『ふたごの魔法使い』4巻発売　友情と影の物語

世界で支持されるウェブトゥーン発、ついに日本語版4巻が発売

2025年11月6日（木）、株式会社 Gakkenは原作『Hooky』の日本語版シリーズ名『ふたごの魔法使い』の第4巻となる『ふたごの魔法使い　4巻　光さす友情と、せまる影』を発売しました。発表は株式会社 学研ホールディングスによるもので、リリース日時は同日12時00分です。オールカラーの美麗なイラストで描かれる本作は、ウェブトゥーン発祥のグラフィックノベルとして世界各国で高い評価を受けています。

原作はミリアム・ボナストレ・トゥール、訳は中井はるの氏が担当。シリーズは世界12か国語で翻訳され、アメリカではシリーズ累計90万部を突破、原作の一部はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにも入りました。日本語版の4巻はA5変判・ハードカバー、192ページ構成で価格は1,650円（税込）、ISBNは978-4-05-206019-9です。

第4巻の物語構造と見どころ：友情と対立が交差する展開

第4巻のサブタイトルは『光さす友情と、せまる影』。物語の舞台は魔法使いと人間が対立する世界で、ふたごの魔法使いエレナとエドが主要人物として描かれます。本巻では人間側の王女や少年との出会いを通じて深まる友情と、対立が激化していく様相が丁寧に描写されています。

展開はスピード感がありつつも登場人物の心理描写が重視されており、特にエレナとエドの葛藤、子どもたちが互いの違いを越えていく過程、そして争いの根源に迫る描写が読みどころです。物語中、行方不明の王子の居場所がつきとめられる一方で、エレナたちは人魚にとらわれる出来事が起こり、ふたごの両親を先頭に魔法使いたちが迫る場面が緊張感を高めます。

主要キャラクターの動き

本巻ではエレナとエドを中心に、王家の人物や助け合う少年少女、敵対する魔法使いたちなど、個性豊かなキャラクターが活躍します。キャラクターごとの行動が物語の原因と結果をつむぎ、対立の構図が明確化していきます。

また登場人物たちの関係性を通じて描かれるテーマは、友情と成長、そして対立の根源です。絵の表現はオールカラーで細部まで描き込まれており、ビジュアルによる情報伝達がストーリー理解を助けます。

受賞・翻訳実績と翻訳者のコメント

原作『Hooky』は2021年にALA（米国図書館協会）のBest Graphic Novels for Children（児童グラフィックノベル優秀作品）に選定されており、国際的な評価を受けています。翻訳は世界12か国語に広がり、原作の一部巻はニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにも掲載されました。こうした実績が示す通り、本作は児童書としての普遍性とグラフィックノベルとしての表現力を兼ね備えています。

訳者の中井はるの氏は本書について次のようにコメントしています：
「魔法使いと人間の対立、それをめぐる主人公たちの思いに、わたしはどきどきしながら訳しました。4巻では、大人たちがますます混乱していく一方で、子どもたちは、互いの違いをこえて友情を深めていきます。エレナとエドは、長く続く戦いを終わらせることができるのでしょうか？　どうぞご期待ください」

中井氏は児童書翻訳の実績があり、『木の葉のホームワーク』で第60回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞するなどの経歴を持ちます。翻訳作品には「グレッグのダメ日記」シリーズや「ワンダー」シリーズなど多数の作品が含まれます。

購入情報、試し読み、プレゼントキャンペーンの詳細

本書『ふたごの魔法使い　光さす友情と、せまる影』の出版情報は以下の通りです。定価は1,650円（税込）、発売日は2025年11月6日、判型はA5変判・192ページ・ハードカバー、ISBNは978-4-05-206019-9、発行所は株式会社 Gakkenです。原作からタイトルや一部登場人物名が変更されている点、原作2巻を2冊に分冊した内容である点も明記されています。

本巻の冒頭は、まんがサイト“ガッコミ”で試し読みが可能です。試し読みページのURLは以下となります：
https://gakcomic.gakken.jp/comic/page-1020601900/

購入先としては書店のほか、オンライン書店のリンクが公開されています。それぞれの販売ページは次の通りです。

• 学研出版サイト：https://hon.gakken.jp/book/1020601900
• Amazon：https://www.amazon.co.jp/dp/4052060199
• 楽天ブックス：https://books.rakuten.co.jp/rb/18364275/
• セブンネット：https://7net.omni7.jp/detail/1107652514

発売を記念してプレゼントキャンペーンも実施されます。内容は以下の通りです。

応募条件

シリーズ第1～3巻のうちいずれか1冊と第4巻（本書）の計2冊を購入し、はがきで応募すること。

当選者数・賞品

抽選で20名に1,000円分のオリジナル図書カードNEXTをプレゼント。

応募方法・詳細

応募の詳細は専用ページで案内されています：
https://gakken-ep.jp/rd/rd1/hooky_cp_2025/

シリーズ既刊の情報

本巻以外にもシリーズは好評発売中で、既刊は以下の通りです。各巻はA5変判のハードカバーで、判型やページ数、価格は巻により若干の違いがあります。下記は書誌情報と購入リンクを含みます。

• 『ふたごの魔法使い　大冒険の始まり』 定価：1,430円（税込） 判型：A5変／192ページ ISBN：978-4-05-206015-1 購入：Amazon（https://www.amazon.co.jp/dp/4052060156）、楽天（https://books.rakuten.co.jp/rb/17974369）、セブンネット（https://7net.omni7.jp/detail/1107543307）
• 『ふたごの魔法使い　空飛ぶ岩とドラゴン』 定価：1,595円（税込） 判型：A5変／208ページ ISBN：978-4-05-206017-5 購入：Amazon（https://www.amazon.co.jp/dp/4052060172）、楽天（https://books.rakuten.co.jp/rb/18124854/）、セブンネット（https://7net.omni7.jp/detail/1107584658）
• 『ふたごの魔法使い　新たな仲間と秘められた魔力』 定価：1,595円（税込） 判型：A5変／196ページ ISBN：978-4-05-206018-2 購入：Amazon（https://www.amazon.co.jp/dp/4052060180）、楽天（https://books.rakuten.co.jp/rb/18231323/）、セブンネット（https://7net.omni7.jp/detail/1107620356）

発行元と関連企業の情報

本書の発行元である株式会社 Gakkenは、株式会社 学研ホールディングスのグループ会社として出版事業を展開しています。両社の代表者、所在地、資本金、事業内容などの概要は下記の通りです。

学研ホールディングスは教育・医療福祉関連事業を中心に、多角的な事業を展開しており、2024年9月期の連結子会社数は79社、売上高は1,855億円です。東京証券取引所プライム市場に上場（証券コード：9470）しています。連絡先（代表電話）は03-6431-1001です。

株式会社 Gakkenの事業は出版・コンテンツ事業、グローバル事業、医療・看護出版コンテンツ事業、園・学校向け事業、教室関連事業、EC・オンライン事業、広告事業など多岐にわたります。詳細は企業サイトで確認できます（https://www.corp-gakken.co.jp/）。

以上の表により、本記事で触れた刊行情報、購入リンク、キャンペーン、企業情報を整理しました。本作は、ビジュアルと物語性の両面で国際的な評価を受けているシリーズの日本語版最新刊として、既刊と合わせて読むことで物語の文脈とテーマ性がさらに深まります。