11月20日出展:有田焼パフェが食べられる器に

有田陶磁器まつり出展

開催日:11月20日

有田陶磁器まつり出展
どこで買えるの?
佐賀・有田の「アリタポーセリンラボ カフェ」(有田町)と公式ECサイトで購入可能。発売は2024年11月開始で、有田焼パフェは3,300円、ガトーショコラは8,800円〜です。
器って本当に洗って再利用できるの?
はい。プレスリリースでは器は洗って再利用可能と明記。オリジナル土で焼成回数を従来の3回から2回に減らしCO₂削減を図った設計で、取扱は店舗表示に従ってください。

伝統の器が“食べられるアート”へと変わる瞬間

アリタポーセリンラボ株式会社は、2025年11月7日付の発表で、伝統工芸である有田焼とスイーツを融合させた新商品を紹介した。発表日時は2025年11月7日 11時55分であり、同社は佐賀県有田町を拠点に、七代目弥左ヱ門が立ち上げたブランドとして伝統と現代デザインの両立を掲げている。

今回の新商品は、2024年11月より発売を開始した「有田焼パフェ」「ガトーショコラ」で、単に器としての価値を提供するだけでなく、食べ終わった後も器を再利用できる点を特徴としている。プレスリリース内の写真や素材はダウンロードが可能で、商品のビジュアルも公開されている。

  • 発表企業:アリタポーセリンラボ株式会社(本社:佐賀県西松浦郡有田町)
  • 代表者:代表取締役 松本 哲
  • 発表日:2025年11月7日
  • 商品発売開始:2024年11月
有田焼が「食べられるアート」に。伝統工芸×スイーツの新挑戦 有田焼パフェ・ガトーショコラが話題、EC売上月100万円突破! 画像 2

ブランドのルーツと現代的な再解釈

ブランドは創業1804年の老舗窯元にルーツを持ち、七代目弥左ヱ門が立ち上げたことが明示されている。長年培われた成形・絵付け・焼成の技術を活かしつつ、現代のライフスタイルやギフト需要に適した形で製品化している点が特徴である。

歴史的背景を尊重しながらも、デザイン面では現代的なアプローチを取り入れ、スイーツとのコラボレーションによって有田焼に新たな用途を与え、受け手にとっての体験価値を高める狙いが示されている。

有田焼が「食べられるアート」に。伝統工芸×スイーツの新挑戦 有田焼パフェ・ガトーショコラが話題、EC売上月100万円突破! 画像 3

商品の詳細と環境配慮の具体策

「有田焼パフェ」と「ガトーショコラ」は、見た目と味わいだけでなく、器づくりの工程自体に環境配慮を取り入れている点が大きな特徴である。佐賀県産の食材を活用し、器の土や焼成工程の見直しを行うことで、環境負荷の低減を図っている。

具体的には、オリジナルブレンドの土を用いることにより、従来の焼成回数を3回から2回に削減。この変更によりCO₂排出を抑えることに成功しており、器は洗って再利用できる仕様に仕上げられている。

有田焼パフェ
価格:3,300円。地元産のイチゴ・キンカン・抹茶などをふんだんに使用。
ガトーショコラ
価格:8,800円〜。器を含めたセットとして販売。
環境配慮
焼成回数を2回に削減したオリジナル土を使用。器は洗って再利用可能。
項目 有田焼パフェ ガトーショコラ
発売時期 2024年11月より販売開始
価格 3,300円 8,800円〜
主な食材 佐賀県産イチゴ・キンカン・抹茶等 地元素材やチョコレートを活かしたガトーショコラ
環境対策 焼成回数削減(3回→2回)、オリジナル土使用、器の再利用可
有田焼が「食べられるアート」に。伝統工芸×スイーツの新挑戦 有田焼パフェ・ガトーショコラが話題、EC売上月100万円突破! 画像 4

受賞・販売実績と購入者層

発売直後から反響が大きく、「有田焼パフェ」はおもてなしセレクション 2024年度金賞を受賞している。ECサイトでの販売は好調で、発売から数ヶ月で月間売上が100万円を突破したことが示されている。

購入者の約8割は30〜60代の女性で、用途としては「ギフト」「お中元」「誕生日祝い」などが多い。購買者からは実際に贈答用の反響が寄せられており、伝統工芸がスイーツという形で“もらって嬉しい贈り物”として再評価されている。

業界背景とこの取り組みの位置づけ

有田焼は400年以上の歴史を持つが、市場規模は最盛期の約1/20にまで縮小したとの指摘がある。伝統工芸産業全体では後継者不足が深刻で、経済産業省の調査では伝統工芸事業者の57%が後継者不在であると報告されている(出典:経済産業省)。

原材料費の高騰も深刻で、陶土は前年比約25%上昇し、絵付けに使われる金・プラチナなどの材料費や電気・ガス料金も上昇傾向にある。こうした経済的な圧力に対して、異業種コラボレーションや新用途の開拓が業界の重要課題となっている。

  • 市場縮小:最盛期の約1/20まで縮小
  • 後継者問題:伝統工芸事業者の57%が後継者不在(経済産業省)
  • コスト上昇:陶土約25%上昇、金属絵付け材料やエネルギーコスト上昇

アリタポーセリンラボの取り組みが果たす役割

同社の試みは、伝統技術の単なる保存ではなく、現代の生活や消費文化に合わせて技術を再構築する点に特徴がある。スイーツとの融合により、若年層やギフト需要を取り込みつつ、器そのものの付加価値を向上させる工夫が含まれている。

また、環境配慮や地域素材の活用は、地域振興とサステナビリティの両面での価値を示しており、観光やエンタメとの連携も視野に入れた事業展開が期待される。

販売ルート・イベント出展・連携体制

製品は店舗とECの二本柱で販売されている。実店舗は佐賀県西松浦郡有田町上幸平1-11-3にある「アリタポーセリンラボ カフェ」での提供、並びに公式ECサイト(https://aritaporcelainlabcafe.com/)での販売が行われている。企業公式サイトとしてhttps://aritaporcelainlab.com/も公開されている。

イベント出展も積極的で、2025年11月20日より開催される「秋の有田陶磁器まつり」に出展予定であり、会場でも有田焼パフェを販売する計画が示されている。加えて、スクウェア・エニックスのRPG「サガ」シリーズと佐賀県が連携する「ロマンシング佐賀2025」(2025年10月25日〜2026年3月22日)向けのコラボパフェを提供している。

  1. 販売場所:アリタポーセリンラボ カフェ(佐賀県西松浦郡有田町上幸平1-11-3)
  2. 公式EC:https://aritaporcelainlabcafe.com/
  3. 企業サイト:https://aritaporcelainlab.com/
  4. イベント出展:秋の有田陶磁器まつり(2025年11月20日〜)
  5. コラボイベント:ロマンシング佐賀2025(2025年10月25日〜2026年3月22日)

また、同社は今後、食品・観光・アート・エンタメ領域との連携を強化し、国内外に向けて“体験できる有田焼”のブランド価値を発信する方針を示している。これには食品とのさらなるコラボ商品展開や地域振興プロジェクトの継続的な実施が含まれる。

問い合わせ先・会社情報

報道発表に記載の会社概要と問い合わせ先は以下の通りである。報道向け素材として、プレスリリース内で使用された画像ファイルのダウンロードも可能とされている。

  • 会社名:アリタポーセリンラボ株式会社
  • 所在地:〒844-0022 佐賀県西松浦郡有田町黒牟田丙3037番地8
  • 代表者:代表取締役 松本 哲
  • 広報連絡先:info@aritaware.com
  • 電話:0955-43-2221(代表)
  • 公式ECサイト:https://aritaporcelainlabcafe.com/
  • 企業サイト:https://aritaporcelainlab.com/
分類 内容
発表日 2025年11月7日 11時55分
主な商品 有田焼パフェ(3,300円)、ガトーショコラ(8,800円〜)
販売チャネル アリタポーセリンラボ カフェ(有田町)、公式ECサイト
受賞実績 有田焼パフェ:おもてなしセレクション2024年度金賞
イベント 秋の有田陶磁器まつり(2025年11月20日〜出展)、ロマンシング佐賀2025(2025/10/25〜2026/3/22)

本稿では、アリタポーセリンラボ株式会社が発表したプレスリリースの内容を整理して伝えた。製品の特徴、環境配慮の取り組み、業界の現状や販売・イベントスケジュール、会社の基本情報までを網羅している。今後の事業展開として、食品・観光・アート・エンタメ分野との連携を通じて、体験型の有田焼ブランドを国内外に向けて発信していく方針が示されていることを確認できる。

参考リンク: