11月16日開始 ヒュンメルの手話入りデフ代表ユニ発表

手話入り代表ユニフォーム発表

開催日:11月16日

手話入り代表ユニフォーム発表
いつから選手がそのユニフォームを着るの?
公式な着用は2025年11月16日のデフリンピック予選リーグ初戦(駒沢オリンピック公園)からです。11月3日の壮行会でお披露目が行われ、初戦はトルコ戦、その後11/17にブラジル、11/19にドイツと対戦します。
ユニフォームってどんなデザインなの?
ハンドボール男子代表が着用した手話シャツをベースに「心の旗を振ろう」をテーマに旗の揺らぎを表現。背面上部に手話の指文字とアルファベットで「JAPAN」を併記し、視覚的合図と連帯を重視した設計でチャリティーとも連動しています。

ヒュンメルが手話を取り入れたデフハンドボール男子日本代表ユニフォームを正式発表

デンマークのスポーツブランドhummel(ヒュンメル)は、デフリンピックに出場するデフハンドボール男子日本代表のユニフォームを発表しました。発表は株式会社エスエスケイが伝えたプレスリリース(2025年11月3日 15時49分)によるもので、ユニフォームは大会開幕の11月16日の予選リーグ初戦から着用されます。

ユニフォームのお披露目は11月3日に壮行会として開催され、そこで選手たちが新ユニフォームを着用して登場しました。予選リーグは東京都世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場で行われ、日程は11月16日(対トルコ)、11月17日(対ブラジル)、11月19日(対ドイツ)となっています。

  • 発表日: 2025年11月3日(プレスリリース掲載日時 15:49)
  • 着用開始: 2025年11月16日(デフリンピック予選リーグ初戦)
  • 予選会場: 駒沢オリンピック公園総合運動場(東京都世田谷区)
  • 対戦日程: 11月16日 トルコ、11月17日 ブラジル、11月19日 ドイツ
ヒュンメルがデフハンドボール男子日本代表、手話の入った代表ユニフォームを発表! 画像 2

デザインの由来と「心の旗を振ろう」コンセプト

今回発表されたデフハンドボール男子日本代表のユニフォームは、8月20日にハンドボール男子日本代表がパリ・サン=ジェルマン(PSG)戦のウォーミングアップで着用した手話シャツをベースにしています。手話シャツはヒュンメルが複数のクラブと協働して実施したチャリティー企画の一環で、聴覚障がい者支援につなげる目的で販売され、選手着用シャツのチャリティーオークションも行われています。

ユニフォーム全体のテーマは「心の旗を振ろう」です。シャツのベースには旗が揺らめく様子が表現され、デフスポーツにおける旗の役割や、応援で用いられるフラッグが持つ統一の象徴性をデザインに取り入れています。音に頼れない状況でも審判や選手同士が旗で合図を行う点を踏まえ、視覚的な合図や連帯感を強調する造形になっています。

ヒュンメルがデフハンドボール男子日本代表、手話の入った代表ユニフォームを発表! 画像 3

デザインの具体的要素と配置

ユニフォームはコートプレイヤー用とGK用に分かれ、それぞれの機能美を保ちながら視認性やメッセージ性を高める設計になっています。背面上部には日本代表を示す「JAPAN」を指文字(手話の指文字)とアルファベットで併記し、手話を配置することでユニフォーム自体がコミュニケーションツールとなる意図が明確に示されています。

デザインを進める過程ではデフハンドボール男子日本代表のメンバーやスタッフが参加し、その意見を反映したとされています。視覚的表現と実用性の両立を図りながら、選手の声を取り入れる形で最終的なデザインが決定されました。

ベースとなった手話シャツ
8月20日のPSG戦でハンドボール男子日本代表が着用したウォーミングアップ用シャツ。
チャリティー企画
ヒュンメルが6クラブと協働し、聴覚障がい者支援と選手着用シャツのオークションを実施。
ヒュンメルがデフハンドボール男子日本代表、手話の入った代表ユニフォームを発表! 画像 4

選手・協会の言葉と壮行行事の詳細

写真とコメントには、デフハンドボール男子日本代表とハンドボール男子代表の繋がりを示す場面が含まれています。記事内の写真キャプションには「左がデフハンドボール男子日本代表の小林優太選手で水嶋貴一選手。中央が日本代表の部井久アダム勇樹選手」とあり、選手同士の交流が伝わります。

部井久アダム勇樹選手は次のように述べています。「ハンディキャップを抱えながらも頑張っている皆さんの姿を見ると勇気づけられます。我々彗星JAPANのメンバーも同じハンドボールという競技の仲間として、お互いにいい結果が出ればいいなと思いますし、高めあえるようになればと思います」。選手の言葉は、同競技内での連帯と相互尊重を象徴しています。

日本ハンドボール協会の広報担当は、男子日本代表とデフハンドボール男子日本代表が同じウェアを通じて互いをリスペクトする姿を「ハンドボールの持つ繋がりの力を象徴している」と説明し、この取り組みを通じてより多くの人にハンドボールの魅力を伝えたいという意図を示しました。

ヒュンメルがデフハンドボール男子日本代表、手話の入った代表ユニフォームを発表! 画像 5

壮行試合と関連イベント

11月3日の壮行試合では、デフハンドボール男子日本代表が国歌「君が代」を手話で表現するプログラムが予定されています。これは聴覚に障がいのある人々にも式典の意味を伝える工夫の一環です。

壮行試合の対戦相手は千葉県の昭和学院高校で、公の場での実戦形式の確認を兼ねた試合として位置づけられています。デフハンドボール男子日本代表は東京で開催される第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025の予選リーグで、初出場ながらメダル獲得を目標にしています。

  1. 壮行試合: 2025年11月3日(君が代を手話で表現)
  2. 壮行試合の対戦相手: 昭和学院高校(千葉県)
  3. デフリンピック予選: 11月16日 トルコ、11月17日 ブラジル、11月19日 ドイツ(駒沢オリンピック公園総合運動場)
ヒュンメルがデフハンドボール男子日本代表、手話の入った代表ユニフォームを発表! 画像 6

日本ハンドボール協会とヒュンメルの歴史、関連情報

日本ハンドボール協会は1938年に日本送球協会として設立され、ハンドボール普及を目的に活動してきました。1952年に国際ハンドボール連盟に加盟し、1950年代後半からは7人制への統一が進み、女子は1957年、男子は1963年から7人制へ移行しました。国際大会では1972年ミュンヘンでの競技採用以降、代表権獲得の実績を持ち、アジアでの中心的な役割を果たしてきました。

近年では、2021年の東京大会で男女ともに1勝を挙げるなど、世界の競技レベルに近づいている状況です。協会の公式サイトはhttps://www.handball.or.jp/です。

ヒュンメルは1923年に設立され、世界で初めてスタッド付きフットボールブーツを開発したブランドです。ブランド名はドイツ語でマルハナバチを意味する “hummel” に由来し、理論上は飛べないとされていたマルハナバチが努力して飛ぶ逸話をブランドストーリーに重ねています。現在は「CHANGE THE WORLD THROUGH SPORT(スポーツを通して世界を変える)」をビジョンに掲げ、社会貢献や新たなチャレンジを続けています。ヒュンメルの日本公式サイトはhttps://www.hummel.co.jp/です。

プレスリリースでは、関連画像のダウンロードが可能であることや、キーワードとして「ハンドボール」「デフリンピック」「デフハンドボール」などが挙げられています。プレスリリース素材として使用された画像がダウンロード可能である旨も明記されています。

項目 内容
発表日 2025年11月3日(プレスリリース 15:49)
発表主体 デンマークのスポーツブランド hummel(ヒュンメル)/報道:株式会社エスエスケイ
着用開始 2025年11月16日(デフリンピック予選リーグ初戦)
予選リーグ日程(対戦国) 11月16日 トルコ、11月17日 ブラジル、11月19日 ドイツ(駒沢オリンピック公園総合運動場)
壮行試合 2025年11月3日(君が代を手話で歌唱/対 昭和学院高校)
デザインテーマ 「心の旗を振ろう」—旗の揺らめきと指文字(手話)を組み合わせたデザイン
チャリティー活動 ヒュンメルが6クラブと協働した手話シャツの販売と選手着用シャツのチャリティーオークションを実施
代表コメント 部井久アダム勇樹選手の応援と連帯を示すコメント、協会広報による互いのリスペクト表明
関連リンク https://www.hummel.co.jp/https://www.handball.or.jp/
キーワード ハンドボール、デフリンピック、デフハンドボール、デフハンドボール男子日本代表、手話シャツ、ユニフォーム発表、チャリティー
画像素材 プレスリリース内で使用された画像ファイルのダウンロードが可能

以上がプレスリリースの要点と背景、関連情報の整理です。ユニフォームのデザインには手話や旗のモチーフが組み込まれ、チャリティー活動や選手・協会の連携を通じてハンドボールの魅力と社会的な繋がりが表現されています。大会日程や公式サイトなどの詳細は上記の情報をご参照ください。

参考リンク: