS
• PUBG MOBILE
• NEW STATE MOBILE
• Moonbreaker
• TERA
• inZOI
• Dinkum

公式情報や企業概要についてはKRAFTONの日本語サイトにも案内があります。プレスリリースでは企業情報や事業内容、所在地に関する詳細確認先として以下のURLが示されています。

KRAFTON 公式サイト（日本）: https://krafton.co.jp/

発売情報の要点まとめ（表形式）

以下の表は本記事で触れた『My Little Puppy』の主要な情報を整理したものです。発売日、価格、対応言語、開発元、配信プラットフォーム、セール期間など、購入や情報参照に必要なデータを一目で確認できます。

本記事はKRAFTON JAPAN株式会社およびDreamotionが発表したプレスリリースの内容を基に、作品の背景、開発者の想い、発売情報、企業情報を整理してまとめています。作品の詳細は上記のSteamページおよびKRAFTONの公式情報をご参照ください。