ヒュンメルの手話シャツ売上をデフ代表へ寄付、11/16開幕に向け支援
ベストカレンダー編集部
2025年11月3日 19:05
デフ代表への寄付
開催期間：11月16日〜11月19日
ハンドボール男子日本代表からデフハンドボール男子代表へつながる支援のパス
2025年11月3日 16時03分、株式会社エスエスケイが伝えたプレスリリースによれば、デンマークのスポーツブランドhummel（ヒュンメル）は、ハンドボール男子日本代表と共同で製作した手話シャツに関する売上とオークション収益を日本ハンドボール協会に寄付しました。今回の寄付金は、デフリンピックに出場するデフハンドボール男子日本代表の強化支援に活用されます。
発表では、手話シャツの販売収益の一部に加え、選手着用分のサイン入りシャツを対象としたチャリティーオークションの売上すべてを合わせ、合計458,600円が寄付されたと明記されています。寄付の受け手は日本ハンドボール協会であり、デフハンドボール男子日本代表への支援資金として取り扱われます。
プレスリリースの出典と日時
この情報は株式会社エスエスケイが発表したもので、リリースは2025年11月3日に公開されました。リリース本文では、プロジェクトの背景や寄付の使途、関連する試合・イベントの詳細が具体的に記載されています。
なお、プレスリリース内には関連リンクとしてヒュンメルの公式サイト（https://www.hummel.co.jp/）や日本ハンドボール協会の公式サイト（https://www.handball.or.jp/）が紹介され、画像素材のダウンロードも可能である旨が明記されています。
手話シャツのデザインとチャリティの仕組み
手話シャツは、ハンドボール男子日本代表を含む6チームとヒュンメルが連携して実施している取り組みの一環です。プロジェクトは販売の一部を各クラブのホームタウンでの聴覚障がい者支援につなげるチャリティ活動として企画されました。
ハンドボール男子日本代表用に製作されたシャツは、テーマを「心の旗を振ろう」とし、旗が揺らめく様子をモチーフにしたデザインが施されています。胸部には日本代表を示す「JAPAN」を、指文字（手話）とアルファベットで併記。背面上部には代表の愛称である彗星 JAPANにちなみ、彗星（流れ星）を手話で表現しています。
着用とオークションの経緯
この手話シャツは、2025年8月20日に行われたパリ・サン＝ジェルマン（PSG）戦のウォーミングアップで選手が実際に着用しました。同日の試合に合わせて、着用した選手のサイン入りシャツを対象とするチャリティーオークションも実施されています。
リリースの説明によると、今回の寄付金は手話シャツの販売による収益の一部と、チャリティーオークション収益の合算が基になっています。シャツ販売は単なる商品販売にとどまらず、聴覚障がい者支援やデフスポーツの応援へとつながる仕組みが組み込まれています。
デフハンドボール男子日本代表の現状と大会日程
寄付の受益者であるデフハンドボール男子日本代表は、第25回夏季デフリンピック競技大会 東京 2025に出場します。今回の大会はデフハンドボール男子日本代表にとって初出場となり、チームは初出場でのメダル獲得を目標に掲げています。
リリースでは、壮行会で新ユニフォームが披露されたこと、並びに11月3日に行われた走行会でデフハンドボール専門委員会の中村有紀委員長が代表選手と会話した場面に触れています。中村委員長はデザイン段階にデフ選手も参加した点を強調し、A代表（ハンドボール男子日本代表）が着用し支援をつなげたことを喜ぶ旨のコメントを述べています。
予選リーグの日程と対戦相手
デフハンドボール男子日本代表の予選リーグ日程は以下の通りです。各試合日付と対戦国が明記されています。
- 2025年11月16日：トルコ戦
- 2025年11月17日：ブラジル戦
- 2025年11月19日：ドイツ戦
上記日程において、選手たちは国際大会での競技経験を重ね、メダル獲得を視野に入れた準備を進めます。寄付金はこうした遠征や強化活動に充てられる見込みです。
日本ハンドボール協会とヒュンメルの背景、関連情報
今回寄付の受け手となった日本ハンドボール協会（JHA）は1938年に日本送球協会として設立され、ハンドボールの普及を目的として活動を開始しました。1952年には国際ハンドボール連盟（IHF）に加盟し、以後アジア地域でのリーダー的役割を担ってきました。
協会の歴史的変遷としては、1957年から女子は7人制へ統一、男子は1963年から7人制へと移行して普及に弾みをつけ、1972年ミュンヘンでハンドボールがオリンピック競技採用された際から国際大会で代表権を獲得してきた経緯があります。2021年の東京大会では男女ともに1勝を挙げる成績が報告されています。
ヒュンメル（hummel）の歩みとビジョン
ヒュンメルはデンマーク発のスポーツブランドで、1923年にスタッド付きフットボールブーツを世界で初めて開発した歴史を持ちます。ブランド名とロゴは、マルハナバチ（ドイツ語でhummel）の逸話に由来し、同社は100年を超える歴史を経て「CHANGE THE WORLD THROUGH SPORT（スポーツを通して世界を変える）」を掲げています。
同ブランドは今回の手話シャツプロジェクトを通じて、商品売上から地域支援、障がい者支援へと利益を循環させる取り組みを行っており、公式サイト（https://www.hummel.co.jp/）で関連情報や製品情報を提供しています。
今回の取り組みの要点まとめ
以下の
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表元 | 株式会社エスエスケイ（プレスリリース） |
| 発表日時 | 2025年11月3日 16時03分 |
| 支援主体 | デンマークブランド hummel（ヒュンメル） |
| 対象プロジェクト | ハンドボール男子日本代表との共同製作・販売の手話シャツ（チャリティーシャツ） |
| 寄付金額 | 458,600円（販売収益の一部＋チャリティーオークション収益） |
| 寄付先 | 日本ハンドボール協会（デフハンドボール男子日本代表の強化支援に活用） |
| シャツの特徴 | テーマ「心の旗を振ろう」。胸に「JAPAN」を指文字とアルファベットで併記、背面上部に彗星（流れ星）を手話で表示 |
| 着用・オークション実施日 | 2025年8月20日（PSG戦のウォーミングアップで着用、サイン入りシャツのチャリティーオークション実施） |
| デフリンピック日程（予選） | 2025年11月16日 トルコ、11月17日 ブラジル、11月19日 ドイツ（第25回夏季デフリンピック競技大会 東京 2025） |
| 関連公式サイト | 日本ハンドボール協会 https://www.handball.or.jp/ 、ヒュンメル https://www.hummel.co.jp/ |
| キーワード | デフリンピック、デフハンドボール、デフハンドボール男子日本代表、ヒュンメル、手話シャツ、ハンドボール男子日本代表、チャリティー、寄付、聴覚障がい、手話 |
今回の取り組みは、スポーツブランドによる商品の販売活動が、支援の形で異なる代表チームへとつながった事例として報告されています。手話を取り入れたデザインや、実際にデフ選手がデザイン段階に参加した点が強調され、収益を通じてデフスポーツの強化を図る意図が明示されています。関連リンクや画像素材は公式サイトで提供されており、詳細は各公式ページで確認できます。
参考リンク：
