廃校再生のファロブルーイング、醸造免許を取得

ファロブルーイング始動

開催日:11月1日

ファロブルーイング始動
ビールっていつ買えるの?
醸造は2025年11月から開始予定で、製品は年内リリースを目指して準備中。具体的な発売日やラインナップ、販路は公式Instagramや今後の発表で順次案内されます。
どんな味のビールを作るの?
代表の国際経験を活かした高品質なクラフトビールで、山元町の特産や規格外農産物を原料に地域の風味を表現。使用済み穀物の再利用など環境配慮も特徴です。

廃校を活用した新たな醸造所、Faló Brewingが正式にスタート

宮城県亘理郡山元町に拠点を置く株式会社ファロが運営するクラフトビール醸造所「Faló Brewing」は、2025年10月28日付でビール及び発泡酒の醸造免許を取得

プレスリリースは株式会社ファロにより2025年11月1日に発表され、外部向けには2025年11月2日07時18分に配信されています。所在地は宮城県亘理郡山元町坂元山作1で、代表取締役は半田 成です。

宮城県山元町のビール醸造所、醸造免許を取得、製造開始へ 画像 2

免許取得の経緯とこれまでの準備

醸造所は2025年9月に竣工し、正式な醸造免許の交付を経て製造開始の運びとなりました。設立準備の一環として、2025年4月に実施したクラウドファンディングでは目標金額を達成しており、支援者への感謝が表明されています。

クラウドファンディングの成功と竣工の完了が、免許取得と醸造開始の重要なステップとなりました。設備の導入、衛生管理体制の構築、地域との調整などが段階的に進められてきたことが窺えます。

  • 醸造免許交付日: 2025年10月28日
  • 醸造所竣工: 2025年9月
  • クラウドファンディング実施: 2025年4月(目標達成)

Faló Brewingの理念とつくるビールの特徴

醸造所名の「Faló」はイタリア語で「焚き火」を意味し、焚き火に人々が集い語らうように、ビールと醸造所が地域や人々を温める存在でありたいという想いが込められています。企業ミッションは「ビールで明日をちょっとしあわせに」とされています。

ミッションの具現化として、品質の追求、地域性の表現、コミュニティ拠点としての役割という三つの柱が掲げられています。これらは製品設計から醸造工程、販売やイベント運営まで一貫して反映される方針です。

品質と独自性

代表は食品・酒類業界での10年以上のキャリアを有し、国内ブルワリーでの醸造経験に加えてオーストラリアで醸造責任者を務めた経歴を持ちます。国際的な評価としてはAustralian International Beer Awards 2023でGOLD受賞の実績があり、その技術と経験を基礎に高品質でユニークな味わいのビールを目指します。

醸造にあたっては国際的な評価経験を活かしたレシピ開発や品質管理が想定され、コンペティションで評価されるような風味の整合性や安定性が重視されます。

ローカル資源と持続可能性

Faló Brewingは山元町の特産品や規格外農産物を活用する方針を打ち出しています。地域資源を原料や風味の要素として取り入れることで、土地の風土や文化を感じられるビールを追求します。

また、使用済み穀物の再利用など、廃棄物削減を意図した持続可能な酒造りにも取り組む予定です。地産地消や環境配慮を前提にした製造プロセスが計画されています。

地域資源の活用
山元町産の農産物や規格外品を原料や副材料として利用
副産物の再利用
使用済み穀物の再利用など食品ロス削減に配慮

施設と地域連携、運営体制

醸造所は2021年に廃校となった旧坂元中学校をリノベーションして設けられました。元の学校施設を再活用することで、地域の思い出の場所を新たな交流の場へと転換することが計画されています。

リノベーションにより確保されたスペースは醸造設備のほか、試飲や直販、地域イベントの開催など複合的な利用が想定されています。地域住民との接点づくりが事業の核の一つです。

代表者と運営スタッフ

代表取締役の半田 成は、国内外での醸造経験を持ち、技術的な指導と運営方針の策定を担当します。現時点での公表事項としては代表の経歴や受賞歴が明記されていますが、運営スタッフの詳細や現地の採用情報などは今後の発表で順次明らかにされる予定です。

運営体制は品質管理と地域連携の両立を図る形で組織化される見込みで、地域資源の調達やイベント企画、販路開拓など複数の役割分担が行われることが期待されます。

販売・発表スケジュールと情報発信

醸造開始は2025年11月を予定しており、年内に製品をリリースする計画です。具体的な商品ラインアップや販売日程、イベント情報については公式Instagramアカウントで順次発表するとしています。

公式の連絡先およびSNSは以下の通りです。問い合わせや最新情報の確認はこれらを通じて行えます。

  • Instagram: @falobrewing
  • Instagram URL: https://www.instagram.com/falobrewing/
  • Email: falobrewing@gmail.com

プレス情報の要点整理

ここまで述べてきた内容を読み返しやすく表に整理します。免許取得日、醸造開始時期、所在地、代表者、ミッションや主な取り組みなど、プレスリリースに記載された事項を網羅的にまとめます。

項目 内容
事業者 株式会社ファロ(Faló Brewing)
所在地 宮城県亘理郡山元町坂元山作1
代表 半田 成
プレス発表日 2025年11月1日(配信 2025年11月2日 07:18)
醸造免許交付日 2025年10月28日(ビール及び発泡酒)
醸造開始 2025年11月より開始予定
製品リリース 年内リリース予定(2025年内)
施設の由来 旧坂元中学校(2021年廃校)をリノベーション
特徴・方針 地域資源の活用、持続可能性、品質の追求、コミュニティ拠点化
代表の経歴 国内外での醸造経験、Australian International Beer Awards 2023 GOLD受賞
広報・連絡先 Email: falobrewing@gmail.com / Instagram: @falobrewing
キーワード ビール, クラフトビール, お酒, 宮城, 山元町

以上がプレスリリースの主要な情報の整理です。Faló Brewingは地域に根ざした原料利用と持続可能な取り組みを掲げ、旧校舎を活用した施設で醸造を開始します。醸造免許の取得、醸造開始時期、代表者の経歴や受賞歴、連絡先などの事実を中心に報告しました。今後の製品ラインナップやイベント情報は公式発表を参照してください。