11月7日グランドオープン マーモット村大阪が示す“見るだけで守る”保護カフェ

マーモット村大阪オープン

開催日:11月7日

マーモット村大阪オープン
触れ合えるの?写真やおやつはできるの?
基本は“見るだけで守る”が方針で、直接触れることは原則控えています。ただし時間限定の監督下での「おやつタイム」や撮影など、施設が認める体験は行われる場合があります。
どうやって行けばいい?営業時間や予約方法は?
入店は予約制で公式サイトから申し込み。所在地は大阪府守口市浜町(守口駅徒歩5分)。営業時間は10:00〜18:00(12:00〜13:00休憩)、グランドオープンは11月7日で複数プランが用意されています。

都市に現れた“見るだけで守る”保護カフェ—マーモット村大阪の誕生

マーモット株式会社が運営する世界初のマーモット専門カフェ「マーモット村大阪」が、2025年11月1日にプレオープンを迎え、11月7日にグランドオープンすることになった。本拠点は大阪府守口市浜町に位置し、西日本で初めて常設のマーモット保護カフェとして運営される。

発表は2025年11月4日付で行われ、プレオープン初日から予約が満席となり、2日目以降も連日満員となっている。代表の今井と監修者ドクターマーモットが掲げる理念は「いま目の前の子を幸せにできない者が、世界のマーモットを幸せにできるはずがない。」というもので、触れ合いを主眼に置かない“見るだけで守る”という新しい保護の形を提示している。

世界初のマーモット保護カフェ「マーモット村大阪」プレオープン初日から満員御礼 「見るだけで守る」新しい保護のカタチ 画像 2

施設の基本的な考え方と起点

マーモット村大阪は、東京・中野にある原点的拠点の理念を受け継ぎ、動物福祉と来場者の癒しを両立させる運営を行う。施設は「商業のためではなく、命を守るために存在するカフェ」として、売上のすべてをマーモットたちの医療費・飼育費・施設維持費に充てる仕組みを取っている。

施設内は温度管理が徹底され、マーモットの生理的要求に沿った環境が整えられている。来場は予約制となっており、公式サイトから申し込みを受け付ける方式を採用している。

世界初のマーモット保護カフェ「マーモット村大阪」プレオープン初日から満員御礼 「見るだけで守る」新しい保護のカタチ 画像 3

プレオープンで見られた日常と来場者の反応

プレオープンは2025年11月1日から11月4日まで行われ、初日から満席という盛況ぶりだった。来場者はマーモットのおやつタイムや、のびのびとくつろぐ様子を間近で見て、癒されたと口々に述べている。具体的には、両手でキャベツをもぐもぐと食べる姿や二本足で立ち両手で食事をするヒマラヤマーモットの所作が多くの注目を集めた。

プレオープン3日間での反響は数値でも示される。Googleレビューは全66件で、うち★5が65件、平均評価は5.0となっている。来場者が寄せた具体的な声は、運営面・動物の状態・空間の雰囲気の三点で高評価を得ている。

  1. 「かわいい」「癒された」「最高」「幸せ」といった感想が多数。
  2. 運営に関しては「スタッフさんが親切」「清潔で静か」「安心できる」との評価が多い。
  3. 施設を保護の場として理解した上で訪れると、より深い感銘を受けるという声もあった。

来場者の生の声の一部を列挙する。

  • 「念願のマーモット村!大阪に爆誕ありがとうございます♡また来ます!」
  • 「マーモットが両手でおやつを食べている姿にとても癒されました」
  • 「癒し、喜び、楽しみに満ち満ちた素敵なお店です。彼らがここにいる経緯、お店のコンセプトをきちんと理解したうえで訪れると更に心に響くものがあります。」
  • 「スタッフさんも親切で、きれいでのんびりとした雰囲気が最高に癒されます」
  • 「初めて間近で見られて感動。おやつもあげられて大満足でした」
  • 「“動物カフェ”ではなく“思索の聖域”のような場所」
  • 「海外から保護したマーモットらしいです!心もあたたまるマーモットカフェ!」
  • 「カフェではなく保護施設である事もお忘れなく。かわいいマーモット達を眺めて癒される素敵な場所です」
世界初のマーモット保護カフェ「マーモット村大阪」プレオープン初日から満員御礼 「見るだけで守る」新しい保護のカタチ 画像 4

保護・医療体制と国際的な連携

マーモット村大阪で暮らす個体は、世界各地で虐待・過密飼育・医療放棄などによって行き場を失ったマーモットたちだ。施設では温度20〜22℃の室温管理、グラム単位での食事管理、週ごとの健康診断など、医療チームの監修のもとで徹底したケアが行われている。

ケアの一例としては、外傷や疾病の治療、義肢や補助器具の対応、長期的なリハビリ・順応ケアなどが挙げられる。プレスリリースにある写真・記録では、保護直後の「ココアちゃん」(本年2月)と、治療を終えてのびのびと暮らす「ココアちゃん」(本年8月)の変化が示されている。

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国際的な保護ネットワーク

マーモット株式会社は中国・オランダ・アメリカの協力団体と連携し、国際的な保護ネットワークを構築している。具体的な取り組みは次の通りだ。

  • 悪質ブリーダーの行政通報・環境是正の要請
  • 不適切な環境からのパートナー企業での保護個体の受け入れ
  • 日本行政が認める施設からの輸入・飼育・治療
  • 医療・順応を経た後の長期ケア

海外では食用や過密飼育の問題が今なお残り、「売り物にならない」と処分される命もある。マーモット村には足を失った個体や病気を抱えた個体もいるが、現在は仲間と寄り添いながら温かい陽だまりの中で暮らしている。

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施設運営の実際、利用方法、関連イベント

施設名はマーモット村 大阪、所在地は大阪府守口市浜町2-1-21で、大阪メトロ谷町線「守口駅」から徒歩5分のアクセス。営業時間は10:00〜18:00で、12:00〜13:00はマーモットの休憩時間として設定されている。入店は予約制で、公式サイト(https://mamomura.com/)から受け付ける。

プレオープン期間は2025年11月1日(土)〜4日(火)、グランドオープンは2025年11月7日(金)に予定されている。料金プランは「満喫プラン」「ふらっとプラン」ほか複数が用意されているが、売上はすべてマーモットたちの暮らしを守る費用として活用される。

営業時間
10:00〜18:00(12:00〜13:00は休憩時間)
入店方法
予約制(公式ホームページより受付)
料金プラン
「満喫プラン」「ふらっとプラン」ほか

運営体制としては、代表の今井と監修者ドクターマーモットのもと、全国から集まった20名を超える「マーモットを愛する者たち」が運営に関わっている。さらに、2025年11月15日・16日には東京ビッグサイトで開催される「デザインフェスタVol.62」に出展し、公認クリエイターやファンアーティストによるアート・グッズの展示販売を行うことが発表されている。

同社は「世界初のマーモット保護カフェ」は当社調べ(2025年10月時点)であると明記している。Google・SNS・動物取扱業登録データベース等を調査した結果、マーモット(Marmota属)を対象とした常設展示・保護カフェは他に確認されなかったとされる(監修:ドクターマーモット)。

世界初のマーモット保護カフェ「マーモット村大阪」プレオープン初日から満員御礼 「見るだけで守る」新しい保護のカタチ 画像 7

要点の整理と事実の一覧

以下の表は、本記事で紹介した主要な事実を整理したものだ。施設概要、運営方針、来場状況、医療・保護の取り組み、国際連携、今後のイベント情報などを網羅している。

項目 内容
施設名 マーモット村 大阪
所在地 大阪府守口市浜町2-1-21(大阪メトロ谷町線「守口駅」から徒歩5分)
プレオープン期間 2025年11月1日(土)〜11月4日(火)
グランドオープン 2025年11月7日(金)
営業時間 10:00〜18:00(12:00〜13:00はマーモット休憩時間)
入店方法 予約制(公式サイトから受付)
料金プラン 「満喫プラン」「ふらっとプラン」ほか
運営会社 マーモット株式会社(代表:今井、監修:ドクターマーモット)
動物ケアの要点 室温20〜22℃管理、グラム単位の給餌、週ごとの健康診断、医療チーム監修
保護対象の状況 虐待・過密飼育・医療放棄などで行き場を失った個体を保護。足を失った子や病気を抱えた子の長期ケア実施
売上の使途 医療費・飼育費・施設維持費に充当(保護目的での運営)
プレオープンの反響 Googleレビュー66件、★5が65件、平均評価5.0。来場者の好評な声多数
国際連携 中国・オランダ・アメリカの団体と協力。悪質ブリーダー通報、パートナー企業での受け入れ、日本行政認可施設からの輸入・治療・長期ケア等
関連イベント 2025年11月15日・16日:デザインフェスタVol.62(東京ビッグサイト)へ出展、アート・グッズ展示販売
公式サイト https://mamomura.com/
世界初の主張 「世界初のマーモット保護カフェ」は当社調べ(2025年10月時点)。Google・SNS・動物取扱業登録データベース等を調査し、常設展示・保護カフェの例は確認されなかった(監修:ドクターマーモット)

この記事では、マーモット村大阪の設立背景、プレオープンでの来場状況、保護と医療の体制、国際的な連携、施設の実運営情報までを網羅して紹介した。新たな形の保護活動として、動物福祉に配慮した「見るだけで守る」モデルがどのように機能するかは、今後の運営の実績によってさらに示されていくだろう。

参考リンク: