2026年2月1日開催 岩間で無声映画×活弁公演

サイレントシネマ#16

開催日:2月1日

サイレントシネマ#16
いつどこでやるの?
2026年2月1日(日)に開催。開場13:30、上映14:00〜終演16:00予定。会場は横浜・岩間市民プラザ4Fホール。前売2,500円/当日3,000円(全席指定)。
どんな映画や出演者が出るの?
長編『水戸黄門 完結篇 血刃の巻』(1935/77分)と短編『爆進ラリー』『ドタバタ撮影所』計3本を上映。活弁は坂本頼光、演奏は湯浅ジョウイチが担当します。

横浜・岩間市民プラザが届ける無声映画の特別上映会 — 伝統とエンタテインメントの再現

公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団が発表した本イベントは、岩間市民プラザで行われるサイレントシネマ&活弁ワールド#16の案内である。告知は2025年11月3日18時29分に公開され、無声映画の魅力を活弁と生演奏で伝える定例公演として紹介されている。

会場は横浜市保土ケ谷区の岩間市民プラザ4階ホールで、開催日は2026年2月1日(日)。開場は13:30、上映開始は14:00、終演は16:00予定と明記されている。主催・協力関係や問い合わせ先、チケット情報などもあわせて発表されているため、鑑賞希望者が必要な手続きやアクセス情報を確認できる構成になっている。

【岩間市民プラザ】サイレントシネマ&活弁ワールド#16「水戸黄門 完結篇 血刃の巻」「爆進ラリー」「ドタバタ撮影所」 画像 2

無声映画で構成された上映プログラムの詳細

今回の上映プログラムは長編1本と短編2本、合計3作品で構成される。各作品は作品概要、製作年、スタッフ・出演者情報などが明示されており、上映時間や鑑賞上の見どころも示されている。

以下に各作品の詳細を

【岩間市民プラザ】サイレントシネマ&活弁ワールド#16「水戸黄門 完結篇 血刃の巻」「爆進ラリー」「ドタバタ撮影所」 画像 3

見出し

形式で整理し、それぞれの背景や内容に触れる。

【岩間市民プラザ】サイレントシネマ&活弁ワールド#16「水戸黄門 完結篇 血刃の巻」「爆進ラリー」「ドタバタ撮影所」 画像 4

「水戸黄門 完結篇 血刃の巻」 — 近代映画史に残る時代劇(77分)

上映時間は77分。製作年は1935年(昭和10年)で、日活京都撮影所の作品。監督は荒井良平、原作は大佛次郎、脚本は山中貞雄。出演に大河内傳次郎、澤村國太郎、市川百々之助ほかが名を連ねる。

作品概要としては、大佛次郎が朝日新聞に連載した時代小説を原作とする水戸黄門三部作の完結篇にあたり、『来國次の巻』『密書の巻』に続く位置づけで製作されている。主要スタッフ・キャストはほぼ前作と同一であり、大河内傳次郎が水戸光圀(老公)と立花甚左衛門という対照的な二役を演じる点が特徴である。

演出面では荒井良平の整然とした構成や、山中貞雄の脚本による台詞の面白さが見どころとされ、娯楽作品としての完成度、時代劇の演出表現が高く評価されている。

「爆進ラリー」 — ラリー・シモンによる短編喜劇集(20分)

上映時間は20分。制作時期は1922〜24年(大正11〜13年)に制作された米ラリー・シモン・プロダクション作品。監督・主演はラリー・シモンで、アメリカの短編喜劇スターによるドタバタコメディが3本立てで上映される。

構成は『ラリーの美容師』『ラリーのゴルフ』『ラリーの自動車競争』の三作品をまとめたもので、特に自動車を使ったスピーディーな場面やスリル、テンポの良いギャグが見どころとして紹介されている。

「ドタバタ撮影所」 — 撮影所を舞台にした短編喜劇(10分)

上映時間は10分。製作年などの詳細は不明だが、撮影所内で展開する古典的なギャグの連続が特色で、ライオンやワニなどの調教された猛獣が多数登場する点が注目される短編喜劇である。

作品の出自については確証がなく、1920年代のアメリカ短編喜劇で活躍したモンティ・バンクス主演作であるという説も紹介されている。詳細不明の作品ながら万人受けするコメディとして高く評価されることが記載されている。

活弁士と演奏者が担う“語り”と“音”の役割

無声映画の上映では、活弁士(弁士)による解説・語りと、生演奏による伴奏が重要な要素となる。本イベントでは坂本頼光が出演弁士、湯浅ジョウイチが演奏を担当する。

下記に二名のプロフィールと本公演での役割、受賞歴や活動実績をまとめる。

坂本頼光(出演弁士)

1979年東京生まれ。少年期に水木しげるに魅かれて妖怪の絵を描いていたが、中学2年頃から映画に傾倒し、やがて活動弁士を志す。2000年に嵐寛寿郎主演『鞍馬天狗』前編の説明でデビューした。

これまで国内外の無声映画約120本を説明しており、アニメやCMの声優も務める。平成28年度花形演芸大賞銀賞、30年度同金賞を受賞。2025年3月には令和6年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞している。2019年公開の周防正行監督『カツベン!』では活弁指導を担当し、落語芸術協会会員として寄席にも出演経験がある。

湯浅ジョウイチ(演奏)

1987年、東京国際映画祭でD・W・グリフィス監督『國民の創生』の音楽担当を契機に、日本の無声映画期の伴奏音楽の復元・制作を行った音楽家。和洋楽団『Colored Monotone』を結成し、三味線やギターを含む多彩な演奏を行う。

これまでに300本を超える国内外の映画作品で作・編曲、指揮、演奏を手がけ、日本の和洋楽団の再現演奏ができる唯一の楽士として評価される。2001年のポルデノーネ国際無声映画祭参加以降、欧州各国で招聘され、2024年には『The Art Of The Benshi』で米国ツアーに参加した実績がある。近年は即興要素を取り入れた演奏にも取り組んでいる。

開催概要・チケット・予約、主催・協力の詳細

開催日時、会場、料金、予約方法、問い合わせ先、主催及び協力団体についての情報を整理する。鑑賞を希望する場合は事前に予約方法や連絡先を確認のうえ手続きを行う必要がある。

下記に公表されている運営情報を分かりやすく列挙する。

  • 開催日: 2026年2月1日(日)
  • 開場: 13:30
  • 上映開始: 14:00
  • 終演予定: 16:00
  • 会場: 横浜市岩間市民プラザ 4Fホール(〒240-0004 横浜市保土ケ谷区岩間町1-7-15)
  • チケット: 前売券 2,500円/当日券 3,000円(全席指定)
  • 予約・購入方法: 直接来館または電話予約(045-337-0011)
  • 問合せ: 横浜市岩間市民プラザ TEL: 045-337-0011

主催及び共催・協力団体は以下の通り公表されている。広域の連携による事業運営体制が敷かれている点が特徴である。

  1. 主催: 横浜市岩間市民プラザ(吉野町・岩間アート&メディアパートナーズ/株式会社tvkコミュニケーションズ、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、株式会社清光社、株式会社横浜メディアアド共同事業体)/株式会社マツダ映画社
  2. 協力: 大佛次郎記念館

岩間市民プラザ自体は天王町駅に近接した公共施設で、ホール、ギャラリー、会議室、4つのスタジオの貸出を行う地域の文化施設として位置付けられている。

広報資料・関連リンクとダウンロード情報

プレスリリースには関連リンクとダウンロード可能な素材が添付されている。イベントページへのリンクが案内されており、当該ページで詳細情報や画像素材、PDFが取得できる。

関連リンク: https://iwamaplaza.jp/1356

本記事の要点整理

以下の表は、この記事で取り上げた主要な情報を簡潔にまとめたものである。日程・会場・出演者・上映作品・チケット・予約先など、観覧を検討する際に重要な項目を一目で確認できるように整理している。

項目 内容
主催発表 公益財団法人 横浜市芸術文化振興財団(発表日: 2025年11月3日 18:29)
イベント名 サイレントシネマ&活弁ワールド#16「水戸黄門 完結篇 血刃の巻」「爆進ラリー」「ドタバタ撮影所」
開催日 2026年2月1日(日) 開場13:30 上映14:00 終演16:00予定
会場 横浜市岩間市民プラザ 4Fホール(〒240-0004 横浜市保土ケ谷区岩間町1-7-15)
上映作品/上映時間
  • 水戸黄門 完結篇 血刃の巻(1935年/77分)
  • 爆進ラリー(1922-24年頃/20分)
  • ドタバタ撮影所(製作年不詳/10分)
出演弁士・演奏 出演弁士: 坂本頼光 演奏: 湯浅ジョウイチ
チケット 前売券2,500円/当日券3,000円(全席指定)
予約方法 直接来館または電話予約(045-337-0011)
問合せ 横浜市岩間市民プラザ TEL: 045-337-0011
主催・協力 主催: 横浜市岩間市民プラザ(吉野町・岩間アート&メディアパートナーズ/株式会社tvkコミュニケーションズ、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、株式会社清光社、株式会社横浜メディアアド共同事業体)/株式会社マツダ映画社 協力: 大佛次郎記念館
関連リンク https://iwamaplaza.jp/1356

本稿では、発表されたプレスリリースの内容を基に上映プログラムの構成、出演者のプロフィール、開催に関する実務的情報を整理している。必要な連絡先やチケット情報、関連リンクは上記表にまとめたので、来場を検討する場合は表の情報を参照されたい。

参考リンク: