サンクトガーレン、飲むアップルパイ風ビールを発売 ホットでも楽しめる
ベストカレンダー編集部
2025年11月5日 16:24
アップルシナモン発売
開催日:11月5日
アップルパイを思わせるクリスマス限定ラベル『アップルシナモンエール』が11月5日に発売
サンクトガーレン有限会社(神奈川県厚木市/代表取締役 岩本伸久)は、2025年11月5日(水)に、アップルパイをイメージしたビール『アップルシナモンエール』のクリスマス限定ラベルを発売しました。ラベルにはサンタクロースが大きなリンゴを引っ張るイラストと「Merry Christmas」のメッセージが描かれており、季節の贈り物にも向くデザインです。
プレスリリースは2025年11月5日 13時50分に配信されており、商品ページや詳細は公式サイトで確認できます(https://www.sanktgallenbrewery.com/apple-cinamone-ale/)。発売日に合わせて、瓶および樽生での提供が予定されています。
リリース日とラベルについての特長
発売日は2025年11月5日で、店頭や公式ECでの販売を開始しています。ラベルのイラストはクリスマスシーズンを意識した描写で、贈答用の見栄えを重視したデザインです。
ラベルに描かれたサンタクロースと大きなリンゴは、クリスマスにおけるリンゴの象徴性を踏まえたものです。ドイツ発祥のクリスマスツリー文化においてリンゴが飾りとして用いられてきた歴史を背景としています。
手間をかけた工程と味わいの設計 — 500個の焼きリンゴから生まれる香り
『アップルシナモンエール』は、規格外の“傷リンゴ”約500個を用いて焼きリンゴを手づくりする工程から始まります。厚木市内の製パン店のオーブンを借り、1日かけてリンゴを焼き上げ、別日にビールを仕込むという手間のかかる工程を経ています。
この工程は一般的なビール製造とは異なり、お菓子作りに近い作業です。焼きリンゴの甘さや香ばしさ、シナモンやメープルシュガーとの組み合わせにより“アップルパイ”的な風味を演出しています。
ベースとなるビールと香味の構成
ベースビールは琥珀色のエールで、特徴的に使用されたカラメルモルト(軽く焦がした麦芽)がビールに甘く香ばしいニュアンスを与えます。カラメルモルトは噛むとカラメルソースのような風味が感じられることがあり、ビールの味わいに深みを与えます。
焼きリンゴ、シナモン、メープルシュガーとカラメルモルトが重なり合うことで、アップルパイのような味わいになる設計です。冷やしても、温めてホットビールにしても楽しめる点が明記されています。公式サイトではホットビールの作り方も公開されています(https://www.sanktgallenbrewery.com/apple-cinamone-ale/)。
長野県伊那市の“傷リンゴ”を活用する背景とSDGsへの寄与
本製品に使用しているリンゴは、長野県伊那市で収穫された“傷リンゴ”です。これらは風に揺られて枝と擦れて傷がついたり、色や形・サイズにばらつきがあるなどの理由で通常の市場流通では販路が限られる果実です。
サンクトガーレンはこれらの訳あり果実を買い取り、加工品として活用することで食品ロスの削減に取り組んでいます。関係者によれば、こうした傷リンゴは収穫量全体の約3分の1にも達する場合があるとのことです。台風などの被害を受けた年の果実も活用してきた経緯があります。
農家と醸造所の関係性と経済性
訳あり果実の利用は農家と醸造所双方にとってメリットがあります。農家側は通常販売できない果実が収入につながり、醸造所側は通常より安価に果実を入手できるため果物を贅沢に使ったフルーツビールの採算が合いやすくなります。
この取り組みは地域経済への還元や食品ロス削減という観点からSDGsにも貢献する手法として位置づけられます。商品は“発泡酒”扱いになる点も明記されていますが、麦芽率が高く税率はビールと同等となっています。
商品概要、販売情報、問合せ先 — 購入方法とタップルームの案内
商品名:アップルシナモンエール クリスマスラベル(発泡酒)
瓶内容量:330ml(※樽生もあり)
希望小売価格:539円(税込)
- 酒税分類:果物を通常より多く使用しているため日本では発泡酒扱い(麦芽率は高く税率はビールと同じ)
- 提供形態:瓶(330ml)、および樽生(提供店舗あり)
- 公式情報・ホットビールのレシピ:https://www.sanktgallenbrewery.com/apple-cinamone-ale/
樽生の提供店舗(直営タップルーム)
サンクトガーレン直営のタップルームではレギュラービールから季節限定ビールまで20種類が樽生で提供されます。フードは注文を受けてから生地を伸ばして石窯で焼き上げるピザなど、本格的なメニューが揃っています。
- 店舗名
- サンクトガーレン タップルーム
- 住所
- 神奈川県厚木市中町2-2-1 本厚木ミロード② 1階(本厚木駅北口すぐ)
- 電話番号
- 046-230-7017
- 営業時間
- 日~月 12:00~22:00/金・土・祝前日 12:00~23:00(ラストオーダー:フード1時間前、ビール30分前)
樽生提供店舗の案内ページ:https://www.sanktgallenbrewery.com/taproom/
問合せ先と会社情報
メーカーであるサンクトガーレン有限会社の代表や担当者情報、連絡先は以下の通りです。製品や取材に関する問合せに対応する窓口が用意されています。
- 会社名:サンクトガーレン有限会社
- 住所(本社):神奈川県厚木市金田1137-1
- 担当者名:中川、岩本
- TEL:046-224-2317(携帯:090-4708-4502)
- Email:miki@sanktgallenbrewery.com
公式サイト:https://www.sanktgallenbrewery.com/
公式SNS:Twitter(https://twitter.com/SanktGallenSHOP)、Facebook(https://www.facebook.com/SanktGallenBrewery)、Instagram(https://www.instagram.com/mikisanktgallen/)
サンクトガーレンの背景とフルーツビールへの取り組み
サンクトガーレンは、日本で地ビール解禁以前からアメリカで小規模ビールの製造販売を行っていた歴史を持つブランドです。TIMEやNewsweekなどのメディアで話題になり、日本の地ビール解禁に影響を与えたことから業界内では「地ビール0号」とも呼ばれています。
同社はエール一貫主義を掲げ、ラガーとは異なる製法と味わいで多くの受賞歴を持ちます。チョコレートビールや麦のワイン、一升瓶ビールなど独自の製品群を展開する一方で、フルーツビールにも力を入れています。
果物本来の味わいを生かす方針
香料に頼らず果物本来の香りや味を活かすため、果物は豊富に使う方針をとっています。これを継続するためにはコスト面での工夫が必要であり、規格外果実の活用はその一環です。扱う果実はリンゴのほか、神奈川オリジナル柑橘『湘南ゴールド』、桃、梨など季節に応じたラインナップがあります。
ブランド名の由来はスイスの地名サンクトガーレン修道院に由来し、同地が世界で初めて醸造免許を取得した場所であることに敬意を表しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | アップルシナモンエール クリスマスラベル(発泡酒) |
| 発売日 | 2025年11月5日(水) |
| 使用原料(特徴) | 長野県伊那市の規格外“傷リンゴ”約500個を焼きリンゴに加工。シナモン、メープルシュガー、カラメルモルトを使用 |
| 容器・容量 | 瓶 330ml(樽生あり) |
| 価格 | 539円(税込) |
| 酒税区分 | 発泡酒(果物使用量が多いため。麦芽率は高く税率はビールと同等) |
| 販売・提供 | 公式ECおよびサンクトガーレン タップルーム等で提供(樽生はタップルームなど一部店舗) |
| タップルーム住所 | 神奈川県厚木市中町2-2-1 本厚木ミロード② 1階(本厚木駅北口すぐ) |
| タップルーム電話・営業時間 | 046-230-7017/日~月 12:00~22:00、金・土・祝前日 12:00~23:00(LO:フード1時間前、ビール30分前) |
| 問い合わせ | サンクトガーレン有限会社 担当:中川・岩本 TEL 046-224-2317(090-4708-4502) Email miki@sanktgallenbrewery.com |
| 公式リンク | https://www.sanktgallenbrewery.com/apple-cinamone-ale/(商品ページ)、https://www.sanktgallenbrewery.com/(公式サイト) |
以上の内容は、サンクトガーレン有限会社が発表したプレスリリースに基づいてまとめた情報です。商品の仕様、提供形態、問合せ先、背景にある地域資源の活用やSDGsに関する取り組みについて具体的に整理しました。詳細や最新情報は公式サイトおよび問い合わせ先で確認してください。
参考リンク: