内田也哉子×Gento共作のキャンペーンカードを資料請求で先着配布
ベストカレンダー編集部
2025年11月4日 10:54
キャンペーンカード配布
開催期間:11月4日〜12月25日
冬の到来と難民支援──命を守るための防寒支援と情報発信
厳しい冬が近づくと、長期の避難生活を強いられる難民や国内避難民は保温や居住環境の不足により命の危機に直面します。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、今年もウクライナやモルドバ、シリア、レバノン、アフガニスタン、パキスタンを中心に、防寒支援などの人道支援を継続しています。
こうした現場の状況を広く伝え、支援の輪を広げることを目的として、特定非営利活動法人 国連UNHCR協会は難民支援キャンペーン『Think About a Refugee』を展開しています。本稿では、同協会が2025年11月4日に発表した第七弾の内容を整理してお伝えします。
- 対象地域(支援が集中している地域):ウクライナ、モルドバ、シリア、レバノン、アフガニスタン、パキスタン
- 目的:難民が厳しい冬を乗り越えられるよう防寒支援を行うと同時に、難民援助活動に関する資料請求者へキャンペーンカードを配布して認知を拡げること
内田也哉子さんとGentoさんが寄せた作品と言葉
今回のキャンペーンカードは、文筆家の内田也哉子さんとご子息の画家・Gentoさんが協力して制作したものです。カードの表紙にはGentoさんによる作品『未来を運ぶ少年』(Cover painting by Gento, 2025)が使用されています。
カードの中面には内田さんが難民支援に寄せたメッセージが印刷され、カード自体が支援を伝えるツールとして機能します。『Think About a Refugee』には「難民のことを思うとき、数ではなく1人の『ひと』を思ってほしい」という願いが込められています。
内田也哉子さんのプロフィールと活動
内田也哉子(うちだ・ややこ)さんは1976年東京生まれ。エッセイを中心に、翻訳、作詞、朗読、ナレーションなど言葉と音の仕事を手がけています。著書に『BLANK PAGE 空っぽを満たす旅』(文藝春秋社)などがあります。
放送ではEテレ「no art, no life」(毎週日曜 8:55〜)にて語りを担当し、『婦人画報』と『週刊文春WOMAN』にてエッセイを連載中です。2024年6月には「戦没画学生慰霊美術館 無言館」の共同館主に就任し、学生を中心とした対話型鑑賞会の開催やドキュメンタリー番組『戦争と対話』のナビゲーターを務めるなど、平和への取り組みに関わっています。
また、2022年には点をモチーフに移民・難民問題を描いた絵本『点 きみとぼくはここにいる』(講談社)の翻訳を手がけており、長年にわたり平和や難民問題に関心を寄せてきました。今回のカード制作に際しても、ご子息Gentoさんと共に協力しています。
キャンペーンの具体的な内容と申込み手順
国連UNHCR協会の『Think About a Refugee』キャンペーン第七弾では、「難民援助活動の資料」を請求した方にキャンペーンカードをプレゼントします。配布は先着順で、お申込み先着500名様(お1人様1部まで)となっています。カードが無くなり次第終了です。
キャンペーン開始日は2025年11月4日(火)0:00、受付は2025年12月25日(木)23:59まで。ただし期間内でも上限に達した場合は終了となりますので、注意が必要です。
申込み方法(ウェブと電話)
申込みは次のいずれかの方法で行います。ウェブページには内田さんのメッセージが掲載されており、資料請求ページへリンクしています。
申込み手段の詳細は以下の通りです。
- ウェブサイトから:Think About a Refugee 特設ページ(https://www.japanforunhcr.org/news/2025/yayakoandgento)にある資料請求ページから申込み。
- 電話から:0120-540-732(通話料無料) または 03-4366-7373(平日10〜19時)へ連絡し、「難民援助活動の資料希望」と伝える。
カードの仕様・発送方法と注意点
配布されるカードは二つ折り仕様で、仕上がりサイズは縦105mm×横150mm、展開サイズは縦210mm×横150mmです。中面に内田也哉子さんのメッセージが印刷されています。
カードは「難民援助活動の資料」に同封して発送されます。配布は先着500名(お1人様1部のみ)で、在庫がなくなり次第終了します。複数部の申込みや二次配布に関する記載はなく、対象は資料を請求した個人に限られます。
UNHCR と国連UNHCR協会の役割、過去の協力アーティスト一覧
UNHCR(ユーエヌエイチシーアール:国連難民高等弁務官事務所)は、難民、国内避難民、無国籍者などを国際的に保護・支援する国連の機関です。世界約137か国で活動しており、1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞しています。本部はスイス・ジュネーブに置かれています。
国連UNHCR協会は2000年に日本におけるUNHCRの公式支援窓口として設立され、UNHCR駐日事務所と連携しながら広報・募金活動を行っています。認定NPO法人として寄付者に対して寄付金控除の対象となる領収証の発行が可能です。
- 『Think About a Refugee』過去の協力デザイン(年次)
- 2019年:奈良美智(美術家)
- 2020年:JUNICHI(現代美術家)
- 2021年:いわさきちひろ美術館
- 2022年:ヤマザキマリ(漫画家)
- 2023年:ちばてつや(漫画家)
- 2024年:山本容子(銅版画家)
- 2025年:内田也哉子(文筆家)+Gento(画家)
各年とも著名なアーティストや美術機関と連携してキャンペーンを実施してきたことが分かります。第七弾となる本年も、文化や表現を通じて難民問題へ関心を向ける取り組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャンペーン名 | Think About a Refugee(第七弾) |
| 配布対象 | 「難民援助活動の資料」を請求した方(先着500名・お1人様1部) |
| 配布物 | 2つ折りキャンペーンカード(表紙:Gento『未来を運ぶ少年』 / 中面:内田也哉子のメッセージ) |
| カードサイズ | 仕上がり:縦105mm x 横150mm、展開:縦210mm x 横150mm |
| 申込期間 | 2025年11月4日 0:00 〜 2025年12月25日 23:59(先着で終了) |
| 申込方法 | ウェブ:特設ページ/電話:0120-540-732(通話料無料)または03-4366-7373(平日10〜19時) |
| 発送方法 | 難民援助活動の資料に同封して送付 |
| 主催 | 特定非営利活動法人 国連UNHCR協会 |
本稿では、国連UNHCR協会が発表した『Think About a Refugee』キャンペーン第七弾の内容を整理しました。カードの配布は資料請求が前提であり、先着500名(お1人様1部)での配布となるため、配布状況については早期に在庫が尽きる可能性があります。詳細や最新の情報は特設ページ(https://www.japanforunhcr.org/news/2025/yayakoandgento)および同協会への電話確認をおすすめします。
参考リンク: