GRANY×前田ゼミ、米粉カップケーキを学祭で先行販売

南山大学学園祭で先行発売：廃棄予定のおからを生かした「おからと米粉のカップケーキ」

自然派グラノーラ専門バルクショップGRANY栄店は、南山大学前田ゼミとの産学福連携プロジェクトから生まれた新作スイーツを、南山大学の大学祭「NANZAN FESTIVAL 2025」にて先行販売します。開催日は2025年11月1日(土)〜3日(月)で、販売ブースは南山大学メインストリートのA-3番（正門受付側）です。

今回の商品は、地元豆腐店「四代目覚王山とうふ」が提供する、廃棄予定のおからをアップサイクルして活用したもので、南山大学前田ゼミの学生たちが企画・試作を重ねて完成した「おからと米粉のカップケーキ」です。環境配慮と地域資源の循環を意識した取り組みの一環として、学園祭での先行販売により、来場者に対して実物を手に取る機会を提供します。

販売日時と会場の詳細

販売日は次の通りです。11月1日(土)は12:00〜16:30、11月2日(日)は10:00〜16:30、11月3日(月)は10:00〜15:00にブースが開設されます。会場は南山大学（〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18）。アクセスは地下鉄名城線「八事日赤」駅より徒歩約8分、地下鉄鶴舞線「いりなか」駅1番出口より徒歩約15分です。

当日のお問い合わせはGRANY栄店 大上（電話：052-228-7555）まで。会場の位置はGoogle Map（https://maps.app.goo.gl/7G5NM5eR3WZNkkXp7）で確認できます。

前田ゼミ×GRANYの取り組み：行動変容とサステナブルな福祉の接点

南山大学総合政策学部・前田ゼミは環境政策や環境社会心理学を踏まえた行動変容の研究を行っており、今回のコラボはその実践の場として位置づけられます。ゼミの学生たちは、環境配慮行動（Reduce、Reuseなど）の実行を促す方法や効果の研究を背景に、具体的な商品開発と広報を通じて来場者の意識変容を促すことを目的としています。

GRANYは「日本の福祉をアップグレード」という理念のもと、就労継続支援B型事業所として障がいのある方と共に運営を行い、工賃を県内最低賃金に準じて保障するなど福祉的な配慮を実践しています。店舗では量り売りやリターナブル容器の導入を進め、包装ごみや食品ロスの削減を目指す取り組みを継続しています。

教育・福祉・地域がつながる場としての学園祭

今回の産学福連携は2022年に始まり今年で4年目を迎えます。ゼミ内での授業やワークショップのほか、大学の授業時間を用いた講演会で福祉や障がい者就労について学ぶ機会を設けるなど、学生の理解を深める活動が行われました。卒業生が福祉事業所の一員として加わるなど、学びが現場で生かされる循環も生まれています。

GRANYと前田ゼミの協働は、環境配慮行動を広げる実践の一つです。学生たちが作成した商品パッケージや帯に記載されたメッセージからは、関係者が伝えたいことや知ってほしい視点が表現されています。プログラムの一環として、来場者同士の相互理解を促すスタンプラリー企画（南山大学・中京大学の両学園祭連携）も同時開催されます。

商品の中身と周辺企画：フレーバー、価格、パッケージ、関連商品

「おからと米粉のカップケーキ」は有機素材を活用し、しっとりとした食感とやさしい甘さを目指して開発されました。フレーバーは〈チョコレート〉〈トリプルベリー〉〈さつまいも〉の3種類で、1個300円（税込）で販売されます。

加えて、過去のコラボから生まれたグラノーラ商品『和み』が復活し、今回は食べ切りサイズ（100g、600円税込）として学園祭で再パッケージ販売されます。ラベルには南山大学のエンブレムが入る予定です。学園祭後にはGRANY栄店での店頭販売も予定されています。

フレーバーごとの特徴

• チョコレート：ハイカカオの深い香りとナッツのコク、甘めのチョコチップを加えた仕立て。ほろ苦さとやさしい甘さが調和した大人向けの味わい。
• トリプルベリー：クランベリー・ブルーベリー・ラズベリーを贅沢に使い、爽やかな酸味とやさしい甘さが広がる華やかな味わい。ティータイムに適する風味。
• さつまいも：さつまいものやさしい甘さに有機メープルと黒ごまの香ばしさが加わる上品な味。しっとり食感で温かみのある仕上がり。

ちなみに、プレスリリース内にある記述によれば「クッキーには、以上のようなメッセージ付きの帯が各フレーバーについています」との記載があり、学生たちがGRANYとの関わりの中で伝えたいことを表現したメッセージが、商品に添付される形で提供されるとされています。今回の学園祭出店では、商品の帯やパッケージに記載されたメッセージも合わせて注目されます。

関連情報と活動の広がり、および要点の整理

GRANYは就労継続支援B型事業所としての役割を持ちながら、環境配慮型エコショップとしてゼロウェイストを目指す取り組みを進めています。工賃は2025年10月から工賃時給1,140円を一律保証しており、障がいのあるパートナーと共に運営することで自立支援に取り組んでいます。

同店の営業時間やアクセス、SNS情報などの詳細は以下の通りです。GRANY　栄マルエイガレリア店（〒460-0008 名古屋市中区栄3丁目3－1 Maruei Galleria 1F）。営業時間は10:00〜21:00（L.O.20:30）、定休日は無し、カフェスペースあり。電話番号は052-228-7555。公式サイトhttps://grany-shop.com/、Instagram：https://www.instagram.com/grany_sakae/。

同日開催の連携とスタンプラリー

11月1日〜3日にかけて、南山大学だけでなく中京大学中村ゼミとも協働し、両大学を巡るスタンプラリー企画を実施します。この企画は、学生や来場者が互いの取り組みを訪問・理解することを通じて、相互交流を深めることを目的としています。中京大学中村ゼミの情報はInstagram（https://www.instagram.com/nkmr_seminar?igsh=MWY5YnlqcTk5eDlw）で発信されています。

前田ゼミの活動情報はInstagram（https://www.instagram.com/maedazemi_gakusai/）でも配信中です。これらの情報は学園祭当日の動線確認や参加計画の参考になります。

要点まとめ（表）

以下に本記事で扱った主要な情報を表に整理します。学園祭での販売、商品仕様、運営団体や連絡先などを一目で確認できます。

以上が今回の学園祭での先行販売および産学福連携プロジェクトに関する主な情報の整理です。学園祭では商品の味わいやパッケージに込められたメッセージ、地域資源や福祉との結びつきといった点も確認できる構成になっています。