12月3日オープン キッザニアに長谷工の建設体験

キッザニア東京に「マンション建設現場」パビリオンがオープンします

KCJ GROUPが運営するこどもの職業・社会体験施設「キッザニア東京」（東京都江東区）に、株式会社長谷工コーポレーションがオフィシャルスポンサーとなる新しいパビリオン「マンション建設現場」が出展されます。オープン日時は2025年12月3日（水）16時です。本発表はKCJ GROUP株式会社から2025年11月6日 13時30分に公表されました。

本パビリオンは、こども達が実際のマンションづくりと維持管理に関わる仕事を体験する場として設けられ、建設と維持管理の両面から「つくる」と「守る」を学べる内容になっています。スポンサーは株式会社長谷工コーポレーションで、両社は体験を通じてものづくりの面白さやチームワークの重要性を伝えることを目指しています。

体験の全体像と出展企業

本パビリオンでは、こども達が「マンション管理技術者」としての作業と「マンション建設技術者」としての作業、合わせて3種類の仕事を体験できます。体験は実際の現場を模した作業手順で進み、安全教育やチームでの協働が組み込まれています。

出展企業は株式会社長谷工コーポレーション。代表取締役社長は熊野 聡氏で、共同で運営するKCJ GROUPの代表取締役社長は圓谷 道成氏です。キッザニア側は、こどもが主体的に職業体験を行う場としてこれまでの運営ノウハウを活かしてパビリオン展開を行います。

体験できる仕事の内容と条件

パビリオンで体験できるのは具体的に次の3種類の作業です。いずれも安全対策が施された環境で、こども達が実際に手を動かして作業し、成果を持ち帰ることができます。

以下に体験内容を整理します。各作業は所要時間がそれぞれ約30分で、体験後にはキッザニア内の通貨であるお給料が支払われ、成果物を受け取ります。

• 排水管の点検（マンション管理技術者）：配管の点検や点検手順の確認を体験します。高所作業や点検器具の使い方、安全確認の重要性を学びます。
• 外壁の修繕（マンション管理技術者）：外壁の補修工程を模した作業で、材料の扱い方や補修の基本手順を実践します。
• エントランスの工事（マンション建設技術者）：仲間と協力してエントランスの床や壁をデザイン通りに仕上げる作業を行います。仕上げの精度やチームワークが求められます。

注意事項

安全上、身長制限を設けます。120cm以上のこどもが対象です（注記1）。

お給料として支給される “キッゾ” はキッザニア内専用の通貨で、買い物やサービスに利用できます（注記2）。

安全対策と体験の進め方

体験では安全帯を装着し、足場に登って高所での点検・メンテナンス作業に挑戦するプログラムが含まれます。スタッフによる事前の安全説明と手順の確認が行われ、保護者の同意や身長確認なども実施されます。

体験の流れは、受付→安全説明→装備着用→作業実施→成果物・お給料受領の順です。各回は約30分のため、集合時間や持ち物、参加条件の確認が必要になります。足場や器具はこども向けに安全に配慮して設計されています。

長谷工とKCJ GROUPの役割と背景

長谷工グループは「都市と人間の最適な生活環境を創造し、社会に貢献する。」を企業理念に、マンションを中心とした事業を展開しています。新築分譲マンションにおける施工累計は72万戸、管理は44万戸を超えています（2025年6月末現在）。

2025年4月からは新たな中期経営計画「HASEKO Evolution Plan」が始動しており、建設事業、不動産事業、管理運営事業の3分野が連携して進化することを目指しています。詳細は長谷工の公式サイトにて公開されています（https://www.haseko.co.jp/）。

KCJ GROUPとキッザニアのコンセプト

KCJ GROUPは3歳から15歳までのこども達を対象に「キッザニア東京」（2006年10月開業）、「キッザニア甲子園」（2009年3月開業）、「キッザニア福岡」（2022年7月開業）の企画・運営を行っています。街並みは実社会の約2/3サイズで、実在企業が出展するパビリオンが並ぶ構成です。

キッザニアのコンセプトは「エデュケーション（学び）」と「エンターテインメント（楽しさ）」を組み合わせた『エデュテインメント』で、こども達が仕事にチャレンジしながら社会の仕組みを学ぶ場となっています。詳しくは公式サイト（https://www.kidzania.jp/）およびキッザニア東京のニュースページ（https://www.kidzania.jp/tokyo/news/17548）を参照してください。

体験から得られる学びと留意点

本パビリオンの設計は、マンションが完成するまでの流れを学ぶことと、竣工後の定期的なメンテナンス・管理が安全・安心な暮らしに不可欠であることを理解させる構成になっています。作業を通じて、現場での役割分担やコミュニケーション、手順に従うことの重要性が身につきます。

また、安全帯を使った高所作業や、仕上げを揃えるための協働作業は、体験そのものの技術習得だけでなく、チームワークや責任感を育む機会にもなります。所要時間や身長制限などの条件を確認のうえ参加することが必要です。

体験で得られる主なポイント

以下に体験のポイントを改めて整理します。教育的要素と現場体験を重ね、こども達が建物に携わる仕事の価値を実感できる内容です。

• マンションが完成するまでの流れを学ぶとともに、定期的なメンテナンスや管理の重要性を理解する
• マンション管理技術者として、安全帯をつけて足場に登り、高所での点検・メンテナンスを体験する
• マンション建設技術者として、仲間と力を合わせてエントランスの床や壁をデザイン通りに仕上げる

要点の整理

以下の表は、本パビリオンに関する主要な情報を分かりやすく整理したものです。参加条件や運営主体、体験の特長などを一目で確認できます。

以上が本パビリオンの概要と主な情報の整理です。参加を検討する際は、公式発表やキッザニア東京の案内ページで最新の運用情報や開催スケジュール、参加条件の詳細を確認してください。