11/5発売｜百光×ロメロ・ブリット100本限定の中身

北斎の波がポップアートへ─ロメロ・ブリットが描いた「THE GREATEST WAVE」

日本美術の代表作である葛飾北斎の木版画「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を出発点に、ブラジル出身の世界的ポップアーティスト、ロメロ・ブリット氏が再解釈したアートワークが「THE GREATEST WAVE」です。ブリット氏は、北斎の持つ力強い波の構図を取り入れながら、自身の特徴である鮮やかな色彩と日の出をモチーフに加え、現代的な感性で描き直しました。

作品はキャンバスに限定プリントされ、さらにBRITTO®のダイヤモンド・ダストが使用されることで、波の動きや光の層が視覚的に強調されています。今回のコラボレーションでは、このアートワークがラベルやパッケージの中心的な意匠となり、視覚的にも嗜好的にも高い付加価値を与える役割を果たしています。

Artwork Title

THE GREATEST WAVE — Hokusai inspired by “The Great Wave off Kanagawa”

Dimensions

76.2cm x 60.96cm

Medium

Limited Edition print on canvas with BRITTO® Diamond Dust

制作・撮影場所

tracks – Artists in residence, Kamakura（ロメロ・ブリット氏とSAKE HUNDREDの関係者が同地で制作／撮影）

• ブリット氏の表現：鮮やかな色彩、シグネチャーとしての日の出、ポジティブなメッセージ。
• 北斎の要素：力強い波、富士山の存在感（モチーフとしての引用と再構築）。
• 仕上げ：ダイヤモンド・ダストにより光の層が付加され、動的な構図がより立体的に見える工夫。

フラッグシップヴィンテージ『百光』— 5年熟成で生まれた特別な味わい

今回コラボレーションに用意されたのは、SAKE HUNDREDのフラッグシップであり初の“ヴィンテージ”として選抜された『百光（びゃっこう）』です。醸造年度2020年の一部を選び、氷温と低温という2つの温度帯で5年間じっくりと熟成させることで、透明感を保ちつつも熟成による奥行きと複雑さを併せ持つ一本に仕上げられました。

原料米には有機栽培の出羽燦々を100%使用し、精米歩合は18%まで磨き上げています。こうした米の選定と入念な精米・熟成設計により、熟成に適した酒質を実現しています。製造は山形の楯の川酒造が担当しています。

• 製品の付属品：ロメロ・ブリット氏直筆サイン入りのギャランティーカード（シリアルナンバー付）、ラベルの額装、アートワークを大きくあしらった特別カートン。
• 購入者特典：2026年夏開催予定のSAKE HUNDRED特別ペアリングディナー（ペア招待）。当日はヴィンテージ『現外』『礼比』も含む特別ペアリングコースを提供予定。

文化と経済の接続──アート市場への視点とこれまでの取り組み

SAKE HUNDREDは日本酒を単なる飲料にとどめず、文化的価値と経済的価値の両面で成長させる取り組みを掲げています。今回のロメロ・ブリット氏とのコラボレーションは、アートが持つ情緒的価値と日本酒が提供する嗜好体験を重ね合わせ、双方の価値を高めることを狙いとしています。

文化庁が発表した調査「The Japanese Art Market 2024」によれば、2019年の水準比で日本のアート総売上高は11%増となっており、世界全体の伸びを上回る成長が報告されています（出典：文化庁 2024年12月17日）。また、「文化に関する世論調査（令和3年度）」では、文化芸術を鑑賞した人の幸福度は鑑賞しない人よりも高いという結果が示されています（出典：文化庁 2022年3月）。

1. 市場成長性の裏付け：アート市場の拡大が示す高付加価値商品への需要。
2. 情緒的価値の向上：アートと日本酒を組み合わせることで生まれる新たな体験の創出。
3. 事業的意義：薄利多売からの脱却を図る高付加価値商品の提案。

過去の取り組みとして、Art Fair Asia Fukuoka（AFAF）やTokyo Gendaiへの協賛、現代日本画家・大竹寛子氏とのコラボレーションなど、SAKE HUNDREDはアートとの接続を継続的に進めてきました。フラッグシップである『百光』の登場は市場に対して高級日本酒の価値認識を高める効果をもたらし、SAKE Street の調査では、『百光』のリリース後に1万円以上の高級日本酒の新商品発売数が8倍以上に増加し、平均価格も20%上昇したとの分析が報告されています（出典：SAKE Street）。

販売チャネル、購入方法、会社情報

販売開始は2025年11月5日（水）から。今回の『百光 ROMERO BRITTO – Hokusai Edition -』は、全世界100本の限定生産で、SAKE HUNDREDが指定する複数のチャネルを通じて販売されます。告知段階では1本100万円（税別）と発表され、最終的な税込表記は¥1,100,000となっています。

購入希望者に向けたチャネルは国内外に広がり、ブランドサイトや展示販売会、ポップアップ、海外輸出、ギャラリー経由など多様な販売経路が用意されます。

• SAKE HUNDREDブランドサイト（商品ページ：https://jp.sake100.com/pages/romerobrittoedition-purchase）
• SAKE HUNDRED主催の展示販売会
• SAKE HUNDREDポップアップ店舗
• 海外への輸出
• ロメロ・ブリット氏作品 総代理店 HOPE BEAR 各ギャラリー（銀座、軽井沢、河口湖、広島）
• 百貨店各社 等

購入者特典や引渡し方法、輸送・保管条件などの詳細はブランドサイトや専用の案内ページ（関連リンク：購入フォーム等）で案内されます。特典としては、前述の直筆サイン入りギャランティーカードや額装ラベル、特別カートン、2026年夏に予定されている特別ペアリングディナーへのペア招待が含まれます。

ロメロ・ブリットの略歴と関連情報

ロメロ・ブリット氏は1963年生まれ、ブラジル・レシフェ出身。1983年にパリでマティスやピカソの作品に触発され、キュービズムとポップを融合したスタイルを確立しました。1988年にマイアミへ移住し、以降世界的な活動を展開しています。

主な実績として、ルーブル美術館を含む120カ国以上のギャラリーや美術館での展示、2007年にシルク・ドゥ・ソレイユとのコラボレーションで第41回スーパーボウルの開会を飾ったこと、2010年FIFAワールドカップ公式アーティスト、2016年リオデジャネイロ・オリンピックのアンバサダーなどがあります。加えて、世界経済フォーラムでの講演や250以上の慈善団体との活動など、アートを通じた社会貢献活動も続けています。

ドキュメンタリーフィルムが全世界でストリーミング配信予定で、英語版は2025年夏から配信、2025年冬頃に日本語字幕版が公開予定である旨も発表されています。

要点の整理

上表は、本コラボレーション商品の主要情報をまとめたものです。発売は2025年11月5日から、限定100本と希少性が高い商品であるため、購入方法や納品条件、付帯する特典の具体的な案内はSAKE HUNDREDの公式ページで確認してください。商品ページや購入フォームへのリンクはブランドサイト上で公開されています。

（参考出典）文化庁「The Japanese Art Market 2024」（2024年12月17日）および文化庁「文化に関する世論調査 報告書（令和3年度）」（2022年3月）、およびSAKE Streetの集計分析に基づく報告。製品の詳細・購入に関する最新情報は公式ページを参照ください。