雑誌横断で連載を追える新アプリ「コミマガ」登場

コミマガ正式リリース

開催日:11月6日

コミマガ正式リリース
コミマガって何ができるの?
複数出版社の連載をまとめて横断閲覧できるアプリで、更新が即時通知。コミチIDでiOS/Androidの購入・履歴が同期され、無料チケットやミッションでお得に読める。一部作品はコイン課金。
今までのコミチ+会員はどうすれば使えるの?
既存のコミチ+会員は同じコミチIDでそのままログイン可能。Webでの購入履歴やお気に入りが自動同期され移行の手間が少ないが、配信タイミングや課金仕様は出版社ごとに異なる。

雑誌をまたいで「連載」を追いかけるために設計された読書体験

2025年11月6日11時00分、株式会社コミチは雑誌横断型マンガアプリ「コミマガ」のローンチを発表しました。コミチがこれまで提供してきたマンガSaaS「コミチ+」でのWeb雑誌運用ノウハウを基盤に、先行して公開されていたAndroid版に続き、iOS版もリリースされています。

コミマガは複数の出版社やメディアにまたがる連載作品を、ユーザーがシームレスに追える点を最大の特徴としています。更新情報は即時通知され、アプリやサイトの切り替えを不要にすることで、毎週多数の連載をチェックするコアな読者の時間効率(タイパ)向上を目指します。これにより連載に並走するファンの関与度(熱量)を高める設計になっています。

連載を追うことに特化した、雑誌横断型マンガアプリ「コミマガ」をローンチ! 画像 2

アプリが解決する課題と基本的な設計方針

Web雑誌では記事や作品の閲覧導線が分散し、結果として読者の離脱が高くなりがちです。コミチはこうした課題を踏まえ、雑誌・出版社を横断できる共通アプリと共通のコミチIDを導入しました。これによりユーザーの閲覧履歴やお気に入りの同期、購入コンテンツの共有が可能となります。

開発側の狙いは明確で、読者利便性の向上によりWeb雑誌のコアユーザー満足度を高めること、離脱ユーザーを囲い込みアクティブ化させること、そしてアプリ経由で取得できるデータを分析して出版社へ提供することで、作品運用やマーケティングに活用できる情報基盤を整備することです。

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主な機能と利用上のポイント

コミマガは単に作品を集めるだけでなく、「連載を早く確実に読む」ための機能群を搭載しています。ユーザー体験を支える重要機能と利用時の条件を整理します。

アプリは既存のコミチ+会員と同一のコミチIDでログイン可能で、Webサイトでの購入データや閲覧履歴がそのまま同期されます。これにより移行時の手間を減らし、読書体験を途切れさせません。

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主な機能一覧

  • 好きな作品の更新があった場合の即時通知
  • 雑誌横断でのシームレスな連載閲覧
  • コミチIDによるWebとアプリの購入・履歴同期
  • 無料チケットやオリジナルミッション、キャンペーンによる読書促進
  • 一部作品・機能はコイン購入が必要(アプリ内課金)
  • 掲載作品や機能の配信スケジュールは出版社ごとに異なる

これらの機能により、ライトユーザーからアクティブなファンへの誘導を行い、作品と読者の接点を強化することを目的としています。またアプリ内では随時「チケット取得」やキャンペーンを実施する予定で、無料で読める作品も多数ラインアップされています。

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掲載メディアとコンテンツの範囲

リリース時点でコミマガに掲載されている主なマンガ誌は、複数の出版社にわたる連携媒体です。メディアラインアップは今後も追加される予定ですが、2025年10月時点での掲載媒体は以下の通りです。

各メディアは出版社ごとに配信スケジュールや提供形態が異なります。ユーザーは作品ごとの公開タイミングを確認した上で利用する必要があります。

掲載中の主なマンガ誌(2025年10月時点)
  • ヤングアニマルWeb(白泉社)
  • 竹コミ!(竹書房)
  • コミックPASH! neo(主婦と生活社)
  • コミックグロウル(ブシロードワークス)
  • ライコミ(マイクロマガジン社)
  • キミコミ(キルタイムコミュニケーション)
  • マンガゼグラ(スターツ出版)
  • アサコミ(朝日新聞出版)
  • COMICリュエル&COMICジャルダン(実業之日本社)
  • COMICMeDu(ジーオーティー)
  • ハヤコミ(早川書房)
  • マンガSPA!(扶桑社)
  • MAGKAN(マッグガーデン)

媒体一覧は順次拡充されるため、掲載媒体の追加情報はアプリや公式サイトで確認する必要があります。

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開発背景、データ活用、会社体制と問い合わせ

コミチはこれまで多くの出版社に対してWebマンガ雑誌の制作・運営支援を行ってきました。現在は23メディアのWeb運営を担い、会員数は200万を突破しています。こうした実績を踏まえ、雑誌共通・会員ID共通のマンガアプリとしてコミマガを開発しました。

開発に当たっての主な狙いは次の通りです。Web雑誌のコアユーザー利便性向上、離脱ユーザーの囲い込み、ユーザーとの直接接点づくりとデータの取得・分析です。コミチの強みであるデータ取得と解析はコミマガでも継承され、出版社向けに精緻な読者傾向のレポーティングが提供されます。

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データと分析の活用

コミチは特許申請中の独自分析手法を保有しており、これによりヒット創出の再現性を高めることを掲げています。コミマガではアプリ固有の利用データを取得し、出版社に対して閲覧傾向や課金動向などのインサイトを提供します。

また代表・萬田大作による解説記事も公開されており、Webマンガにおける離脱問題やコミュニティ育成の重要性について具体的に論じられています(参考:https://note.com/daisakku/n/n9139858cf9db)。記事内では82%という高い離脱率を踏まえ、雑誌のファンやコミュニティが果たす役割の重要性が述べられています。

会社情報・採用・問い合わせ

株式会社コミチはマンガ編集部を支援するデータサイエンス企業であり、マンガD2C事業やマンガSaaS事業を手掛けています。事業拡大に伴いエンジニア、Webディレクター、アナリストなどの採用を強化しています(採用情報:https://comici.co.jp/recruit)。

以下に会社概要と問い合わせ先を記載します。採用やサービスに関する詳細は社内窓口を通じて案内されます。

会社名
株式会社コミチ
所在地
東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F
代表者
代表取締役 萬田大作
事業内容
マンガD2C事業、マンガSaaS事業
公式URL
https://comici.co.jp/about
アプリ説明サイト
https://comimaga.comici.jp/
公式X
https://x.com/comici_jp
利用規約
https://comici.co.jp/terms
お問い合わせ(営業担当)
https://forms.gle/R4XRSASGAHDEreAd6

まとめ:コミマガの要点整理

ここまで紹介したコミマガの主要事項を表形式で整理します。導入や利用検討の際に参照しやすいように、リリース情報、機能、掲載メディア、利用上の注意、会社情報をまとめています。

項目 内容
サービス名 マンガアプリ「コミマガ」
リリース日 2025年11月6日 11時00分(iOS版は先行のAndroid版に続きリリース)
開発・運営 株式会社コミチ(所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F、代表:萬田大作)
特徴 雑誌横断で連載を追える・更新通知・コミチIDによるWebとアプリの同期・無料チケットやミッション・出版社向けデータ提供
掲載メディア(2025年10月時点) ヤングアニマルWeb(白泉社)、竹コミ!(竹書房)、コミックPASH! neo(主婦と生活社)、コミックグロウル(ブシロードワークス)、ライコミ(マイクロマガジン社)、キミコミ(キルタイムコミュニケーション)、マンガゼグラ(スターツ出版)、アサコミ(朝日新聞出版)、COMICリュエル&COMICジャルダン(実業之日本社)、COMICMeDu(ジーオーティー)、ハヤコミ(早川書房)、マンガSPA!(扶桑社)、MAGKAN(マッグガーデン)
利用上の注意 一部作品・機能はコイン購入が必要。作品の配信スケジュールは出版社ごとに異なる。掲載媒体は今後追加予定。
関連リンク アプリ説明サイト: https://comimaga.comici.jp/ / 公式X: https://x.com/comici_jp / 利用規約: https://comici.co.jp/terms / コミチについて: https://comici.co.jp/about
採用・問い合わせ 採用情報: https://comici.co.jp/recruit / お問い合わせフォーム: https://forms.gle/R4XRSASGAHDEreAd6

コミマガは雑誌横断の読書体験を重視し、既存のコミチ+での会員基盤とデータ解析力を活かして設計されたアプリです。掲載メディアの拡大やキャンペーン実施、出版社向けのデータ提供を通じて、連載作品と読者の接点を強化するツールとしての役割が期待されます。

参考リンク: